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フェスが楽しすぎて、まだ家に帰らない

キナリ読書フェスに参加しました。

すごく楽しかったので
個人的な記録としてnoteを書きます。

キナリ読書フェスは作家 岸田奈美さんが主宰された
読書感想文のコンクールです。

私は岸田奈美さんの文章や絵、その行動が好きなので
キナリ読書フェスの開催が発表された時に参加を決めました。

いっぱい楽しみたいと思ったので
「キナリ読書フェスをもっと楽しむ記念BOX」
を購入しました。

フェスの課題図書は5冊あって
・銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
・くまの子ウーフ(神沢利子)

を読むことに決めて購入。

キナリ読書フェスは11/22・23の二日間の開催。
11/23は仕事なので参加できないけど、22日だけ参加して、本は早めに読んで1日で書いたら提出できそうだな。
と計算していました。

でもフェスの日が近づいて来ると、キナリ読書フェスに関するnoteを岸田さんが次々とアップされて
優しい人が好きだけど、人に優しくされるのがおそろしい
で紹介された
・世界は贈与でできている(近内悠太)
を読みたくなって購入しました。

・家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(岸田奈美)
は読み終わっているし、あとは
・さくら(西加奈子)
を読んだら全部読めちゃうな。という事で「さくら」も購入。

さらに11/23の出勤を24に変更して11/22,23の二日間参加できるようにスケジュールを調整。

ついでに晩御飯の用意をしなくていいように
大同電鍋でサムゲタンを作ってワクワクしながら当日を待ちました。

「世界は贈与でできている」は前日の11/21に読了。
この本は課題図書の中で1つだけ異質だと思っていて
(ビジネス書だと思っていた。)
実は読むつもりはまったくなかったのです。

でも読み始めたらすごく面白くて
この本で感想文を書きたい!って思いました。

世界の見方が変わる本で本を読む意味が分かって、勉強がしたくなる本でした。そしてこの本について人と話がしたくなる本でした。
読み終わったのは夜中でしたが、まだこの本を読み始めたばかりの夫に、この本で感じたことを話しました。

こんな風に、楽しみにしすぎて早く眠れなくて
若干寝不足でフェスの当日を迎えました。

11/22 課題図書を読む日が始まりました。
10:00 開会式

開会式の好書好日編集部と岸田さんの対談で
書評と読書感想文の違いを知りました。

書評の主役は本。
書評にはどんな事が書かれているか、その本の良いところや悪いところがレビューされていて、数値化が可能。

読書感想文の主役は自分。
読書感想文には本から受け取ったものが書かれていて、何を受け取るかは自由。数値化は出来ない。正しさは不要で楽しければ何を書いてもOK。

何を受け取っても良くて、何を書いても良い
というところに励まされました。

読書感想文は苦手だけど書けそうな気がしてきた!

開会式の後に「銀河鉄道の夜」を読み始めました。

お昼はつけ麺を食べに行って、神社に寄って続きを読もうと思ったのですが七五三で賑わっていたので家で続きを読みました。
15時前に読み終わったのですがびっくりするほど疲れてしまいました。

なので、おやつはしっかり甘いものを食べました。
カップはくまの子ウーフのお話に出てくるカップを
イメージして選びました。
フィンランドの旅行で買ったククサというカップです。

15:00 おやつ配信

おやつ配信では記念BOXに入っていたキナリ読書フェスのために用意された特別なおやつとお茶の紹介があったり、ハッシュタグ「#キナリ読書フェス」で投稿されたTwitterの投稿などが紹介されました。

個人的な記録なので個人的な事を書きますが、この配信の中で、なんと私は名前を呼ばれていて、Twitterの投稿を読んでもらっているのです。うふふ。

読んでもらったのはこのツイートです。

この配信は宝物です。

「#キナリ読書フェス」のタグをたどると一緒に参加されている人が読書フェスをどんな風に過ごしているのかがわかって楽しかったです。

サムゲタン風スープを作っている方が!
私も晩御飯はサムゲタンですよー!

結局、おやつでは疲労が回復しなかったので散歩に出かけて、それから「さくら」を読み始めましたが、半分くらいで読むのをやめました。
無理して読んで、楽しくなくなっては元も子もないのです。

19:00  晩御飯。
作っておいたサムゲタンを食べました。

「世界は贈与でできている」の著者 近内悠太さんと岸田さんのトークライブはアーカイブで拝見しました。

千年前からこじらせた奴がいる万葉集
教員免許は何なのか
常識を膝カックンさせる
ツンデレは差出人の作法
などなど。
次々と面白いワードが飛び出す最高に面白いトークライブでした。本を読んでいない人は読みたくなるし、読んだ人はより理解が深まります。
お二人がめっちゃ早口なので観ると2倍賢くなった気になります。

YouTube版はこちらから見れます。

20:00 「くまの子ウーフ」編集者 松永さんと岸田さんのトークライブ&マリオネット劇とお歌の配信。

編集者とデザイナーのお話を聞くことができて
記念ボックスが欲しくなる配信でした。
音読もやってみます。

後半に配信トラブルがあったので、ご覧になるのはトラブルが修正されているYouTube版をお勧めします。
YouTube版はこちらから見れます。

21:00 [限定座談会]課題図書ごとに、読んだ本の感想を語り、深め合う会

ここからは記念BOX購入者限定のZoomを使った座談会。
読んだ本をそれぞれ報告して、チーム分けされて、それぞれのチームで本について話します。

私は「銀河鉄道の夜」で参加。人数が少なかったので「さくら」を読んだ方と合同のチームになりました。岸田さんを含めて4名で本について語りました。
「さくら」を読まれた方が、ネタバレに配慮してお話してくださったのがとても嬉しかったです。

すごい大好きな著者に、違う本を読んだ感想を伝えてアドバイスをもらうなんて、そんな体験ありますか??私はあります!!

