2019年4月 宿食という言葉
2019年4月2日 g.o.a.tブログより移行 ー学びー
宿食という言葉
春の寒の戻り(゚д゚)!
暖かくなってきて、桜も咲き始めた矢先にこの寒さ(-"-;A ...
皆さま、体調に気をつけてくださいね。
少し前になりますが、時代に関係なく、生活習慣はとても大切なのかを
改めて思った一言に出会いました。
それは私が通っている漢方薬の勉強会「則の会サークル」の中での話し。
この漢方サークル会は、母がきっかけで参加するようになり、
かれこれ10年以上通っていますが…中々、身についていない(-"-;A ...
不出来な生徒にもかかわらず、根気よく優しく厳しく導いてくれる
先生のおかげで、漢方を学ぶ機会を持ち続けています。
本当に有り難いことです。
いつも教えていただく度に、漢方の奥深さに感動するのですが、
今回のサークル会では、本当に耳が痛い、身を妻刺される内容でした(-"-;A ...
勉強ではありますが、私的には最近、
とくに母が倒れてからメッセージのような感覚で、身に染みる教えとなっています。
私が習っている漢方サークルは、古方と呼ばれている現在も続いている漢方医学(中医学)の原典となる傷寒論・金匱要略(漢方薬による治療が主軸になっている書物)を中心に学んでいます。
ここ2,3年は、漢方薬の条文の復習を交えながら、
それぞれのお店で対応した症状について漢方的に見立てて、
*お出しした漢方薬が一番よかったのか?
*それとも、もっと他に合う漢方薬があるのか?
そして、なぜその漢方薬がよいのか…などを、参加している先生と一緒に
見つめ直す実践形式のような勉強をしています。
その中で今回、「宿食」という言葉が耳の痛い言葉として、心に残る、
むしろ刺さる勉強会となりました(-"-;A ...
宿食とは字の如く、食が宿る=胃腸に食べ物が滞在する=滞ってる、
つまり消化不良が起こることを指します。
消化不良が起こると、食欲が落ちたり、胸やけなどの症状が出やすいので、
食事を休んだり、消化を助ける薬などで胃腸を整える必要があります。
ところが体質によって、
これらの胃腸の不調を感じない人がいます。
胃気が強い(胃が丈夫)体質の人は、胸やけなどの不調を感じたり、
食欲が落ちる…ということがありません。
なので、
未消化があっても、ドンドン食べてしまう…
それが積もり積もって宿食ができてしまう…
また、
食べようと思えば食べられる…
食べる時間になったから食べる…
など、とくにお腹が空いていない状態で食べ続けることも、
未消化のまま食べ続けることになるので、これも宿食ができてしまいます。
この宿食を現代風の言葉にすると、
中性脂肪になるそうで…(;´Д`)
この中性脂肪、恐ろしいことに溜まり過ぎると、
中性脂肪自身から、
①血圧を上昇
②血糖を上昇
③血栓を促進
この3つを上昇させる酵素を分泌させるということΣ(゚∀゚ノ)ノ
つまりは、脳卒中(脳内出血・くも膜下出血・脳梗塞の総称)の
リスクを高めてしまいます…(;´Д`)
消化吸収には、4時間~14時間かかります。
なので、最短でも4時間はカロリーのあるものは摂らないことが望ましいのです!
もちろん、飲み物もカロリーがあるものはダメなので、砂糖などの甘味料も無しで飲まなくてはいけません(;´・ω・)
で、自分はどうかというと…長くて3時間(-"-;A ...
できれば最短でも4時間はお腹を空けないと、未消化が積もり積もって、
宿食ができてしまい、それが体を傷め、病気を発症してしまうことも…
消化不良がいかによくないか!!!
という一文も漢方の本に記してあり、時代に関係なく、生活習慣がいかに
大切なのかを昔から説いていたんだと、そして同時に、母のことをヒシヒシと言われている感覚にもなりました(;´▽`A``
まさにその通りに、脳内出血で倒れてしまったので…
原因は、睡眠不足とストレスによる過食です。
気づけば私も「中年」と呼ばれる年齢を過ぎてしまい(´;ω;`)ウッ…
今が見つめ直す機会かもと(;´Д`)…
腹八分目は医者要らず
腹六分目は病知らず
という言葉があります。
適度にお腹を空けて、胃腸を適度に休ますことが健康の近道。
体調が良くないなぁ…いつもと感じが違う…風邪っぽいかも…
と感じた時は、
まずは胃腸を休ます
食欲がある場合は、消化に優しい温かいものをいつもより量を減らして、
ゆっくり食べて胃腸の働きを軽くして労わってください。