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ロスト・キング 500年越しの運命 映画感想 手柄をかすめ取ろうとする人達 

フィリッパは別居中の夫と二人の息子がいる
仕事では病気を理由に上司から正当な評価を得られない
ある日、リチャード三世の舞台劇を観てからリチャード3世の姿を見るようになる
まだ遺骨が見つかっていないリチャード3世
フィリッパは遺骨探しを始める

実話ベースだそうです
フィリッパがリチャード3世の姿を見ているのはさすがにフィクションだけれど、遺骨探しに情熱を燃やして見付けたというのは真実とのこと

とはいえ、彼女一人でスコップで掘ったわけでもなく(当たり前)、フィリッパはレスター大学を訪ね、発掘の協力を求める
最初は渋っていたけれど、大学側の事情でフィリッパに協力をする

この作品はフィリッパが熱烈にリチャード3世を探し出す話だけじゃない

リチャード3世も簒奪者という烙印を押されて正統な王として認められないというシーンがあった
フィリッパは功労者にもかからず、あたかも大学が遺骨発見のような発表をされた

不当な扱いをされている人にも、どうか公平な評価をという意味も込められているかもしれないとこの作品に感じた
同時に家族の理解や、わかってくれている人はいるというメッセージも。

リチャード3世はかなり時間はかかったが、フィリッパのように必ず見付けてくれる人がいたというのが良かった


しかし大学名は思い切り出ているけど、いいんかな

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