両極端な2人
お立ち寄りいただきありがとうございます。
HSS型HSPの心理カウンセラー・まつりです。薬剤師を25年、心理カウンセラーを10年やっています。
他人軸で生きてきた私が自分軸に変化し、創作を通して自己表現するプロセスを綴っています。
私は現在、二拠点生活をしています。
この生活は6年になりますが、HSS型HSPの私には合っているみたいです。
1つはカウンセリングの仕事をしている場所。
薬剤師として赴任し、その間に勉強しカウンセラーになった土地です。
ここで15年、カウンセリングや心理学講座をしています。フリーランスです。
もう1つは主人の転勤先。
そこで新たにカウンセリングや心理学講座をする選択がありましたが、しませんでした。
なぜならまた転勤するかもしれないからです。
せっかくクライアントさんと信頼関係が出来ても、先々離れるかもしれないと思うと辛いし、自分のその土地に対してのコミットが薄らぐような気がしたからです。
主人もそれを理解し応援してくれています。
毎月の移動は疲れますが、おかげでパッキングが早くできるようになりました。
カウンセリングをしたあとはクライアントさんのことが頭から離れません。
もっとこうした方がよかっただろうか?
次はどんなアプローチにしようか?
辛かっただろうなと胸が痛む
などなど
とくに繊細な問題を扱わせていただいた時は「大丈夫だろうか?」と不安になり眠れなくなることがあります。
深く分析する、高い共感力のせいでカウンセリングが終わったあとも心のエネルギーを消耗するのです。そしてこれがコントロール不能なので実に厄介。
脳内伝達物質のアドレナリン(興奮や防衛)やドーパミン(意欲、攻撃)が過剰に分泌される気質ゆえ、眠れなくなるのです。
なのでカウンセリングは1日3件で精一杯。
非HSPのカウンセラーさんは5件くらいできるそうですが、私には無理。
ただ、この気質のおかげで適切なサポートができるのも事実。
高い共感力はクライアントさんとの信頼関係づくり(ラポール形成)に役立つし、今ここの技法選択には洞察力、分析力を使っています。
おかげでリピート率はほぼ100%。
顧客満足度も高いのです。
まつりさんだから通っています
まつりさんだから受講を決めましたと
言われることも多い。
HSS型HSPの気質の「せいで」きつくなることもあるし、
気質の「おかげ」で上手く行くこともあるし、
難しい個性に生まれたもんだと悲喜こもごもの日々です。
でもこれも私。
こんな私を受け入れます(←言霊効果)
仕事を終え、新幹線に乗っている間にクライアントさんのことは自然と頭から離れます。
これが切り替えにちょうど良いのです。
クライアントさんのことが頭から離れないのはカウンセラーとしては未熟な証拠。
なぜなら境界線が引けていないからです。
私の場合、気質的に境界線を引くのが困難ですが距離を取ることで自然と引けるようです。
転勤先に着くころには別人のようになり、頭の中は、まっさらになっている。
そういう時の私はゆるくてかなりいい加減(笑)
でも絵を描くにはその方がいいみたいです。
子供のような無邪気な心で描く方が面白い絵が出来るから。
二拠点それぞれで別人のように変わる自分が謎過ぎて、これまでたくさん悩んだけど、「HSS型HSPの中には相反する両極端な性質が同居している」とクーパー博士の本に書いてあった。
なのでこれを個性だと考えるようにしたらかなり楽になったのです。
今は両極端な2人を育てている感じです。
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