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雨があがりましたよ。

日曜の朝です。昨夜から降っていた雨あがりました。

雨の音はもう聞こえないのです。
今朝は小鳥たちも鳴いていません。
とても静かな朝でした。
我が家の大きな子どもたちもまだ起きて来ません。

彼らは小さな頃からそうなのですが、
とてもとても静かに眠る子どもたちでした。
眠りの浅いわたしは夜中に何度か起きて彼らが息をしているかそっと寝息を確認してみたりしたものでした。

わたしは今でも『寝息を確認する』
をやってしまう時があります。
4番目の息子と思って大切に思っている黒猫に
ついそれをやってしまうのです。

彼もまた本当に静かに眠る猫なのです。

わたしは眠っている黒猫に気づかれないようにそっと近づいて、彼のベルベットのような滑らかな背中をそお〜っと、そお〜っと撫で、体の温かみを感じ息をしている事を確認します。

息をしている事が確認できたら、また静かに彼に気づかれないように離れます。

とは言え猫と言う者は敏感だから近づくわたしにはとっくに気づいているのでしょうけれど。

息をしていないはずがないと分かっていても、
わたしはそれをせずにはいられないのです。

時計が10時を過ぎたころ、空が明るくなりました。
小鳥の声も聞こえます。

なぜかな?

それだけで”希望”みたいなものがファーっと降りてくるように感じられました。

空が明るくなっただけで。


※我が家の大きな子どもたち=19才次男、16才末娘

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