発売から1か月
今年最初の投稿です。
元日、能登半島で最大震度7の大きな地震が発生しました。直線距離で約400キロ離れている島根県松江市でも、テレビの緊急地震速報から少し遅れてゆらゆらと揺れました。日本海沿岸に津波注意報が出たため、市内の防災無線からサイレンが鳴り、物々しい雰囲気に包まれました。
今回の地震災害で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
新年早々つらい出来事が続きましたが、2024年は映画『砂の器』が公開されてからちょうど50年になります。本書「『砂の器』と木次線」も発売からまもなく1か月が経過し、おかげさまで少しずつですが関心を持ってくださる方の輪が広がって来たように感じています。年末以降、2つのメディアに取り上げていただきましたので、今回はそのご報告をしたいと思います。
大晦日、地元紙に掲載
最初は島根県の地元紙、山陰中央新報です。昨年の12月31日、地方欄にわりと大きく、カラー写真入りで掲載してくださいました。
見出しは<映画「砂の器」公開から50年><奥出雲ロケ分析 本出版>というものです。記事の一部を引用します。
地元紙らしく、本書の中でも地域に言及している箇所に特に注目して、ご紹介いただいている印象です。
全国紙の島根版にも
年が明けて1月12日には、朝日新聞の島根版に掲載していただきました。見出しはズバリ<「砂の器」の謎を解く>。いっそこれを本のタイトルにすればよかったかもしれません(笑)
こちらも一部を引用します。
本書の内容を全体にわたって丁寧にご紹介いただいていますが、中でも第三章の松本清張にまつわる記述に興味を持っていただいたようです。
記者の方のこだわりで、写真もわざわざ亀嵩駅まで一緒に行って撮影していただきました。
ネットニュースでも配信
上の朝日新聞の記事は、同日中に朝日新聞デジタルでネット配信され、さらにYahoo!ニュースにも転載されました。
感心したのは、見出しが元の記事とは違って、<「砂の器」の舞台、なぜ奥出雲?>となっていたことです。新聞紙面とWEBニュースの特性の違いというか、確かにこちらの方がネットでは目を引くんでしょうね。勉強になりました。
もともと地方欄に掲載していただいた記事ですが、思いがけずYahoo!ニュースという大きな媒体で配信されることになりました。そして、その効果は絶大でした。
売り上げランキングが急上昇!
なんと、その日のうちにAmazonの売り上げランキングが急上昇。いきなり「映画論・映像論」のジャンルで3位、「メディアと社会」で6位、「映画の本(総合)」で9位(12日22時現在)になりました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます!
これがおそらく「最大瞬間風速」で、あくまでも一時的な現象だと思います。とはいえ、たかだか島根の1ローカル本が「必殺」や「ディズニー」と並ぶとは想像もしていなかったので、大変光栄です!ありがとうございます。
<追記>
上がピークだと思っていたのですが、翌13日も、下のようにさらにランキングが上がりました。重ねてありがとうございます!