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自分と子どもの境界線 -距離とってみた編-

前回の「自分と子どもの境界線」では、自分が感じる子どもとの距離感について、現状を考えてみた。今の距離は居心地が悪いと。

お互いのためにも良くない関係になってきた気がするので、距離をとってみた。私と子どもに間にピーーーーーーーと線をひっぱってみた。ちょっとひっぱりすぎて、たまにつっけんどんになってしまったりもする。でも放置でも、冷たくしてるわけでもない。

優等生的な言い方をすれば「君の思いを尊重するよ」。私側にたって本音を言えば「私も尊重するから、君も尊重してね!」。

ちなみに子どもは来年2月に中学受験を控えた男子。甘えと反抗のいやったらしい態度で向かってくる。私が苦手な接触の仕方だ。でもこう生まれた、こう育ったなら仕方ない。私のここまでの育児の結果だ(しかしどの家もだいたい同じようだ)。

子どもとの今のあれこれは、結局私が子どもの将来について心配しすぎて、いろいろと言ってしまうせいかもしれない。

で、線をひっぱるというのは、声かけを減らすことにつながった。子どもを信じる、っていうよく育児本に書いてあることを実践しているのではなく(そんなことは容易にはできない)、よろしくない関係に線をひっぱったらこういうことになった。

勉強や生活のあれこれ(本人が言われたくなくてキレ気味になる事柄)については日に一、二回だけ声かけて、あとは任せる。受験があるからなかなかできなかったけど、こうしていかないと、できないことを全部人のせいにする人になってしまうだろう。大問題だと思う。

当然、全部うまくなんてできない。できなくていつか引き受ける結果は自分で受け止めて、いやなら気づいた時に自分で軌道修正すればいい。

うんと距離をあけるのだ。いつか巣立つのだ。助けを必要とする時があれば力になるよ、くらいで(今は助けはいらないみたい)。

(写真: いつかの信州〈川は境界線〉)

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