新米ひとり広報が、”県と市”を巻き込んで「スタートアップ新卒合同入社式」を企画した話
こんにちは!株式会社スタメンで広報を担当している上田すなおと申します!
私は、ITスタートアップであるスタメンに広報未経験で入社した、現在広報歴1年半の広報担当です。
以下のnoteで普段の業務や仕事に対しての想いをお話しているので、スタメンの広報活動についてや上田個人に対して気になるよ!という方は是非チェックしてくださると嬉しいです。
突然ですが、私は、生まれも名古屋で、濃い味大好き生粋の名古屋人として育ってきました。
スタメンが地元発のスタートアップであることは、私にとっては大きな入社の決め手でした。(もちろん他にもスタメンの魅力はあるのでそれはまた別のnoteでお話させてください。)
広報として、スタメンが東海を超えて全国、その先の未来では世界で活躍するスタートアップにするために、日々働いています。
事業広報・企業広報・採用広報と幅広く業務を行っていますが、広報が主導となり、様々なプロジェクトをスタメン広報として仕掛けてきました。
以下が実際のプロジェクト↓
そして、2024年4月5日に実施したSTARTUP in AICHI-NAGOYA 新卒合同入社式をスタメン企画で進めさせていただき、私自身プロジェクトリーダーとして本企画を推進してまいりました。
結果、9社19名の新入社員の方々が参加!
地元メディアにも複数取り上げていただきましたし、参加した新入社員の方々から「参加してよかった!」「楽しみながら交流でき、同世代の仲間と絆を深めることができた」と嬉しいお声をいただくことができました。
これも本企画に賛同する企業様がいなければ実現できなかったので、本当に参加いただいた企業の皆様には、感謝しきれないほどです。(参加企業様:株式会社Acompany / ASUE株式会社 / 株式会社APOLLO11 / 株式会社トライエッティング / 株式会社フリースタイル / 株式会社フレンドマイクローブ / 株式会社LEO / 株式会社レジスタ )
<露出メディア>
メーテレ
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.nagoyatv.com/news/index_amp.html%3Fid%3D023732%26usqp%3Dmq331AQGsAEggAID
テレビ愛知
https://news.tv-aichi.co.jp/single.php?id=4599
日経電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD04D6R0U4A400C2000000/
讀賣新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/chubu/feature/CO049151/20240405-OYTAT50040/
中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/879996
冒頭が長くなってしまいましたが、今回のnoteでは、前半にこの合同入社式実施に至った背景をお伝えしつつ、後半では、社外のメンバーを運営に巻き込んだ企画を推進する上でのポイントについてお伝えできたらと思っております。
上記の方々には楽しんでいただけるnoteになっているのでは?と思っておりますので、最後までお付き合いいただけると幸いです🙌
新卒合同入社式開催への想い
私が新卒で入社した前職は、名古屋大学発ベンチャーで、名古屋のスタートアップシーンに携わる方々にはとてもお世話になりました。
前職には、大学2年からインターンとして働いていたので、計7年と長い間、プレイヤーとして、名古屋のスタートアップシーンに関わり続けています。
そんな中で、愛知・名古屋のスタートアップシーンを盛り上げる企画を、スタメンが旗振り係として推進していきたい!と考え、代表の大西に企画を持っていったところから今回の取り組みはスタートしました。
東海圏スタートアップの新卒採用はまだまだ限定的でかつ、スタートアップやベンチャー企業に入社する新卒社員は少数で厳選採用されています。
