見出し画像

通信制高校からの進学について

【進路の選び方】


進路選びは難しいですよね。
どうしても年収や職業の知名度、(今の)トレンドに流されがちです。

「好き」かどうかも大事ですし、「その仕事に適性があるか」も大事かなと思ったりします。

最近、進路指導を見る機会があったのですが「何をやりたいか」よりも、得意科目と偏差値で受かりそうな大学を選ぶという傾向がありました。

ですが今の時代、ギターを一度も弾いたことがない人がギターの専門学校に入学したり、パソコンを持っていない人が情報系の大学に進学したりすることは珍しくありません。

なので、入学後にギャップを感じる方も少なくないようです。

こうしたギャップを減らすためには、少しでもいいので体験をしてほしいなぁって思ったりします。

今は色々なことに手軽に挑戦できる時代です。

「ちょっとやってみたい!」という気持ちで始めてみると、それが面白いのか、それを毎日の仕事にしたいのか、または趣味として楽しむのがベストなのかを見極める良いチャンスになります。


【学費について】


学費についても気になるところですね。
もし高校生が3年間塾に通う場合、塾代や模試代、夏期講習などを含めると、私立大学の授業料1〜2年分に匹敵することもあります。

塾に行かないで私立大学の推薦に絞っても、高1〜大4までのトータルコストは国公立とそれほ変わらない可能性もあります。

最近は一部の私立大学でも、理工農系の学費が文系並みに減免される措置があり、収入要件も緩和されているようです。

大学進学は人生の大きなステップです。自分に合った道を見つけるために、いろいろな選択肢を考えてみてくださいね。

【入試方式】

通信制高校のパンフには「大学に推薦あります!」って宣伝している高校でも、コースによっては推薦を出さないことがあるので注意してください。
私の知る範囲では、入学前の説明会と違うことが多々あります。

そんな入試方式ですが、以下の5つの対応案があります。

  • 共通テストは難しい → 一般推薦入試(学校が推薦を出すか決める)

  • 受験期の不安に耐えられない → 入試が早く終わる推薦入試全般

  • 指定校推薦の枠がない → 総合選抜(いわゆる自己推薦) ※学校の推薦が不要なことが多い

  • 英語や数学だけは得意 → 英語や数学の検定などと面接・調査書だけで受験できるところを探す

  • ミスマッチを防ぎたい → 事前授業のある高大接続入試を探す

この時期なら、高3でもギリギリ間に合うものもまだあります。

高大接続入試は授業を受けたりしてギャップをなくしたり、附属高校の場合先に単位を取ったりして、大学1年次の負荷を減らせるものがあったりします。

特にオープンキャンパスの申込みが始まっている現在、複雑な高大接続入試などの情報をとりやすいので、ご参加されてみてはと思います。

【その他】

検定重視型の入試で利用する検定のスコアや証書は、実際に発行されるまで時間がかかります。出願に間に合うように、1〜2年生の時点から動くといいのかもしれません。

入試も就活も情報戦です。

入試を受けるのは子ですので選択権を握らせるのはわかります。ですが、情報をとって整理するのは親も参加してもいいかもしれません。

高校によっては、推薦をうけさせないところもあります。
その場合、動きやすいのは「親」ということになります。

志望校が母校になるようにお祈りしています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?