君のことをどれくらいすきなのかを語るのに、制限時間をください。
何が正しいか。なんて、私ときみで決めてしまえばいい。
赤ワインを辛めのジンジャーエールで割った
ワインベースのカクテルが私の手元に運ばれてくるのは、
もうこれで3回目だった。
定期的に集まる今日のメンバーは私をよく知る友人たちで、
毎回、それぞれの職場の話か、
各自の恋愛のすすみ具合を報告するような会になっている。
メンバーの半分が三十路になってもなお、
サラッと集まれてしまうのは、
「結婚してなくてよかった」
と呪文のように繰り返される言葉の通りだ。
たいてい場合、その場