良い公共空間とは、どんな空間だろう
前回投稿したnoteの公共図書館は、公共建築の一種だが、大きい枠組みでいうと、公共空間でもある。
前回の投稿にも書いたが、私は「人の居場所を提供する」建築が好き。
けどこの「」の内容は、建築に限らない。
例えば、公園も立派な人の居場所だ。そして、公園こそ公共空間を代表するもの。
公園はみんなのオアシス
公園には小さな公園や大きな公園。そのほか、ただ芝生の平地が広がる公園もあったり、遊具があったり、木がぽつぽつ立ってたりする公園もある。
公園の最大の魅力は、
特に目的がなくても行けること
なんか癒される
みんなが思い思いの場所をみつけて思い思いのことをする
(例:ピクニックとか、花見とか)
前回挙げた3つ公共図書館の魅力と内容がかぶる!
ここで、前回も挙げた建築を一つ取り上げたい。
みんなの森 ぎふメディアコスモス
伊東豊雄建築設計事務所による、岐阜駅から徒歩圏内の公共図書館。
この写真は2階の図書館のフロアで、のびのびとした空間が広がる。
天井から傘のようにぶら下がっているのは、「グローブ」と呼ばれ、大小計9つのグローブがある。
グルーブの中(下)は、机だったり、座る場所だったり、貸し借りの受付だったり。その各グローブから放射線状にカーブを描いて、本棚が配置されている。
伊東さんによると、グローブは小さい家のような場所。そして、空間全体は街のよう。
確かに!
グローブの間を縫うように歩くのは、確かにぶらぶら街を歩く感覚に似ている!
つまり、公共の空間の中にプライベートな空間がぽつぽつ存在する。
それは、また、だだっ広い公園で、人が思い思いの場所で、輪をつくってピクニックしているような感覚にも似ている気がする。
みんなの一部、けど、みんなとは絶妙な距離感の中で共存する。そのなんとも言えない帰属感、仲間感、"ここにいてもいいんだな感"、がとても心地よいよね。
まとめ
良い公共空間は、
・なんとも言えない帰属感、仲間感、"ここにいてもいいんだな感"を人が感じられる場所
・みんなが思いの思いの場所で思い思いのことができる場所
・ふらっと寄れる場所
なのかな!
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