淋しい
時々 小さな私が 心の中で叫ぶ
一緒にいて欲しい
そばにいて
と ほろほろと泣いている
そんな淋しさに
涙が溢れてしまうことがある
子どもの頃のことか
20代の頃のことか
深い悲しみを感じていた
あの時の 淋しさとリンクして
頼りたいのに そばにいなくて
甘えたいのに そばにいなくて
手を差し伸べては くれなくて
支えてもらいたいのに
寄りかかりたいにのに
甘えていたいのに
そばには 誰もいない
怖くて 淋しくて 苦しくて
支えてくれる人がいない
そう 一人きり
孤独を感じていた時の 淋しさ
身体に染みついた その淋しさと
共鳴してしまう
肌の深層から湧き上がり
深い淋しさに包まれて
涙が止まらない……
あ、また……繋がってる……
私の中の 消えない傷
何度も感じているから
知っている 心
淋しい……
いつまでも 浮かび上がる 傷痕
いつまで 私を泣かせるのだろう……
ただ そばにいたい
それだけなのに
心に沁みて
泣いて
淋しいは きらい……
〜深層〜
淋しさに包まれるとき
深層にある淋しさにつながる
自然な感情を感じていると
ふと ストンと
深みに落ちて
気づけば 深層に沈んでいる
あ、まただ……気づく
深層にいることを感じて
あの淋しさに 呼び戻された
小さな私の心を感じている
消えない淋しさは
忘れないでと言っているよう
そうだね
とても淋しかったよね
消えないよね
消えないよ 淋しかったもんね
そんな 独り言のような声を
心にかける
淋しいと もう感じたくない
そう言って 泣いているから
うんうん そうだねと
一緒に共感し 慰め合って
またふと スッと 今度は浮き上がり
今に 帰る
あ……戻った……
少しの時間旅行を体感して
そして 前を向いている
・・お読みいただきありがとうございます・・
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