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【大会】伊万里ハーフマラソン2025 振り返り

6年ぶりのハーフマラソン、初めての伊万里に出てきました。
さて結果はいかほどに?



出走前

珍しく前日は早めにぐっすりと眠れ、予定より早めに起きることに成功した。レース日に8時間睡眠とれたのはいつぶりだろうか。
ポイント練習気分での参加であり、まったく気負ってなかったのが良かったらしい。朝ごはんは前日にあらかじめ茹でておいたパスタと食パンで炭水化物を補給した。

日が昇る前に家を出たので道は空いている。伊万里付近につくとマラソン参加者らしき車が増えていった。気温は2℃と冷え込んでいた。
伊万里に着いてからは会場近くの学校に駐車し、更衣室のある生涯学習センターへ。徒歩でいける距離なのは楽だ。

大会の雰囲気!
左の建物が更衣室。後程この駐車場はアップする人でたくさんになる


1時間半前、と予想より早い会場入りとなったけど、既に施設外でアップしてる人がそこそこいて、更衣室は着替え終えた多くのランナーが待機している。ヨガマットなど敷物を持参してる人が多く、この時点でリピーターが多いことに気づいた。

着替えをのんびりとしていると室内と付近はどんどん活気づいていく。Bグループの部屋だったのだけど、明らかに速そうな人が多い。ランナーの方ならわかると思うけど、速度に比例し被覆面積が減る法則とかウェア着こなしのこなれ感やら、みた瞬間に「あ、この人絶対速いやん」と直感的にピンとくる現象。寒くてもシングレット率がやたら高い。ていうか大学の陸上部なども目立つ。なんていうかイメージしてたよりガチランナーが多い。こわいよう。

軽い補給などもして出走1時間前からじわじわアップを始める。
寒いので動的ストレッチはしっかりと。時間はあるし、ついでなので会場の方を視察に行く。

スタートまでも近い
表彰台

会場ではブースなど何があるかを先に確認する。思った以上にテントが出店しており、美味しそうなものが目立つ。終わってからも楽しみだ。

貴重品としてスマホと財布を預け、一旦更衣室へ戻る。再度のアップを済ませて、出走30分前にサプリ補給とアップウェアを脱いでから整列に向かう。

9時40分を過ぎてスタートエリアにランナーが集まる。
Bブロックは比較的すいていたけど、真ん中らへんを選んだ。なぜなら最初は抑えてあとから上げていくネガティブスプリットで進むと決めていたからだ。そして絶対に自分より速い人はハーフマラソンの距離じゃ一度たりとも抜けないのはわかりきっているから無理に競う意味がない。

そして10時、号砲。
2025年最初のレース、そして6年ぶりのハーフマラソン!
短くもキッツイ21kmちょいのマラソンが始まった!

出走

いつものように先に結果から。タイムは…1:25:14(グロス)
ハーフの距離では練習を含めて自己新を大幅更新!
※ちなみにネットタイムは85分ジャストでおしくも84分台にはならず。あと1秒は大差。

はっ!??と驚いた。カロスによる理論値もそうだし、感覚的にも87分きれるかなぁ…?くらいのノリで走ってたのでまさか86分台どころか85分台前半とは…

内訳を振り返ってみよう。

前半: スタート-11km

アレッ??思ったより楽に走れる?!

当初の予定では キロ 4:07でどれくらいいけるか~?という想定だった。後半から上げるにせよ、15kmまではこの速度を軸にペース設計を行っていた。

スタートからの1kmは集団からの抜けが悪いし、アップを兼ねて少し落としていたけど8秒遅れなら出来すぎなくらい。

集団が捌けてからキロ 4:07で進んでいく。進んでいくが、そのうち気づく。「なんかスピードに対して心拍が全然あがらないぞ?」と。呼吸が全然乱れない。もっと飛ばしても全く問題がないと判断し少しだけペースを上げる。

5km地点はお試しでちょっと突っ込む。ちょっと難しそうだなと感じたのでペースを戻した。

11キロ地点だけタイムが落ちてるのは伊万里ハーフマラソン名物の登り坂。

山が現れたァ!

実際の斜度はグラフの印象程でもないけど、峠走感のある長めの上昇なのでペースは落とさざるを得ない。平日に似たような斜度の道をジョグに組み込んでるので坂への苦手意識はないけど、ここで無理して心拍を上げたらリカバリーができないだろうと判断し、登り80%くらいの地点で息切れせず駆けられるキロ 4:40くらいまで落とした。
その後、降りは呼吸を戻すことと力まないよう意識しつつ、少しだけ飛ばしてロスを抑えた。

ここから後半戦。ハーフだとあっという間!

