第11話 数値化するモチベーシヨン②

モチベーションを上げるには、自分のやる気を促進する要因、
あるいはやる気を削いでいる原因を把握することが不可欠なようです。

今回の動画は、自分の今のモチベーションの状態と、自分のモチベーションを左右する要因を明らかにしたいと思います。

明日からのモチベーション管理に役立てば幸いです。
ではいってみましょう!

仕事への意欲について、数値化出来たらええと思いません?

モチベーションという目に見えないものを数字で表すことで、
モチベーション管理を客観的に行えるようにできれば。。。
モチベーションを自分の管理下に置いて、飼いならす事が出来そうです。

なんか、良い方法ないかなと思って調べましたら、
ネットに転がっているモチベーシヨンのチェックシートと
レーダーチャートを用いたモチベーション点数化の方法がいくつか見つかったので、それら今の職場に都合良いようにテケテケ作り変えてみました。いわばモチベーションのDIYっすね。

こんな感じで、例えば質問です

この3つの質問の合計点で何がわかるかというと、
職務管理に関するモチベーションがわかります。

つまり職務内容への理解度や仕事を進めるうえでの主導権があるかどうかがわかります。

①職務管理(スペシャリスト思考)
職務管理の合計数値が多い場合は、自分の知識や経験に自信を持ち、主導権を持って仕事ができています。逆に数値が少ない場合は、知識や経験がない、主導権を持てないという気持ちが生まれ、やる気を下げてしまいます。

このように数値化した後、分析する事で自分のモチベーションが上がったり下がったりする要因が分かれば、なんとなく対策が取れそうだと思いませんか?

そして、人が感じる
9種類のモチベーションのタイプがある事も知っておくと良いかもしれません。

②適職(適性指向)
いまの仕事自体が好き、自分に合っている、という仕事の適性への指向性です。この数値が高い場合は、いきいきと楽しく仕事ができています。
数値が低い場合は、仕事が自分に合わないのではないか、いまの仕事があまり好きになれない、という気持ちがやる気を下げているといえます。
③プライベート(マイペース指向)
家族や親しい人からの仕事への理解、また仕事と余暇のバランスといった仕事以外の生活への指向性です。これが高い場合は、家族や友人から仕事を応援されていること、私生活が充実していることがやる気を支えています。
点数が低い場合は、家族や友人からの理解がないこと、私生活を十分楽しめないことがやる気を下げています。
自己表現(アイデア指向)
仕事における自分の考え、発想、個性の表現への指向性です。これが高い数値の場合は、自分の強みや個性を生かして仕事ができています。低い数値の時は、考えや発想を生かせない、という気持ちがやる気を下げているといえます。
⑤環境整備 (マニュアル・整理整頓指向)
仕事を進めるうえで手順が明確であることや会社の設備、立地といった職場環境への指向性です。この数値が大きい場合は、職場環境や仕事の手順が整備されていることがやる気を支えています。低い場合は、職場環境への不満や、仕事の手順が整備されていないことへの不満足感がやる気を下げています。
⑥人間関係(協調指向)
職場での人間関係の円滑さや協調、交流への指向性です。これが高い場合は、人間関係がうまくいっていることがやる気を支えています。逆に低い場合は、人間関係に問題を感じる気持ちが、やる気を下げています。
⑦業務遂行(バリバリやり抜く指向)
職場において業務を遂行することを重視し、目標を達成していく指向性です。これが高い場合は、自分の業務を確実に遂行し、目標を達成できています。低い場合は、業務遂行を最優先できない、目標を達成していないという気持ちがやる気を下げています。
⑧期待・評価(優等生指向)
職場で、上司や周りから寄せられる期待、信頼、評価への指向性です。これが高い時、期待され評価されることがやる気を支えている状態といえます。低い時は、期待されていない評価されていないという気持ちがやる気を下げています。


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環境適応のやる気の要因が高い人(N氏)がいたとします。

⑨環境適応(サバイバル指向)  
仕事や状況の変化に柔軟に適応して、困難や障害を乗り越える適応がある人です。この数値が大きい人は、困難や障害を乗り越え、プレッシャーをコントロールしながら仕事ができる人です。
逆に不満になっている場合は、困難を乗り越えられない、状況に対応し切れないという気持ちが、やる気を下げています。

N氏はここ最近ずっとモチベーションが下がっていて非常につらい状態にありました。なぜでしょうか。

N氏は保守運用のエンジニアとして、日々やるべきことが山積みです。
ある日突然プロジェクトが火を噴き、N氏は現場へ駆けつけなければならない状況になります。

N氏はトラブルが起こると『よし、俺の出番だ!』とモチベーションが上がる人です。

N氏は変化に適応できているため、環境適応の満足度が高い人です。
ですが、そういう状態がずっと続けば当然疲弊してきます。

しかし、関心度が低いトラブルが起こった際、
『自分からどんどん飛び込んでいきたいか』と考えると、
『それほどでもない』という状態が訪れます。

N氏が、関心度の低いことを頑張っている状態が続けば続くほどに、やるべきことをこなす業務遂行や、環境の変化についていく環境適応というやる気が上に突出していく傾向になります。
(ここに、良い悪いの判断軸は含まれておらず、ただそういう傾向になるという話です。)

N氏のような状況にあるエンジニアのモチベーシヨンはどのようにして満たされるでしょうか。
1つの案として自己表現の部分を刺激することが考えられます。

自己表現の部分は、自分で考えて仕事をするという創意工夫の余地で、
成果を出すうえでもすごく大切な要素です。
同時に、お客さま指向という考えもこれに含まれており、
意識しなければならない要因です
つまり、顧客にとっていい仕事をする、顧客が使いやすいように工夫をしてサービスを提供することが自己表現に含まれるわけです。

逆に、
この人は、顧客のことをあまり考えず、決められたことをこなしているという様子がうかがえる。といった場合は、
「この自己表現の部分を育てることで、仕事の質が改善し始めます。
お勧めは、『お客さまの声をフィードバックしてもらう機会を設けてください』ということです」
実際に提供したサービスを使ってどうだったか、悪い評価もいい評価もすべて顧客からフィードバックをしてもらうことで、
サービスする側の創意工夫への意欲に磨きがかかり、

モチベーション向上につながるということではないでしょうか。

ちょっとむずいっすけど、これがモチベーションの性質みたいです。
次回はもっと馬鹿げた話でまとめたいと思います。

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