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プラモデルサボり部 白サフでサボろう

  まるで最近の株価の用に乱高下するプラモデルへのモチベーション。しかしモチベーションが低いまま、プラモデルから遠ざかってしまうのは勿体ないと、平日の仕事終わりや学校終わりにサクッと仕上げる方法を研究する謎の部活動である。

 サーフェイサーとは、プラモデルの塗装をする前に下地として表面を整えるための定着剤だ。ヤスリがけなどの細かいキズも埋めてくれるし、塗料の食いつきも良くしてくれる優れモノだ。そんな便利ツールなのだが、このサーフェイサーと言うやつは『サフ萌え』という言葉ができるぐらいに発色が良かったりする。そんなサフ萌を活かした簡単白サフ活用術である。

そのまま活かす

   サフ萌えと呼ばれるぐらいに、発色や艶が良いのだから、そのまま使ってしまおうという単純な発想。さらに良いことにロボットアニメの主人公機は白を基調としたものが多い。白サフを吹いて、必要最低限筆塗りすれば、簡単に白い悪魔を作れてしまうかもしれない。ただやっぱりサーフェイサーと塗料では質感の違いが大きく、サーフェイサーが悪目立ちしてしまうかもしれない。ウェザリングなどをかけて全体の調子を整えると見栄えが良くなるはず!

冬季迷彩風にしてみる

  冬季迷彩とは、冬場の雪の中で行軍行うために機体や車両を白く塗り、雪の中でも目立たないようにする迷彩のことだ。冬場が過ぎると冬季迷彩を剥がさなくてはいけないので、簡単にはがせる程度の塗装になっている。そんな冬季迷彩を白サフで表現しようという発想だ。

冬季迷彩にして見たジム


  とはいっても怠惰なスナガガはあんまり面倒なことはしない。すでに色分けされているプラモデルを組み立てて、その上から白サフをかける。その時うっすらと下が透ける程度の厚さに塗るのがポイントだ。あとはモデルの角ばったところや塗装が剥げていそうなところに、金属色や元のプラモデルの色をのせていく。最後にウェザリングなどで古ぼけた感じを出せば、お手軽冬季迷彩の完成である。いろいろな人がやり方を紹介しているので、調べてみると面白いかもしれない。

運任せのハイライト

  これはサーフェイサーがサーフェイサーである所以を最大限に活かしたサボり方である。しっかりとむら無く白サフをモデルに吹きかける。それから下地が透けるぐらいの塗料で、筆塗りをしていく。そうすると角張ったところが白く透け、平坦なところに塗料が溜まるので重力によってコントラストが出来上がる。あとは細かなところを筆塗りで仕上げてあげれば、完成!

リンプラカラーを薄めてみた図

問題はうまく塗料を薄めないとうまくハイライトが出来上がらないところ。難しい時はシタデルカラーのコントラストタイプの塗料を使えば、そのまま濃度でキレイなハイライトを作れるはず!

最後に

  少しでもサボろうと試行錯誤を繰り返してきたスナガガと白サフの挑戦はいかがでしたでしょうか?究極の話、サーフェイサーだけ吹いてニヤけながら見つめるというのもありなのかもしれません。忙しく時間に追われる方々の参考になれば幸いと思うスナガガでした。



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