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屋久杉になりたかった

私はかつて、威厳すら漂う屋久杉のような大きな人間になる❗と、大きな志を打ち立てました。何かトラブルがあっても、いやこれしきのことで揺らがない❗屋久杉になるんだから❗と、歯をくいしばって生きてまいりましたが、四柱推命で命式をみると私はちーんまり草花でした…

幹の太さが違…いや⁉️
そもそも幹ですら無くて茎…その気になったら手で千切れる。ハサミで楽勝。鎌とかあったらもう面でいける。鍬なら根こそぎ全滅。

草花ぶっちぎりに弱❗
揺らがないわけがない。
負けるてぇえ(謎に勝とうとしてる)

落ち込みました。まあショックで。でも笑えた。必死に歯をくいしばって【こうでありたい自分】になろうとしてたのかと。自分になるって何?最初からもう自分なのにね?と、後からふふっと笑える。

草花なら草花で悪いことなんてない。昔から理由もなく植物好きだし、分厚い図鑑眺めてニヤニヤしてたし、夏休みの自由研究は押し花作りまくってミニ図鑑作ったし、花屋さんでバイトしてたし、改めて意識しなくとも当たり前に草花、好きだった(笑)

私は五行でいうところの『乙』という性質をメインに持って生まれてきました。これは草花や蔓植物をあらわします。手折ると枯れてしまう弱い印象がありますが、これが野生になると意外と生命力が強い。美しく咲いた花はプレゼントとしても喜ばれるし、薬効があるものは古くからの民間薬になっています。

なんだ、草花、なかなかいいじゃないか。オリーブ葉茶を麦茶にブレンドしながらニヤニヤします。子どもの頃は転んで擦りむいたら当たり前にヨモギを探したし、発熱したら長葱を首に巻かれて寝たこともある。お腹の調子が悪い時には真っ黒な青梅エキスを舐めさせてもらい、ピンセットで抜けなかったトゲは茄子のヘタで吸い出した。初手はいつも植物だった。

思い返せば、むちゃくちゃお世話になっていたし、今もそうじゃないか。

植物は我が一生の友。
今年もあと2ヶ月と少しですが、自分専用の薬酒を仕込もうと思います。ふふふ…ふふ……

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