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🌇夕日に想う…🌇

明日は土曜だ。今週は二日、休んだ。いつまで経っても治らないインフルで、うんざりした私は、二日前、発熱外来を通って病院の主治医の所へ。
「いつまで経っても治らないのですが」
大きなマスクで顔を隠した女性の医師が、目を緩くさせて、微笑んだ表情をみせた。
「咳が治りませんか」
「咳も、熱も」
「インフルエンザは、完全治癒まで、30日懸かります。
あなたの場合、救急車で運ばれてきたりして緊急性が出るような高熱でしたから、ね。まぁ、喘息もお持ちなようだし。あと1週間くらいで少なくとも熱は引けると思います。咳は少し気管支炎の形で残るでしょう」。

苦労して5000円かけてコレしか言われないのか、とガックリ。先生が廃番の薬を処方したので苦情の電話をしたら看護師がそれを医師に説明し、恐縮した医師が看護師に頼んで行きつけの薬局に電話して良く効く薬を頼んでくれた。咳はこの薬のお蔭で大変よくなり、ほぼ大きな咳発作は少なくなった。

来週も薬を貰いに別のクリニックに行く予定。


救急病院は隣の駅なので、帰りの道は電車で帰った。

電車で乗り合わせていたカップルが、女性が40代、男性が30代くらいか、二人でおそろえのデザインの布のマスクをしており、彼が彼女と話をしていて、彼女を見ていて、突然、彼女の頬を触ったかと思ったら、偶然の様にマスクのまま口を重ねていた。👀💦周りは絶句。
あまりにロマンチックなのでつい見惚れてしまった。

薄ピンクのマスクの彼女が窓の外にジィっと目を凝らしていながら、あの駅とこの駅じゃどっちで降りる?みたいな質問をして、駅に見入っていると、ブルーマスクの彼が、それを見ていて、突然、マスクのまま、彼女と口を合わせた。

彼女は驚いたか、電車の中にいる自分たちを十分意識していたのか、一生懸命振り切ろうとしたが、彼が両手を掴んで振り切らせなかった。

立ってる客が皆見ていたろうに、彼は知らん顔だった。彼女は強引な彼に少し呆れた様な顔をしていたが、私から見ると、何となく羨ましかった。突然、電車の中でマスクしているまま口唇を奪われる。😍何だか小説みたいよね😍

好き彼にそんな事されたら、CHACHA、気絶するな(笑)。


今日は、一日在宅勤務だった。昨日、医師の命令内容をチャットで上司に伝えてあったので、今回は細かい事を謂わずに連絡事項のチャットに在宅、と書いたら、上司が👹怒った、怒った👹

一応一言、言って欲しかったらしい。一応、謝ったけれど、既に話してある状況説明をさらに何度もしたりして、病身には疲ればかり溜まった。

上司はちやほやしてくれたCHACHAにムードが少し和らぎ、いつの間にか在宅OKになった(ふぅ、参った(*_*;)💦


CHACHAがインフルになって、一か月だ。先生が言うには、3~4週間架けて身体からインフル菌が抜けて行く、と説明していた。

そう謂えば、以前、カレッジで学校に通った頃、私が動物生理学を勉強した際に、講義をしていた教授がこう仰せになった。
「我々哺乳類は、身体の新陳代謝に、およそ3週間を架ける。
コレは、人間も、サルも、猫も同じだ。犬だってそうだ。いわゆる感染症などの病気になると、我々は3週間架けて、身体の隅々についた傷や、けが、病気の原因である菌を、少しずつ流して、身体を癒していく。新陳代謝で風邪をひいてもいずれ直るのも、3週間で黴菌が身体から抜けて行くからだ。コレは覚えておくとよいだろう」。
その通りだった。当時、若かったころは、よく軽い風邪をひいた。救急車に乗った事など無かったが、よく病床に就いた。無理をしたからだ。だが、医師の命令でベッドに寝て、だんだん少しずつ身体が癒えて、3週間もすると良くなったものだ。謂われてみれば、身体の新陳代謝は3週間、その通りだなぁ、と思ったものだ。

咳が急によくなってきたのも、4週目に入ったからだろうか。落ちる夕日に目をやりながら、人の身体は一日の太陽の光の様に、ぐるぐる廻って、黴菌を流し出していくのだ、と思った。

日々の朝の光に助けられながら、少しずつ私も癒えていく。
神の御加護に守られながら。


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