一周忌でした。
昨日、7月7日は実家の母の三回忌と娘の一周忌の合同法要でした。
四十九日の時同様、夫にレンタカーを借りて来てもらい、姑と三人でお寺に向かいました。
お寺には妹一家と実家の父がすでに付いていて、お庫裏さん(ご住職の奥様)が出してくださったお茶を飲んでいました。
旦那さんの親族を送りまくって法事慣れしている妹の指揮のもと、花を据えたり、お供えをセットしたり、お布施をお渡ししたりバタバタしていると、若住職さんが白木の位牌を持ってやってきて、ご本尊の前に母の位牌の隣に置きました。
……娘の位牌です。
それを目にしたとたん、涙が溢れて止まらなくなりました。
「とうとう、あっちの名前がついちゃった……」
もう、とうに亡くなっているのに何を言っているんだ、と思われる方もおられるかもしれませんが、なんだか娘がこの世に居ないという事が決定的になってしまうような気がして、ずっとこの時まで戒名をいただくことをためらっていました。
生まれる前から、女の子だってわかったときから、夫と一緒に考えた名前じゃない、別の名前がついちゃった……。
それがすごくショックで、2時間弱のお経の間ほとんどを泣いて過ごしてしまいました。
もう、だいぶ慣れたつもりだったんだけどな………。
法要が終わって、片付けを手伝っている間にはなんとか気持ちを持ち直しましたが、改めて、白木の、軽すぎる位牌を手にすると涙が溢れてしまいました。
法事の後は、一同揃って義弟の知り合いの店で会食となり、姑と、妹家のお姑さんがずっと、娘がいい子だったことを語り合っていて、私はそれを、横に置いていたトートバッグに入れた白木の位牌の頭をなでながら聞いていました。
正式には娘の一周忌は来月なのですが……あれから一年、経ってしまったんだなぁと。 重いため息とともに、そんな当たり前のことがしんどかった一日でもありました。