藤沢和希著「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読んで思うこと
指南書的なエッセイ本かと思っていたら、小説でした。
そこんとこ、意表を突かれた。
いつの時代も、ここに描かれているモテる男性達は沢山いたと思うけれど、その行動を心理学的なものや、金融学的なものの観点から、分析したものはなかったのでは。
ほほほー!こういう考え方、とても新鮮!と思いながら、一気に読んでしまった。
カッコいいから、女心が判るから、だからモテるんだよねという単純なものではなかった、モテ男達の行動の数々。
モテたいなら、モテ男に学ぶのが一番ね。
読んでいて思ったのは、対象の相手を良く見てるな〜とは思いましたね。
確かに、相手の女性は同じ事を考えて、同じ行動をするロボットではないので、相手を良く見ていないと戦略は立てられ無い訳で。
まぁ、ちゃんと戦略練ってやっている人もいれば、無意識にやっている人もいるんだろうけど。
こういう男性達は、よく女性を物扱いしている!愛がない!とネガティブに言われがちですが、そうではないんじゃないんですかね。
逆に、女性というか、人の事が好きな人達なんだと思いますが。
人が好きじゃなきゃ、その人を観察して、その人に合う戦略なんて立てたりしないと思うし。
一緒に2人の関係を楽しみたいという、人達なのではと。
そこには、一応、愛はあると思いますね。
中々、理解されない愛だとは思いますが。
ラストがほっこりして、私的にはとても良かったです。
一生ハンターの様に恋愛に生きる人もいれば、そうでない人もいて。
まぁ、当人同士納得していれば、どんな恋愛の形があっても良いと思いますね。
物語中に、天王洲アイルにあるT.Y. HARBOR River Loungeらしきお店が、何回も出てきたけど、あそこそんなに良いのか…
CHANELのMADEMOISELLE PRIVE TOKYOの時に迷い込んで、気になっていたんですよね。
お友達誘って行こう。
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