「私にできることがあったら手伝うから何でも言って」は、実はやる気がないにもほどがある!
金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。
昭和のダメ親父体育教師が令和にタイムスリップするお話なんですが、
みなさん、ご覧になってます?
主人公ダメ親父=阿部サダヲと、働きにくさの現実とワンオペ育児に苦しむ令和シングルマザー=仲里依紗。
令和は昭和に比べてずいぶん生きづらい世の中になったな~といろいろ考えさせられる奥が深~いドラマですが、そんな第2話で私が思わず唸ったのは、海外勤務で育児は妻に任せきりの夫(後に妻に愛想を尽かされて捨てられる)が妻に放ったこちらの言葉。
「僕にできることがあったら、なんでも言ってね。」
(一語一句同じじゃないけどこんな感じの内容)
この言葉。よく聞くけど、日頃私がよくモヤる言葉だ~。
私は、本当に気持ちとやる気がある人はこんなセリフ言わない!って、思ってます。
私の経験上、このセリフをいう人は仕事ができない人が多い。
ついでに、思いやりもやる気もないことが多い。
本当に仕事ができる人は、普段から他者の動きをよく観察し、状況を判断し、次を予測する作業を繰り返しているので、「これやって」と頼まれなくても、「〇〇をやっておきましょうか?」と自分ができることを探して察して、どんどん動きます。相手にタスクを整理させたり指示を出させる手間すら、かけさせないのです。
「僕にできることがあったら、なんでも言ってね。」
これを言っておくと一見、
優しい♥
気が利く♥
人間できてる♥
みたいな感じに思えたりするのですが、本当に思いがあって「なんでもいいから貢献したい!助けになりたい!」と思う人は、”無言”で動きます。
だって、そもそもその行動が特別なことだとは思わないから。
「僕にできることがあったら、なんでも言ってね。」
と言う人は、何をしたらいいかな?という思考は放棄しているけれど、「相手を不機嫌にさせたくない」とか、「良い人だって思われたい」という自己防衛でそのセリフをいっている場合が多いです。
それって、仕事だけではなくて家庭でも同じことが言えるかも。
「僕にできることがあったら、なんでも言ってね。」
と言っている時点で、家事や育児を主体的に捉えていませんよね。
だいたい、あなたは一体何ができる人なのか、あなたにどんなことを頼めばうまくいくのか、そんなことを考えるくらいなら、私は「自分でやった方が早いから大丈夫です!」って、思っちゃいます。
ということで、今日の結びは、
「あなたにできそうなことは、あなた自身で探してください!」
おしまい☺
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