大切な人をつくるには

自分が好きな自分を探す 4つの方法

今回は自分が好きな自分を探すための、ちょっとしたヒントを、

実践編として書きたいと思います。

概念編、 大人になることについて書いた記事はこちら


自分がどんな自分が好きかバッチリ知っているよ、という人も、

ちょっと考えたことがなかった、という人も、

絶賛探し中よ、という人も、ちらっと読んでみていただけると嬉しいです。


自分が好きな自分を探すための4つの方法

前の記事に書いたように、私は毎日、毎時間、目が覚めたその瞬間から、寝落ちする寸前まで、いつも好きな自分を探している自分探し検定1級のスペシャリストです(ステイタス:巨大迷路内)。

以下はそんな私が実践してみて、効果があると保証できる4つのヒントです。


1.  ロールモデルを探す

一番わかりやすくて、かつ手をつけやすいのが、実在する(していた)ロールモデルを探すこと。

身近な人でもいいし、SNSで見つけたインフルエンサー、芸能人、違う時代を生きていた偉人、誰でもどんな人でもOK。

お手本とするのはその人のすべてじゃなくてかまわない。

生き方、考え方、職業、発言、服装、姿勢、ポジション、
なんだっていい。

自分にとってのロールモデルはたくさんいればいるほどいいし、その人たちのいいとこ取りをすればいい。

どんな具体的な要素について自分が「いいな」と思うのか、たくさんサンプルを集めて、どんな人のどういう要素に自分が憧れたり素敵だと思ったりするのかを知ることは自分自身を知ることに直結する。


2.  自己表現をする、そして継続する

どんなことでもいいから、自分のエッセンスを加えて何かを作り上げる行為をしてみる。

そして、その中で気に入ったものがあれば続けてみる。

絵、文章、写真、料理、編み物、アクセサリーづくり、WEBデザイン、ファッションコーディネート、陶芸、ダンス、etc.etc...

自分を表現できる何かを探してみる。

落ち込んだ時やストレスが溜まっている時、自分で自分がわからなくなった時、無心に何かに没頭し、作品を生み出すことが大きな救いになる。

それがなんだって、どんなものだって、できあがったものには自分の要素が溶け込んでいる。

そして、もしかするといつか、自分が生み出したその作品自体が私の手をとって私を導き始める時がくるかもしれない。


3.  多くの人と出会う

多くの人と出会うことで知ることができるのは、世の中にいろんな人がいるということだけじゃない。

いろんな人と接する時に顔を出すいろんな自分こそ、それの出会いによって見つけることができる大切なこと。

この人といる時の自分が好き、この人といる時の自分が居心地がいい、という感覚に敏感になる。

そういう人はもしかしたら今まで生きてきた枠の外側にいるかもしれない。

これまで自分が生きてきたレールやコミュニティから勇気を出して一歩飛び出して、いろんな輪に顔を突っ込んでみる。

新しい言語を習得してみることは、より多様な人と出会うための画期的な方法だ。

思いもよらない自分の一面を見つけるのには、新しい環境に飛び込んでみることがとても効果的。


3.  多くの本と出会う

たくさんの本を読んでみることは人生における唯一の近道だ。

エッセイでも小説でも漫画でも哲学書でも、何かを読んでみることで見つけられるのはそこに書いてある思想やストーリーばかりではない。

どんなことにどんな風に感情が波打つのか、ざわめくのか、自分の心の中に隠れている無防備で柔らかい部分を発見することができる。

自分の感情のスイッチの在りかや、スイッチを押すことで得られる効果を知っておくことは、生きるのにとても役立つ。

自分の好きな自分を見つけるためにも、好きな自分に近づいていくためにも、そのスイッチはとても重要なアイテムになる。

そして、同じスイッチを持つ人と過ごす時間はとても贅沢で美しいものだ。


4.  「それをしている自分が好きかどうか」で行動を決めてみる

何か行動を起こす時に、 その行動がしたいことなのかどうかよりも、その行動をしている自分のことが好きかどうかを優先する。

自分のいつもの行動を「それをしている時の自分が好きかどうか」という視点で客観的に見直してみること。

そうすることで、「これをしている時の自分はイマイチ」、「これをしている時の自分はけっこういい感じ」と、好きな自分の姿が浮き彫りになってくる。

そんなにストイックにならなくてもいい。

ただ行動の選び方の一つに「それをしている自分が好きかどうか」という判断基準を持っているだけでも人は強くなる。

全ての選択をそうやって決めなくてはいけないと思い詰めなくてもいい。

それでも、ここぞという時には思い切って「それをしている自分が好きかどうか」で行動を決める。

そして、好きになれない自分の行動は「こんな自分は悪くないな」と思える行動に少しずつ変えてみる努力をする。

そうやって選んだ行動はひとつひとつが好きな自分につながって、それが積み重なって自信になっていく。



自分の好きな自分を見つけることって、人生の冒険。

自分の中に眠っているオリジナリティの種を探す冒険です。

見つけた種にはそれがどんなに小さくても、どんなに変な形に見えても、たっぷりの水と光と栄養を惜しみなく与えてあげるべきです。

芽が出なくたっていい。

出た芽が育たなくたっていい。

自分だけの種や芽を育てようと、自分で世話をすること自体に大きな意味があるからです。

そして、そうやって生きていれば、同じように自分の芽を育てようと頑張っている人に対して、その芽がどんな形をしていたって、リスペクトを忘れることはないはず。

その人は同志だから。

小さな頃から自分の種をいくつも見つけて、自分がなりたい自分を目指して生きている人ってかっこいいし、そんな姿を見ると憧れます。

一方で、これまで一生懸命、人に好かれる自分になろうともがいて生きてきたことだって、私の心や精神の土壌を豊かに耕してくれていると思うのです。

その豊かになった土は、私だけの種を芽吹かせ育むため、準備万端で待ってくれているんです。

(早く種を!早く水を!)


自分が好きな自分を伸ばしてあげようとして生きること、
それができるのが大人。

そう考えると大人ってそんなに悪くないです。

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