クリエイティブ表現研究スタジオ「S‐vision studio」設立!スタジオ責任者にインタビュー
サムザップ初のクリエイティブ表現研究スタジオ「S‐vision studio」が設立されました。
スタジオ責任者である和田さんにスタジオの目的や今後の活動についてインタビューしていきます。
ーS‐vision studioとはどのようなスタジオなのでしょうか?
一言で表すと「サムザップから次にリリースするタイトルのビジュアルを開発するスタジオ」です。
スタジオ設立を検討し始めたのは2018年頃で、本格的に動き始めたのは2023年秋あたりになります。「スマートフォンゲームという枠にとらわれない面白いものを作りたい」という思いがずっと根底にあり、多面的な表現研究を行うことで今後のゲーム制作に活かしたいと思い設立に踏み切りました。
▼S-vision studio デモリール
▼S-vision studio公式サイト
https://sumzap.co.jp/svs/
▼S-vision studioプレスリリース
https://sumzap.co.jp/2024/10/01/20241001_svs/
ーS‐vision studioの設立の目的を詳しく伺ってもよろしいでしょうか?
大きく2点あります。1点目は、開発に先行して技術を蓄積することで「ゲーム開発の効率化」を図るためです。サムザップでは、かねてより様々なテイストのサービス開発に取り組んでまいりました。その都度サービスに適した表現手法を模索していたのですが、その分長く開発期間を要してしまっていました。S‐vision studioでは、先行してノウハウを蓄えることにより、効率的にゲームを開発していきたいと考えています。
2点目に、よりリッチなアニメーション表現を研究していくためです。
現在サムザップでは、Live2DやSpineを用いた2Dアニメーションの表現に注力しており、『呪術廻戦 ファントムパレード』内では、「シネマティックシーン」という多少のインタラクション性を持った2Dアニメーション表現を実装しています。これは2Dアニメーションに力を入れてきた土壌があったからこそで、今後はさらに枝葉を伸ばしていきたいと考えています。
シネマティックシーンのアニメーション表現の仕組の開発から制作フロー、実装に至るまでの、こだわりや課題解決など解説している動画がありますので下記で紹介させていただきます。
今、スマートフォンゲーム業界は競合が多い状況です。その環境下でも、ユーザーの皆様が驚くような演出を作っていきたいと考えております。より楽しく、新しい表現を作るため、ゲーム業界以外の方にも参画いただけるような組織にしたいと考えております。
ーS‐vision studioのこれからの具体的な活動内容を伺ってもよろしいでしょうか?
開発チームとS-vision studioが分かれているメリットは、開発・運用の枠組みを超えた観点でものづくりに取り組めることです。
先ほど申し上げた通り、ゲーム開発のご経験がない人も参画できるのが強みです。しばらくは仲間を募ると共に、定期的に世の中に発信できる作品を制作していく予定です。
サムザップでクリエイターが働く環境について
ー和田さんの職種や業務内容を伺ってもよろしいでしょうか?
サムザップのアニメーション統括とS-vision studioの責任者を担当しています。平たく言うとアニメーターのマネージャーのようなポジションです。20名程度のメンバーの管理と、制作しているクリエイティブのディレクションを行っています。ゲームの新規開発段階ですと、Vコンテの制作、スケジュール管理、制作物のクオリティーの確認・担保等も行っています。
ーサムザップのアニメーション統括として、チームビルディングで大切にしていることはありますか?
メンバー一人ひとりの能力やスタンスを尊重する姿勢が重要だと思っています。例えば自主的にチャレンジしたいことを発信してくれた人の意見を聞いて良ければ新しく取り入れたり、チーム内で浮いているボールをよく拾ってくれる人を評価したり。実際の制作能力と同等レベルで、それぞれの姿勢を評価するチームでありたいと思っています。
また、一人ひとりに仕事の責任を持ってもらうことも大切にしています。その上で、どうしても一人で解決できない部分は、お互いがフォローをし合う関係性も重要です。ゲーム制作も映像製作もチームプレイなので、他職種であってもお互いの仕事に関心を持ってコミュニケーションをとってくださる方が多いですね。
ークリエイターの方がサムザップで働く魅力はどこにあると思いますか?
どんな肩書・職種の方でも主体的に提案ができるところは魅力だと感じます。ディレクターや上長の指示を絶対命令として動く、という印象はないですね。大事な軸はずれないようにしつつ、自分たちで試行錯誤しベストを目指すことに価値を置いています。また、私自身クリエイターが「作る機械」にならないように心がけています。もちろんユーザーの皆様に対してサービスを提供している限り、急を要する状況ではトップダウンで動かなければならない時もありますが、様々な面で組織に柔軟さがあると感じています。
サムザップはスマートフォンゲームを開発する会社です。スマホのスペック向上とともに年々高いクオリティーが求められるため、クリエイターとして新しいことを学び続けなくてはいけない業界だと思っています。サムザップの中だけでも転職と同じくらいの新しい経験・挑戦ができるので、いちクリエイターとしての市場価値を高められる環境という点でも魅力的だと思います。
また、働きやすさという点でいうと、パパママ社員も多く、離職率も低いので、その点は数字で裏付けられているように感じます。
ー最後に一言お願いいたします!
ゲームづくりだからこそできるビジュアル・映像の面白さがあるので、一つの概念に留まらずに様々な表現を模索していきたいです。今までゲーム業界に関わりのなかったクリエイターの方にもご活躍いただけるのがS-vision studioの長所です。「新しいチャレンジをしたい」というクリエイターの方々の選択肢の一つとしてこのスタジオの存在が届いてほしいと思います。
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S-vision studio公式HP:https://sumzap.co.jp/svs/
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