さらに「世界は贈与はできている」チームは、なんと著者 近内悠太さんがチームに加わるというサプライズ。

本を読み終わったら著者が登場して、感想を伝えたり直接質問出来るなんて、そんな体験ありますか??うらやましい!!

記念BOXはとにかくプライスレスでした。

11/23
8:00 まず朝ごはんを作ります。

昨日のウーフのお歌の配信に登場した目玉焼きの映像が可愛くて、朝ごはんは目玉焼きに決めました。

空っぽのお皿を並べてレイアウトを考えて

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こんな朝ごはんになりました。
目玉焼きを焼いたのは久しぶりで、二つ焼いたうちの一つ失敗しました。

10:00 読書感想文を書く日のスタートです。

「銀河鉄道の夜」の読書感想文に取り掛かります。

岸田さんは事前に読書感想文の書き方を
記念BOX購入者限定で配信されていて
その配信の内容をまとめたnoteを公開されています。

配信を聞いて、これも読んだはずなのに
さらに昨日、直接お話したのに書けないって。
逆にすごいな私(明後日の方向にポジティブ)。

感想文の途中でお昼の時間になったので、ピザを食べに行って、散歩して、帰ってきてからまた感想文に取り掛かります。

あとから「#キナリ読書フェス」の投稿を見たら
いました!散歩されている方が!
しますよね、散歩!

15:00 おやつ配信

今日はおやつに限定BOXに入っていた
「ウーフが大好きなはちみつたっぷりのマドレーヌ」と
「銀河鉄道でもらった立派な苹果」を食べました。

写真は撮ったものの、投稿する心の余裕がなくて
そのまま読書感想文に取り組んでいました。

そしてなんとか完成!

思ったより疲れてしまって
書き終わったらぼーっとしていました。

でもあと一つどうしても書きたかった
読書感想文を書きました。

欲を言えば「世界は贈与でできている」の読書感想文を書きたかったけど、思ったよりとても疲れていたので今日は書かないことにしました。

19:00 晩ご飯。今日もサムゲタン。

宮沢賢治記念館・元副館長の牛崎敏哉さんと岸田さんの配信はアーカイブで拝見しました。

宮沢賢治さんがどんな時代に生きて
それがどう作品に影響したのかなど
知らなかった事を教えてもらえた
嬉しい配信でした。

21:00 [限定座談会]読書感想文を書き終えたことをねぎらい、読み合う会

こちらも記念BOX購入者限定の特典のZoom座談会です。

チーム分けをしてから各チームでの座談会の予定だった様ですが、座談会スタート時に参加者が少数だったので
書き終えた読書感想文のURLを伝えたら岸田さんが褒めてくれるという、どうしたら良いのかわからない座談会になりました。

私は厚かましくも2つのURLをお伝えし両方を褒めてもらいました。

岸田さんを通して、まったく知らなかった方とチームになって本の感想を伝えてあったり、キナリ読書フェスの感想を伝えあったりできた事もとても嬉しかったです。

記念BOXはものすごく特別なBOXでした。

キナリ読書フェス、本当に楽しかった!
そんな気持ちをおやつの写真で投稿して11/23は終了。

ものすごく大きくまとめてしまうと5冊の課題図書は、全部愛について書かれていて、読書フェス自体もすごく愛にあふれていました。

フェスの間、「#キナリ読書フェス」のハッシュタグが付いたTwitterの投稿に岸田さんが一つ一つコメントを付けていて、感想文を書いている人には頑張れと応援したり、書き終わった人にはお疲れ様の言葉を贈られたり。
配信の中でもみんなを応援されていて、なんて幸せなフェスなんだろうって思いました。

私は邦楽の野外フェスが大好きなのですが
「#キナリ読書フェス」のハッシュタグを追っていると
思い思いにみんなが楽しんでいて
たまに自分のやっている事とタイミングが重なったりする感じがフェスの自由な空間っぽくて良かったです。

野外フェスもたくさん人がいても、ライブを観たり聴いたり音楽と向き合っている時はひとりだから、そんな所も似ているのかも。

反省点はものすごく欲張って全部楽しもうとして疲れちゃったことです。

本を選ぶところからが大切なのに、
「全部読みたい!」って欲張ってしまいました。

課題図書を全部読みたかったのは、参加された方の感想文も全部読みたかったのです。

でも全部読んでみた事で、
この本とあの本は繋がっているな。とか、
あの本の答えがこの本にあるな。とか、
考えたりするのが楽しかったです。

音楽のフェスも全部を楽しむものじゃないので(音楽のフェスは力を抜いて楽しめる)、次の機会があったらもっと計画的に楽しみたいです。
(全部読むなら、もっと早くから読むとか、ちゃんと前日は寝るとか、ね。)

とにかく楽しくて幸せなフェスでした。
素敵なフェスを開催していただき本当にありがとうございました。

お礼を伝えたくてキナリ読書フェスの感想を書いたけれど、まだもう少し読んだり書いたりして余韻に浸りたいと思っています。

音楽のフェスは家に帰らない訳にはいかないけれど、読書のフェスは行きっぱなしでも大丈夫なので、まだふわふわと本の中に居て、フェスを楽しんでいます。




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