他力本願の結果
遡ること7年、未来の自分が不安で、占い依存になっていたことがありました。とある有名占い師さんに「ハーブに関する本を出して話題になるようです」と言われその気になり(当時はライターをしていました)、メディカルハーブの教室に通って資格取得を目指しました。
今思えばその頃からじわじわと精神疾患を発症していたのでしょう。マンツーマンのメディカルハーブ講座は楽しかったものの、テキストをうまく記憶することができず、資格試験を受けに行くことはありませんでした。もちろん、メディカルハーブの本作りに携わることもなく。
また、当時は心理セラピストになりたくて専門学校に通ったりもしていたのですが、先の有名占い師さんに、「心理系のカードを使って人を癒す姿が見えます」とも言われ、またまたその気になり占い館の試験を受けにいきました。こちらは受かって3か月ほど占い師をしていましたが、自分の心が不調になり辞めて実家に戻り入院。数年間不調が続くことになりました。
人助けができる人になりたいと思っていたけれど、それは本当は世の中に必要とされたい(認められたい)という自己承認欲求だったのでしょう。
自己承認欲求もうまく働けば社会貢献に繋がりますが、具体的なビジョンを占いに頼って自分を大きく見せるハリボテ作りに勤しむようでは成功するはずがありませんよね。誇大妄想の精神症状から抜けるまで、本当に大変でした。
今はだいぶ現実との折り合いが付けられるようになり、福祉事業所に通いながら、まあまあ穏やかな日々を送っています。
他力本願な行動で手痛い思いをしましたが、それでも、メディカルハーブを学んだことでハーブティーの美味しさを知ったし(当時作った自作のブレンドハーブティーのレシピは先生にも褒められた)、カード占いを趣味で楽しみセルフケアすることができたし。怪我の功名と言うけれど、失敗から得ることもあって、人生には無駄はないのかもな、と思っています。
まだ完全には意志的に生きているとは言えないけれど、過去の失敗に囚われて嘆き悲しむことはかなり減りました。
焦らず時間をかけて、自分軸を作っていけたらいいな。前向きにいかないと、ですね。
最後まで読んでくださりありがとうございました😊🌿