酒井順子著「子の無い人生」を読んで思うこと
Oliveでマーガレット酒井のペンネームでエッセイを書いてる頃から、酒井順子の文章は好きで読んでます。
酒井さんの本は、いつも良く人を観察しているな〜って思うんですよね。
そして、斜めから見ているような視点も好き。
「負け犬の遠吠え」では既婚と未婚がテーマでしたが、「子の無い人生」では子持ちと子無しがテーマとして、沖縄の相続事情「トートーメー」の事や、不妊治療や少子化問題を語っていく。
負け犬の遠吠えの時も感じたけど、下手したら子持ちと子無しを分断しかねないテーマでありながら、誰を傷付ける事なく、この重いテーマを軽快に語れるのは、彼女にしか出来ないと思うわ。
子無しとしても、色々と考える本でした。
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