後半: 12km-ゴール

地獄のビルドアップだぜ

登り地点から同じだけ降って、橋を渡った後に細かいアップダウンが待っている。橋からの景色が良くて走りながらもじっくりと周りを見た。なのでここだけは記憶に残っている(他はかなり忘れている)

15kmに到達した時点から予定通りギアを上げていく。
巡航速度をキロあたり10秒ほど速くしてもハーフマラソンなら持つだろうということで気合いを入れていく。さすがに閾値なのできついけど大きく呼吸が乱れたりもしないので、最後まで持つ!と確信する。

19km地点で落ちてるのは長めの坂。10km地点ほどではないけどペースは落ちるかなって登りだった。それでも巡航速度は全然許容値。残り3kmとなって脚を残す必要もないので心拍は気にせず突っ込んだら息はだいぶ荒くなった。

けっこう消耗したからか脚が重い。ハーフマラソンはこれだからきつい。きつさが短時間に濃縮だ。と思いつつゼーゼー息を荒げつつもスピードは落とさない。記録はそこまで気にしてない、というかハーフマラソンの記録は経験の少なさから感覚的に速い遅いがわからないのでどうでもいいが、最後の最後まで手を抜かないのは我が流儀ッ!!というわけでラスト200mはピッチを最大220、速度をこの日最大まであげる!!倒れそうだった!!

そしてゴール!時計を止める。
え!!?85分??!とゼーゼー息を吐きながら驚いた。

シューズ(サッカニー・エンドルフィンプロ4)のアシストもかなり大きいのだけど、自分が思ってもない記録を出せるのはさすがレース…!

キロ4:01巡行は普段の15km練習でも出さないよ


各種データ

ハーフマラソンにしては抑え目な気もするけど6年前は「閾値」って何?レベルだったし、ランログも残ってないので比較ができない
こちらも同じく。
フラットなら無酸素持久33%を50%まで上げられた気もする
わりと安定している
ボディバッテリー的なやつ、100%から一気にこうなった。
30kmの閾値走より消耗している。実際翌日(本稿作成次点)は倦怠感と眠気がひどくマジできつかった


完走後

最初は練習がてらだったはずが、思いもしない記録が出た上に気温もちょうどよくポカポカして上機嫌!というわけでブースを楽しんでいく。

JALのコンソメスープ(無料)
伊万里牛の汁物(無料)
参加者には200円分の引換券がもらえる。
ちょうど200円のいちご大福がウマイ!

スマホ回収前なので撮ってないけど、ぜんざいもいただいた。温かいものがウマイ!!
あとはバナナもいただいた。

こちらはフィニッシャータオル。縁の部分まで凝ってる!

クオリティがたけぇ
サッカニー・エンドルフィンプロ4
消耗が惜しくて練習では一度だけの10kmテストで実践デビュー。
すばらしいシューズ。相性花丸。

更衣室に戻って着替えたのち、せっかくなのでコースを遡っていく。
12時を過ぎたくらいでも当然走ってる人はまだたくさんいた。最後尾を見届けてから駐車場まで戻り帰路についた。

フィニッシュ地点
伊万里と言えば!の象徴は町中に多く点在している
伊万里駅の連絡橋から。あと少しですよ!


所感

別大に向けたテスト、ポイント練の位置づけのつもりだったけど予想以上にいい結果が出たし、なにより楽しかった。リピーターが多いというのも納得する。気温も完璧で走りやすかった。
ハーフマラソンは補給食が要らないし、事前のコンディショニングやレースの作戦もそこまで細かく考えなくていい点は楽だ。

今回はペースコントロール、コースへの対応、状況判断など内容面がかなり良かったので現状でやれることは全部やったな…と満足している。結局のところ結果よりこっち、過程が大事なので個人的採点は高い。

本命レースの別大までもう3週間を切ったけど、今のところケガもなくこれているしいいイメージで迎えられそうだ。
年始のトレーニングから軽度のテーパリングを経ての出走だったので、そこからどの程度の強度のトレーニングを何日前までに行えば回復が間に合うか?もわかってきた。本番までにもうひとつ追い込んで状態を上げていきたいと思う。

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