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保護者の声。今の公教育について思うこと。

昨日は、保護者の声を聞く。

一方はオフラインで。
もう一方はオンラインで。

どちらも不登校の保護者さんが割合的には多めだけど、学校に普通に行ってる家庭もある。
という状況。

覚えている限りあげてみる。

【オフライン】
スクールに求めるものは?
●外に出してやりたい。
●自然や人と関わってほしい。
●世界はそこだけじゃないと知って欲しい。
●自分らしくいられる空間にいさせたい。
●家と学校以外の居場所がほしい
●評価を気にせず、自分の大切なものを大切にしていいと知って欲しい。
●自分のことを知る時間をつくってやりたい。
●多様性を認めて欲しい。

公立学校では?
●同じ方を向いて、同じことをさせようとする学校は合わない。
●ずっと座って授業をうけるのはしんどい。
●途中から行けなくなり、完全不登校。
●やりたいことと、やりたくないことがはっきりしている。
●学校は行けるようになったが、道徳だけは受けていない。
●理科だけは好き。

【オンライン】
新学期の本音〜学校に対して〜
●引き継ぎをちゃんとしていてほしい
●新しい先生への不安
●友だちとやっていけるか不安
●子どもを理解して欲しい
●学習の遅れを気にしている


結局のところ
公立の学校というところは

同じ時間に同じことを同じように出来る子が
評価される世界が
ずっと昔から生きています。

私は公立学校の教員をしてきてよかったと思います。
そのことがよくわかるから。
そしてなぜそうなのかも。

1人で40人近くの子どもたちに
同じことを同じ時間に教えなくてはならない。
そして同じ尺度でもって
評価をしなくてはならないのです。

楽しい空間にすること
楽しい学びにするために
本当にいろんなことをやりました。

だけど。
子どもたちを苦しめたことも多々あると自覚しています。
一教員にできることには限りがあることを、早く認めて、別の場所を作ってあげることのほうが、私にはいいと思いました。

引き継ぎも毎年やりました。
40人いれば40人分。
その中に不登校の子がいればじっくり聞きます。
そのほかに特別支援学校の子もいます。
それから支援級に在籍していない、支援の必要な子もいます。
彼らには個別の支援計画、指導計画というもを作成しなくてはなりません。
もちろん新学期にやることといったら、もうキリがないほどあるのです。

我が子を思うと
子どものことをわかって欲しいという気持ちは
よくわかります。
不登校だったら尚更そうだと思います。

だけど。
追い討ちをかけるように
『特別支援学級の子は、週の半分以上は通常学級で過ごしてはならない』
というよか通知が突然、上から降りてきたりします。
これについて書き出したら、怒りまで湧いてくるので、ここでは書きませんが。

先生は忙し過ぎるし
理解不能の通知に
従わなければならないのです。


学校は
●1クラスの人数を減らさなくてはならない。
●宿題はなくさなくてはならない。
●テストと通知表による評価をやめなくてはならない。
●教え込む時間を減らし、探求する学びにシフトしなくてはならない。
●教科書からもっと離れ、参考書として使う程度にとどめること。
●子どもたち自身で学びを選択できるようにしなくてはならない。

さらに言えば
国や県が勝手に決めたことに従わなくてもよいようにする。

ということはつまり
学校というのは私営の団体として
国は補助金だけだせばいいと思っています。

親と子は自由に、子どもに合った学校を選ぶことができる、海外の教育システムを導入してほしいと願っています。


でも、その変化を待つよりは、別の場所を探す方が今は早い。
子どもが苦しんでいるなら尚更。
世界の広さとあなたの素晴らしさを見せてあげたい。

保護者の方が1人でがんばる必要もなくて
思いを話してみるといいと思います。

声に出したり
書いたものを公開したり
そうするだけで何か変わったりすると思います。

里山スクールにはなんと、東京から入りたいとの問い合わせがあったと聞きました。

私もただ
私らしくあるために
子どもが育つ場所づくりをします。

だから
大人の人も
子どもの人も
あなたらしくあれる場所に
いてほしいなぁと思います。

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