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続・すなねずみと温度管理 Switchbotと加湿器増設
これまでの話
今まではSwitchbotを使って温度管理を重点的に行っていたが、マーブルの耳からの出血を機に湿度の管理にもより力を入れることにした。
いままで使っていた空気清浄機を捨て、新しい徐加湿空気清浄器を導入した。
ペットの温度管理全般については以下からどうぞ。
湿度が下がりすぎる問題
予想はしていたが、暖房をつけるとすごい勢いで湿度が下がっていく。
当初の目的である多湿を避けるという意味では達成できたが、これからの季節(10月以降)は暖房をつける事が多くなり、今度は湿度が下がりすぎる問題に直面した。
今まではスチーム式の加湿器を「乾燥しているな」と思ったタイミングで使っていたが、これを機に買い換えを決意した。
当時の状況
温度:25.5℃~26.8℃(平均26.2℃)
湿度:40%~54%(平均47%)
温度に関しては問題ないが、湿度が少し下がりすぎている。
1日中室内で仕事をしている事も多いので、室内が乾燥しすぎているとマーブルもだが僕も辛い。
そこで、目標値を以下の通りに設定し、加湿器の検討を始めた。
めざす目標値
温度:26℃
湿度:50%
加湿器の選定基準
加湿方式が気化式であること
Switchbotで制御可能(=外からでも制御可能)
水のタンクが大きい(6時間はもってほしい)
電気代が安い
上記を踏まえて、PanasonicのFE-KXU07-Wを購入した。
以下は少し詳しい選定内容。
1.加湿方式が気化式であること
各加湿方式を検討した結果、気化式が最も良いと判断した。
各加湿方式のメリット・デメリットは以下の通り。
超音波式
〇:小型、安価、Switchbot純正がある
×:電子機器に悪影響を及ぼす可能性あり
スチーム式
〇:短時間で加湿可能
×:電気代が高い、結露する、無人運転は怖い
気化式
〇:熱が出ないので無人でも安心、電気代が安い、結露なし
×:加湿速度が遅い
ハイブリッド式
〇:スチーム式と気化式のいいとこ取り
×:電気代が少しかかる。電気代はスチーム>ハイブリッド>気化式
×:良いとこどりであるが故に中途半端
2.Switchbotで制御可能
外出先からの操作ができることも重要な選定基準。
このタイプのSwitchbotを使うことで電源ボタンをON/OFFする事ができる。
このタイプのSwitchbotを取り付ける事ができる電源ボタンが必要。
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ちなみに、この方法には1つ弱点がある。
それは、本当にONになったのか(またはOFFになったのか)わからない事。
例えば外出先で室内の湿度が下がっていたことに気づいたとする。
早速Switchbotを使って加湿器の電源をいれるが、万が一エラーなどで動作していない可能性を排除する事はできない。
ぱっと思い浮かぶ確認方法は以下の通り。
しばらく時間をおいて湿度が上がっていたらONになっていたがわかる
WEBカメラなどを使って加湿器の運転状況をモニターする
しばらく待ってから・・・というのは論外だし、WEBカメラでのモニターも一覧性が悪く、Switchbot操作→カメラ確認というのも手間。
そこで、Switchbot プラグミニを使うことにした。
Switchbot プラグミニはリアルタイムの消費電力を見ることができるので、消費電力から運転しているのか停止しているのかを判断できる。
同じSwitchbotアプリの中で操作と確認が完結するのも楽。
左のパネルは電源を押すSwitchbot ボタンで、右には消費電力のパネルがある。
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上記の特徴を使い、以下の様なトリガーをかけている。
こうする事で、電源ON/OFFを確実に実行する事ができる。
右のケージの中の温度計が湿度53%以上の時:加湿器OFF
プラグミニの電源をOFFにすることで、加湿器への電力供給をカット=電源をOFFに。右のケージの中の温度計が湿度47%以下の時:加湿器ON
プラグミニの電源をONにして通電させた状態にし、Switchbotで加湿器の電源ボタンを押す
3.水のタンクが大きい(6時間はもってほしい)
今回購入した加湿器はFE-KXU07-Wだが、公称値の連続運転でちょうど6時間もつ。
実際には連続運転する事はなく、設定湿度を維持する為に自動的に運転と停止を繰り返すので最低6時間持つと考えて良いと思う。
湿度にも依るが、実際には8-12時間程度 普通にもつ。
4.電気代が安い
24時間稼働した際の消費電力をSwitchbotプラグミニで確認したところ0.31kWhであった。これは電気代にすると10円以下/日。
10円/日が8円/日になっても大して変わらないので、この点はクリアとした。
現在の状況
まだ数日ではあるが、加湿器増設後の状況。
少し前からマーブルの部屋の中にある温度湿度計を基準にエアコンや除湿器を調整している。
マーブルが普段いる部屋の温度湿度をもとに室温を調整したほうがより現実的だし、ケージの中は熱がこもりやすいのでこちらに合わせた方が良いと判断したため。
温度:25.8℃~26.8℃(平均26.3℃)
湿度:44%~55%(平均50.2%)
ちなみに湿度が44%まで下がっているのは、夜中に加湿器に水がなくなっているのに気づかなかったため。
上記を踏まえて、現在は1日2回給水している。
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まとめ
加湿器を増設した効果は絶大で、マーブルや僕たちにとってもより良い環境になった。
給水タンクを2個分扱わなければならないのは手間だけど。
続き
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