青春に忘れ物はないか
朝から降り止まない雨に気持ちが沈まなかったのは多分きみがいたからなんだろう
昔から雨の日が嫌いだった
髪は崩れるし服は濡れるしなにもやる気の起きない1日だったのに
8月の夜を独り占めする雨の独壇場ステージを乗っ取ったのは君と私
2人の間に傘なんて必要ない
傘をさしたって抗えないのならば
最初からその身一つで駆け出してしまえばいいんだ
周りの人達が傘をさして濡れないようにと歩く中
2人で手を繋いで走り出そう
水溜りを蹴り飛ばして家に帰ろう
周りも歳も性別も関係ない。置いてきた青春を全て拾いに行こう
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