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スターゲイザー 佐原ひかり 読書感想

リトルの卒業は10年
デビューしたい者、冷めた目で見ている者、圧倒的に顔が良い者、家庭の事情を抱えている者
様々な事情を抱えてユニバースに所属する若者たちの群像劇

主人公が入れ替わり、視点が変わりつつ進んでいく
メインはデビューできるかどうかなのだけれども、
そこまでの紆余曲折の物語に圧倒される

なんとなくいけすかない子でも、話が進んでいくと好きになっていく

ラストの眩しいくらいの光が読んでいて見えたような錯覚
ぶつかり合って、へとへとになって、嫌にもなって、それでもスターになっていく

感動、という簡単な言葉では片付かない


推している人が卒業間近で、もう最後かもしれないと会場に来ていた人はどんな気持ちだったのだろう あのあたりから涙が出た


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