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映画「犬に名前を付ける日」の感想

「犬に名前をつける日」という映画を見た。

アマゾンプライムで何か映画を見ようかな、、となんとなくおもしろそうなのを探していて、少し前の映画だけど、小林聡美さんが主役だったので、なんだか気になって見てみた。

ドキュメンタリーとフィクションが混ざってるような映画だったのだけれど、ドキュメンタリーの部分がすごくよかった。

犬や猫は今まで飼ったことがなくって、かわいくて好きだけど、でもいつか飼いたいなと淡く夢をみている程度、普段は全然意識していないような、保護犬や保護猫のこと。

捨てられたり野良だったり、いろいろな理由で、動物愛護センターに犬猫が連れてこられ、一定期間が過ぎると殺処分されてしまうという現実。
ほとんどの人が知っているけど、あたまの片隅に追いやって見て見ぬふりをしてしまうような現実に向き合い、小さな命を救っている人たちの姿を見て、いろんなことを考えさせられた。

特にこの映画の中ですごいと思ったのは、広島で活動されている、犬猫みなしご救援隊の方。
広島市の動物愛護センターに連れてこられる犬猫たちを、すべて引き取ってお世話していた。本当にあたまが下がるし、本当に強い想いがなければできないことだな、と思った。
また、千葉の団体の方の譲渡会での新しい飼い主さんになる人への厳しい目も印象的だった。最期まできちんとその子を見てあげられる人へお渡ししたい、再び捨てられたり、センターに連れていかれる事がないように、という犬猫たちへの想いが伝わってきた。


人間といっしょにいないと殺されてしまう犬や猫。鳥や野生で暮らしている動物はいろいろいるのに、なんだか不公平だなぁと思ったり。
仕方ないとはいえ、命の選別を人間の都合でしているなんて、人間ってなんなんだろう、と思ったり。。

とにかくいろんなことを考えさせられる作品でした。

そのうちペットをお迎えする機会が来たときには、ペットショップではなくて、保護犬、保護猫さんをお預かりしようと思ったし、ひとつの命を責任もって最後まで見届ける覚悟と責任も忘れないように。。

いろんな人にぜひ見てほしいと思える映画です。


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