私自身新卒でスタートアップに飛び込んだ身でありますが、同世代でスタートアップで働く方と関わる機会はほとんどなく、社内の同期も1人だけでした。
転職をし、現在は広報という職業柄もあり、たくさんの社外の方々との交流がある中で、「こんなにも、助け合ったり、刺激しあえたりするんだ。」と思う面が多くあり、新卒の時にお互いを高め合えたり、時には不安をぶつけたりする仲間が社外にいたら良かったな。と感じていました。
だからこそ、
自社の新卒のメンバーにはもちろん、過去の自分と似た境遇の方々へ企業の垣根を超えた「仲間」をみつけるきっかけを提供したい。
スタメンが主体性を持って本企画を推進することでスタメンのファンを増やしていきたい。
この2つの思いを持って企画をもっていたところ、即決で実施の決定にいたりました。
↓弊社代表 大西の開催に向けての想い↓
せっかく地元のスタートアップを集めて、合同入社式をするのであれば、自治体も巻き込みたい!ということで、スタメンからご依頼をさせていただき、共催という形で愛知県・名古屋市が入り、知事・市長による式典挨拶の調整・会場の提供・メディア誘致・当日運営などを対応いただきました。
新卒合同入社式実施までに行ったこと:タスク
完全なる自主企画で始めたので、大量のタスクを消化する必要がありました。(社内外でたくさんの方々のご支援やご協力をいただきました🙇♀️ )
ぶっちゃけプロジェクト自体はハードでしたが、なんとか走り切ることができ、様々なステークホルダーにとって良い企画になったのではないかと思っています。
また、「質とスピードを担保したタスクの推進」と「各ステークホルダーとのすり合わせ」を実際に体験しながら学ぶことができ、自身のビジネス戦闘力を上げることができたのは、とてもいい経験になりました!
式当日について
最初のプログラムは、知事・市長から式典挨拶として、愛知・名古屋のスタートアップの状況についてや激励のメッセージをいただきました。
その後、ベストセラー「1分で話せ」の著者であり、次世代リーダー育成の第一人者である伊藤 洋一さんの基調講演へ。
基調講演では、伊藤さんご自身の経験を元に、「思いがあれば、仕事で世の中を変えられる」「チャレンジして、失敗しても、それが経験になる」「夢をもって、努力した先には必ず、大きな成長がある」とこれからの社会人生活に大切なマインドについてお話いただきました。
基調講演のあとはワークショップを実施。
ワークショップでは、以下のポイントを意識してワークショップを決定しました。
次のコンテンツである交流会に繋がるように交流を促せるもの。
学びに繋がりつつも、ワークショップ自体が楽しいと感じられるもの。
就活っぽさのないもの。(せっかく大変な就活を終えて社会人になったのに、なんか就活っぽいなと思ってほしくなかった。)
ワークショップ参加者全員が主体的に取り組むことができ、新卒のみなさんだけでワークショップが行えるもの。
私自身ボドゲがとても好き!かつ親睦を深めるのにとてもいいツールだと感じていたので、なにか学びにも繋がるようなものがないか?探していたところ、株式会社トリプルバリューが提供する「エンゲージメントカード」を発見しました。
さまざまな価値観が記載された88枚のカードから、自分の大事にしている7枚の価値観を選び、選ばれたカードを元に対話を行うことで、互いの価値観を知ることができます。
メンバーを変えて2セット行い、それぞれ「これから働く上で大切にしたい価値観」「いままでの人生で大切にしてきた価値観」をテーマにカードを取捨選択していただきました。
カードを元に自身の考えや原動力について話していただくことで、自己開示や他者理解につながったと新入社員のメンバーから感想をいただきました。
ラストは、軽食と飲み物を用意して交流会を実施!ワークショップでアイスブレイクできたおかげでかなり盛り上がっていてとても嬉しかったです。
基調講演いただいた伊藤羊一さん・STATION Ai 代表の佐橋さんにもご参加いただき、新入社員方々の質問攻めにあっていました😆
また参加者の方々へのささやかなプレゼントとして、社会人生活に役立つ書籍をご用意し、新卒社員のみなさんで相談の上、ひとり1冊うけとっていただきました。(書籍のピックアップ作業は私が担当したのですが、すごく楽しかったです。)
