2024年6月感想まとめ
6月に見たもの遊んだものまとめ
小説『近畿地方のある場所について』
2024/06/01
Web版でようやく読んだ。たぶん3回目くらいのチャレンジでようやく読み終えられた。
こりゃおもしろいわい!というのでどんどん進んでいったが、最後の最後で「うわ~~~こういう・・・こういう・・・!」というオチで・・・めっちゃおもしろいけどもう読み返すのが怖くてできない・・・。
でもアーカイブを集めていくような体験が本当におもしろかったので、できることなら自分で時系列しっかり並び替えたり、出展をソートしたり、「これとこれは同一のことを指している」とかの突合をしたい。したいけどできない。
これがデビュー作って本当にすごいよなぁ。
漫画『ファッション‼︎』
2024/06/08
Webで既刊分が全部読めたので一気に読んだ。
これはどうやら実話らしい・・だろうな~という感じもする。
こういう話、おそらくジャンからの視点で見れば、本当に自分の服にかける熱量と、才能と、幸運だけで作られた美談になるんだろうなと思う。
ときどき見せる怖い表情も無意識なんだろうな、とか。たぶん彼は利用してやろうとかはないんだろう。
だからすごく嫌だなと思った。大なり小なり誰もがこういう経験をしているだろうし、それを見ていたこともあると思う。
ただ、あの渦中に入って、どうしても苦しいのに楽しくなってしまって、手を引く選択肢が浮かばなくなることって往々にあるんだろうなとも考えてしまう。
「どんなに深い喜びの海にもたった一粒の涙が溶けていないということはない」
という言葉をよく思い出すけれど、ジャンからしたら海に溶けた一粒の涙で、開からしたらその海は涙でできているんだろうと思うとやりきれない。
ゲーム『大逆転裁判 成歩堂龍ノ介の冒険』
2024/06/10
おそらく3DSとかで過去クリアしていると思うが、感動したくてPS5版でやりなおした。
やっぱり「冒険」は全体的に「んんんんん~~~~~!?」と思うことばかりで釈然としない・・。
でも、成歩堂龍ノ介が法廷にたって立ち向かっていくところには何度もぐっときた。
あと、「このスタッフロールが見たくてこのゲームやり直したのかもしれない」と思った。登場人物が歩いていくだけのスタッフロールだけど、「成歩堂龍ノ介が冒険した旅路」をああも淡々と見せられて泣かないわけがない。思い出すだけで泣きそう。
舞台『かまいたちの夜THE LIVE』
2024/06/23
東京公演千秋楽で観てきた。
最初はじまったとき「えっ これ大丈夫か・・?」と思ったけれど、話が進むにつれて「そういう仕組か!!」とわかっていった。
構造としてはかなり複雑だったけど、事件として起きていることはシンプルなのでギリギリなりたっている感じでよかった。
どこまでが舞台の中の虚構で、どこまでが現実で・・かがどんどん曖昧になっていくところはすごいわくわくした。
投票システムが舞台中にあって、「ああ、しょせんこの程度ね~」と思っていたけど、まさか最後にああいう使い方をさせられるとは思わなかった…。そういえばこれは「かまいたちの夜」なんだと思い知った。
マルチエンディングですごいパターンの終わり方があったらしいけど、これ実際の舞台だけでも終わりきれないのでは?結局自分が見た会は「終」だったので、「完」にたどり着けた会はあったんだろうか・・。
でもやっぱり舞台はおもしろい。舞台行くたびに「もっと見たい」と思うけど、なかなかどうしてもハードルがな~。
リアル脱出ゲーム×葬送のフリーレン『千年の夢からの脱出』
2024/06/25
すごい久しぶりの脱出ゲームだった。フリーレンはあらすじ程度しか知らないけれどおもしろかった。
久しぶりなので「今の脱出ゲームってこうなっとるんだべか~~~!」ということが多かった。昔みたいにだばだばとあちらこちらに走り回って探すとかないんだな・・。
しかし相変わらずスクラップの脱出で成功したことがない。グループでいくと結局人任せになるのよくないなと思う。