子育ての何気ない会話かな。でも、
息子の悪口
先日、妻がこんなことを話してきた。
妻「今、幼稚園で、縦割り活動してるんだけど(年中と年長が一緒に活動する)、帰り際に年長の子がこんなこと言ってて・・・」
年長くん『〇〇君ねー(うちの息子のこと)、自分のこと〇ちゃんて言ってるんだよー。変だよねー。』
妻「これ聞いた時、ほんと、『何がダメなんだー!!』って怒鳴ってやろかと思っちゃった笑。まあ、その子のお母さんはママ友と話してて取り合ってなかったんだけどねー」
まあ、子供にはあるあるな話なんだろうな、怒鳴り込まなくてよかったな、と思ったのですが、息子が悪口の対象になっていること以上に、気になってしまったことがありました。
サイン
気になってしまったのは、その年長くん。
なんで、そんなことを母親に伝えたかったのだろう。と思いを巡らせたくなったのです。
子供が誰かをけなすときは、大体が、その子よりも上にいたいという感情からなんだと思っています。
これは大人でもそうで、自己肯定感の高い人は、誰かを虐めたりしない、という構図です。
大人だから、傷害事件や学校現場ではいじめ、という問題になると思うのだけれど、自分の優位性を保つために、対象をけなすという行為は大人も子供も関係なく行われるのだと思います。
今回は、『〇〇君ねー(うちの息子のこと)、自分のこと〇ちゃんて言ってるんだよー。変だよねー。』という、他愛もないことだったけれど、
その裏には、もしかすると『ぼくは、違うよ。ちゃんとぼくって言えるんだよ。すごいでしょ?』という感情というかサインがあるのではないかなあ、と思ったのです。
これは、妻が何気なく言い足した「まあ、その子のお母さんはママ友と話してて取り合ってなかったんだけどねー」という言葉からも、想像したことでした。
考えすぎ?
考えすぎといえば考えすぎなのかもしれないけれど、そんな些細なところに、人の感情は出てくるのかもしれない、とも思っています。
そして、自分の息子のことを考えました。
今はまだ、自分の息子は年中の子のように、誰かをけなす対象として話をしてきてはいません(いい子というわけでなく、そんな発達段階ではないかもしれないし、自分が息子との会話が少ないだけかもしれない)。
ただ、今後、そんな子育てあるあるな会話が出てきたら、「また言ってるわ」ではなく、「もしかすると、ちゃんと向き合えてないのかもしれない」という自戒のきっかけにしようかな、と思ったのでした。
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