最後はSTATION Ai 佐橋さんから後援挨拶をいただき、会が終了。
イベントを企画・運営して学んだこと
上手く行ったこと・予想通りにいかなったことそれぞれあったので、両視点から学んだことについてお伝えしてきます。
①行政の方めっちゃ協力的。
たまたまイベントでお会いした県・市のスタートアップ推進課の方々と「新卒の合同入社式やりたいんです!行政の力も貸してほしいです!」とどストレートに依頼をさせていただき、具体で進めるために、すぐに打ち合わせを組むことに。
その後、共催で進める旨や協力範囲のすり合わせなど、スタートアップのスピード感に合わせて進めていただき、大感謝でした。
知事や市長の挨拶でも「いつでも行政は皆さんの挑戦を応援している」と熱いメッセージをいただきましたが、本当に県・市の担当の方々はその言葉を体現されているなと感じました。
②ここみたらすべてがわかるをつくることが大事。
当たり前のことかもしれないですが、私はよく忘れがちなので、自戒も込めての共有です。
プロジェクトの全タスクは、Notionで管理し、それぞれのタスクの保有者・期限・進行状況を記録し、社内の定例ミーティングで進捗と抜け漏れを確認していました。
また、運営費の管理や、香盤表、参加者リスト、会場レイアウト案などは一つのGoogle スプレットシートにまとめ、社外の運営メンバーや参加企業様にも共有できる形で運用することで、共通認識が取りやすかったと感じています。
今回のプロジェクトは、構想から実施まで半年間の期間がり、notionとスプレットシートに情報一元化することで、どこまでが決まっていて、どこから着手する必要があるかを把握することができ、出戻りもほぼなく進めることができました。
また、クラウドツールで情報を残しておくことによって、別のイベントにも応用でき、タスク処理スピードが格段に上がります。
Notionプロジェクトテンプレ・香盤表テンプレはもしご興味がある方がいればご展開いたしますのでDMまでご連絡ください〜!
③一番全体を把握している人は当日は役割をなにも持たせない
今回の場合であれば、私が当日の香盤表作りから役割分担をおこなっていたので、全体の把握については一番できていました。
だからこそ、色々自分で手を動かしたいのをぐっと抑え、当日は全員のフォロー役に徹し、トラブル時にすぐに対応できる体制を整えていました。
実際、合同入社式でも司会がゲスト対応で手が外せなかったタイミングで、スムーズに司会を交代することができ、会の進行をスケジュールどおりに進めることができて良かったです!
④運営の仲間には式当日の動きを体験してもらうべきだった。
事前資料での共有や、口頭でのすり合わせは行っていたものの、実際の動きを体験していただく時間は設けませんでした。
会が始まると、運営のメンバーの中には、会場に来るのが初めての方や、当日運営のみ参加する方もいたりなどで、タイミングごとの立ち位置や動きを把握できていない方もあったので、進行表を元に、リハとして、動きの確認を行うべきだったなと思いました。
次回以降は、実際に体験することで、動きの具体性がぐっと上がり、プロジェクトリーダー以外の運営がより動きやすくなると思いますので、次回以降は気をつけたいと思います!
おまけ
実は、私の弟もまち作りコーディネーターとして、名古屋のベンチャー企業へ入社するとのことで、弟の会社の取締役の方に参加打診をさせていただき、当日参加することに!
テレビで放映された姿を見て、両親がめちゃめちゃよろこんでいました。
二人共せっかく、たくさん挑戦させてもらえる環境に身を置いているので、どんどん成長してお互いでっかくなってまた仕事の場で出会いたいなと思ってます。
結果として、本当にこの合同入社式の企画を進めることができてよかったです!長文読んでいただきありがとうございました。誰かのお役に立てたら嬉しいです。
最後に…
スタメンは名古屋・東京にて採用加速させています!
是非、スタメン面白そうじゃん!と思った方は是非採用サイトをチェックしてみてください〜!
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