![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17600733/rectangle_large_type_2_7d4ee687a3f4424fe23a8b6a3bd47099.png?width=1200)
井出穣治著「フィリピン 〜急成長する若き「大国」〜」を読んで思うこと
フィリピン 〜急成長する若き「大国」〜 / 井出穣治
フィリピンに住んでいた時、日に日に成長していくフィリピンを目の当たりにし、そしてその成長から取り残されていく貧困層を見ていて、この国は今後どうなるのかな?と常々思ってました。
大統領がアキノ大統領から、ドゥテルテ大統領に代わり、そんな時にフィリピン経済が爆上げしていると聞き、出会った本がこちら。
アジアの病人と言われた国が、アジアの希望の星とまで言われるようになった一方、未だ深刻な貧富の差の問題、経済、政治、歴史、日本を含む諸外国との対外関係と多岐に亘り、深く掘り下げて分析していて、また変わっていないところ、変わったところを比較分析している良書でした。
フィリピン関連の本は貧困やマルコス政権のものを扱ったものが多い中、今現在のフィリピンを扱う本が少ないので、今現在のフィリピンを知りたい人はぜひ。
個人的には、エドサ革命の裏で何が起きていたのかが知れて良かったかなと。
在比中はアロヨ政権反対デモが凄くて、毎週末街がデモで封鎖されて、何故マルコス政権の時みたいに、アロヨ政権は民衆の力で倒れないのかなと不思議に思っていたので。