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双極性障害3カ月目のリアル。

昨年の年末に「双極性障害Ⅱ型」と診断されて早3カ月。
ネットやSNSで
「双極性障害 治し方」
「双極性障害 過ごし方」
「双極性障害 働き方」 などなど・・・
数えきれないほど検索してきた。

しかしながら、意外とコレ!といった情報に出会えないのがリアル。
発症の原因がはっきりしていなかったり、
治療といっても薬物療法と休養くらいしかないためかもしれないが、
もっと患者さんがどう過ごしているのか生の声を聴きたかった。
そして、「自分だけではない」と安心したかった。

そこで今日は双極性障害3カ月目のリアルを綴ろうと思う。

双極性障害とは

双極性障害とはいわゆる「躁鬱」である。
調子が良すぎる躁状態と鬱状態を繰り返す病気だ。

はっきりした原因はわかっていないが、
ストレスというより脳の機能障害と言われているらしい。
ただし、ストレスが引き金となることもあるという。
正直それまでストレス過多な生活を送っていた私は
「ストレスが原因」と言ってほしかった。
そうすれば自分が休む正当な理由になると思ったからだ。

躁状態が顕著なⅠ型と軽躁状態が見られるⅡ型があり、
私はⅡ型の診断を受けた。
現在はラツーダと炭酸リチウムを服用している。

双極性障害は自ら命を絶ってしまう可能性が高いのもまた事実。
この事実を知った時、
私は今そんな可能性と隣り合わせなのかと怖くなった。

やむを得ず求職

正直なところ、私が発症した原因は「職場のストレス」だ。
根拠はないけれど、自信をもって言い切れる。

診断されて2カ月は仕事をしていたものの、
毎日死んだように生きていた。
組織のトップが理解のない人だったので、
毎日心を殺しながらやり過ごしていた。

そんな風に生きていたので、
家に帰ってきても私は壊れていた。
何度もものを投げて壊した。
家もぐちゃぐちゃにした。
叫んだ。
抑えきれない気持ちをどうすればいいかわからなくて、
私はものや人に当たる破壊行動しかとれなくなった。

看病してくれる同居人が日々疲れていく顔、悲しむ顔を見て
「このままではいけない」
そう気づき、求職する決意ができた。

「調子がいい」ってなに?

求職して職場のストレスから解放されたことで
私は調子を取り戻しつつある。

破壊行動に出ることはほとんどなくなったし、
自分の感情の波との付き合い方が少しわかってきた気がする。

とはいえ、調子のいい日と悪い日がある。
調子のいい日にはこうやってnoteを書いたり、勉強したりできるが
悪い日には何もやる気がおこらず、気持ちが沈んだり怒ったりしている。

問題はこの「調子のいい」日が、
「調子がいい」のか「躁状態」なのか見極めが難しいところだ。
躁状態のあとは決まって鬱状態が来る。
だから、調子に乗って動きすぎると数日後に動けなくなる。

今の私はまだ「調子がいい」日と「躁状態」の日の見分けがつけられない。
双極性障害になって自分の正常や調子がいい感覚の基準が
なんだかわからなくなってしまった。


しかしながら、ここ最近は自分を少しずつ取り戻せていて嬉しい。
こうやってずっと挑戦したかったnoteもはじめられた。
休職期間中は不安なこともたくさんあるが、
自分と向き合い、頑張ってきた自分をねぎらう期間として過ごしたい。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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