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【大会】第104回カントリーレース/24km(2022/11/27)
基本情報
開催日: 2022年11月27日
走行エリア:牛斬山登山口~皿倉平(福智山地縦走)
距離:約24km
標高差:+1600m -1400m
制限時間: 16時 (関門/20kmすぎ、市ノ瀬峠)
開始時間:朝9時30分
カントリーレースは年に2回、春秋に八幡山岳会が開催しているトレイルレースである。牛斬山登山口から皿倉平までの福智山地を縦走するワンウェイコースとなっており、24kmと距離は短めであるが福智山までの登り、その後もちょこちょこと出現する登りはなかなかハードで健脚向き。しかし、快走区間も多く走って気持ちいいコースだった。
動画
※写真をほとんど撮ってないので適当に動画からキャプチャする。
(なのでアスペクト比はちょっとおかしい)
会場・スタート前
JR採銅所駅で荷物受け取りが行われる。
しかし駐車場に限りはあるので公式でも公共交通機関による移動をお願いされている。このJR採銅所駅は無人駅であり、日田彦山線自体が本数も少ないこともあって大会に合わせるなら2本程度しかないので行きの電車はトレイルランナーだらけだった。
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駅に着いてからはスタート地点である牛斬山登山口までの登りを各自歩いていく。商店などはないので、補給食などはあらかじめ用意しないと補給できないので注意。
忘れがちな注意点として、もしコース中でトイレに行きたくなった場合は福智山下の荒宿荘にバイオトイレがある。有料なので小銭はもっていきましょう。ここ以外では実質スタート地点の採銅所駅、ゴール後の皿倉平にある。
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スタート~牛斬山山頂付近
受付、集合写真の撮影のあと朝9:30からスタート。
ひさびさに9時台スタートの大会に出た気がする。ショートレースだとこの点が非常にありがたい。
スタートしてからは牛斬山を目指してひたすら登る。フラットな箇所はほぼないので普通に登山である。なのでけっこうダンゴになる。
上位を目指すなら前のほうにならばないとここでロスとなる(今回、最後尾からスタートした)
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牛斬山山頂付近~焼立山
牛斬山の山頂には向かわず先に進むことになる。
ここからはレースのために山岳会の方々が整備してくれるルートを通ることとなり、コースのハイライトともいえる開けたトレイルを進んでいく。
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かなり走れるのだが、わりとアップダウンが激しくけっこうタフ。
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前が見える分、登りは視覚的にもこたえる。
歩かないと登れない坂にいるランナーの姿が目に入ってしまう。
写真で見るとシーズンオフのスキー場のようだ。
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焼立山~福智山
このようなアップダウンの他、急坂のアップダウンも待ち構えている。
急なダウンはスリップにビビッてけっこうゆっくり進んだ。
この間にもピークはあるのだが割と地味でコースに同化しているので割愛。
そしていよいよコース最大のピーク、福智山へ。
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福智山からは直方市街が見渡せる。
けっこう応援のために登ってこられてる方は多かった。
福智山から下った先には山小屋があり、反対に進むと水場がある。
今回水分に余裕はあったが一応念のため少し補給し先にすすんだ。
福智山~尺岳
福智山を降ってからは快走区間となる。
降り基調となるので、けっこう飛ばすことができる。
とはいえ登りもちょこちょこあるので脚にはこたえる。
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ここから中間地点の尺岳平を越えてからも上記写真2点の組み合わせ構造の峠がいくつも続き、距離感覚がおかしくなってくる。
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尺岳~市ノ瀬峠
とにかくひたすら進む。この辺に入ると前後のランナーが一気に減った。
ちなみにレーススタートの1時間前、「歩き中心」でエントリーしていた人たちがスタートしている(ゼッケンの色が違う)
中間地点前後はその方たちを多く追い抜いていくこととなった。
しかしランナーには出会わない。しばらく一人旅状態で黙々と進む。
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15kmを越えたあたりからけっこうしんどう登りが増えてくる。
距離自体は短いものの、走るのはきびしいくらいの斜度でアップ→ダウンが頻繁に繰り返される感じだ。また登りか…と精神的な疲れ。
降りで一気に飛ばしたほうがいいかもしれない。
不思議なもので、この辺で前後のランナーと接近する。
前に追いついたのはわかるが後ろから数人に追い抜かれて驚いた。全然余裕ありそうだったし…
そして市ノ瀬峠へ。
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市ノ瀬峠~皿倉平
いよいよ最後の山、皿倉山である。
飛ばしてたので疲れがだいぶ来ている中でしっかりと登りがくる。
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皿倉山のトレイルはかなり綺麗で、歩いて登らざるをえない箇所でも周りを見渡すと気分がまぎれる。
そして登りと言えど距離・標高は大したことない。フラットな地点まで来たらあとは走れる!
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ついにゴール!スタートで見た大会のシンボルと言えるのぼりを再びくぐる。短いレースではあったけどしっかりと疲れた。
ゴール後
ゴール後のご褒美は名物の豚汁である。
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ふるまいとして出されるこの豚汁は疲れた身にしみてとてもおいしい。
飲み物もいただき、しっかりと満足した。
ゴール後は行きに預けたバッグを回収し着替える。
おつかれさまでした。
下山は皿倉山の登山道を使うかケーブルカーを使用するか、になる。
レース装備を収めたバッグや服が山用ではないのでケーブルカーにした。
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コース
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まとめ
春に試走 したときも思い返せば登りで苦しんだはずなのにすっかり忘れてしまっていた。開放的なトレイルと快走区間の気持ちいい面だけを覚えて…
大会としては小規模であるがゆえ、いい意味で派手さがなくトレイルを走ること・他のランナーや応援してくれてる方たちとの距離が近くて心地よかった。
シティマラソンなどでもそれは可能だけど、イベント感が強くなっており趣旨としても記録よりファンランナーの参加に重点が置かれおまけに参加費も高騰していく中、3000円と格安の参加費でストイックに走りを追求する方針というのは大変貴重だ。
やはりレースである以上は自己への挑戦という側面をなくしてはならないと今年いくつか出て改めて感じている。出場者が「もてなし」を大会に求めすぎる姿には違和感があるから、このようにコースを整備し記録をとってくれておいしい豚汁がいただけるだけでも充分なように思える。
とか言いつつもアットホームな雰囲気なので普通に楽しかったし、レース中に多くの方と一期一会の交流をするのは好きだ。
来春のほうはスケジュール次第であるのでわからないけど、また出たいと思えた大会だった。