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2019 読書の記憶

三つ子の魂百まで、ということわざがあります。

幼い頃の性格は、年をとっても変わらないという言葉ですね。

私は、これについて、「変わらないかもしれないけれど、そこに何かをつけ足したりすることで違う見方ができるようになる(かも)」と前向きに捉えるようにしています。

3歳のころは出来なかったことが、今ならできることって、
きっと誰しもたくさんありますよね。

このように変わら(れ)ないと思うよりも
少しでもいいほうに変わってきたな、と考えていきたいのです。

さて、そんなことを考えながら、今年読んだ本について一覧にしてみようと思います。自分なりにジャンル分けもしてみました。

特にオススメしたい書籍をピックアップしながらお伝えしたいと思います。

古典や哲学 名著と呼ばれる本

・ツァラトゥストラはこう言った
・人間の建設
・自省録
現代語訳 学問のすすめ
・夜と霧
・方法序説
・後世への最大遺物
・孫子
・怒りについて(現在読書中)
・万葉集

今年読んだベストブックといっても過言ではないのは「自省録」ですね。
常に自分のしてきたことが間違ってないか厳しく問いかけ続けようと思います。
(纏め記事はこちら↓)

それと、「学問のすすめ」は現代語訳されていてとても読みやすいです。



印象に残ったフレーズを抜粋すると、

「人は学ばなければ、智はない」
「心を働かせてする仕事は難しく、手足を使う力仕事は簡単である」
「進歩しないものは必ず退歩する。退歩しない者は必ず進歩する。」

といった言葉はとても心に響くものでした。
学問のすすめはいつか記事として纏めたいですね。


古典はどれも素晴らしく、どの本にも深い示唆があります。

その分読むのにはそれなりに根気がいるのですが、来年も意識的に読むようにしたいですね。
自己啓発本を読み漁るより1冊古典を読むほうが勉強になるように思います。

歴史や社会に関する本

・ホモ・デウス
・FACTFULLNESS
・銃・病原菌・鉄
・父が娘に語る 美しく、深く、壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話
・2030年ジャック・アタリの未来予測
・Maas モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ
・哲学と宗教全史
・プラットフォーム革命
・21Lessons 21世紀の人類のための21の思考
・日本社会のしくみ

ホモ・デウス」や「21Lessons 21世紀の人類のための21の思考」はいずれも同じ著者によるもので深い洞察がされているので知的好奇心がくすぐられる作品でした。(纏め記事はこちら↓)

また、「FACTFULLNESS」は、データを活用することで現代世界の正しい見方を養ってくれる良書だと思います。

世界が悪くなっているかのようなニュースがたくさんありますが、この本を読むと少しずつですが、着実によくなっていることがわかります。
人間の小さな努力が実を結ぶ姿を見れてちょっと嬉しくなる本です。

それにしても、歴史や社会に関する本を今年はたくさん読んだことに自分でも驚きです。小さいころは社会が一番苦手な科目でした。

よくよく考えてみると、過去を知ることで自分の未来について考えようとしていたのかもしれません。それに歴史のストーリーを知ることは単純に面白いです。

過去の先人たちの成功や誤りを知ることで謙虚さを身につける努力を今後も続けたいと思います。

自己啓発に関する本

・30代を無駄に生きるな
・世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか
・頭がいい人、悪い人の話し方
・30代にしておきたい17のこと
・苦しかったときの話をしようか
・内向的な人のためのスタンフォード流 ピンポイント人脈術
成りあがり

特に面白かったのは「成り上がり」ですね。

ロックシンガー、矢沢永吉さんのことを糸井重里さんが書いています。
文章が読みやすく、内容もとても示唆に富むものでした。

オレは、音楽のことでたずねられたら、「才能だ」と言う。持って生まれた才能って言い方の才能と違う。
「自分に合ってる」という感じのものだと思うな。たぶん、これ、大工でも野球でも当たってると思う。

私も自分に合ってると思うもののために努力を続けたいと思いました。


私は、自己啓発本は少しでもよい習慣を見につけたいという思いで読んでいますが、タイトルに釣られて…というのも多かったなあ、とこのリストを見てちょっと反省しました。

私は古典の合間に自己啓発本を読んでいますが、来年の2020年はもう少し古典を集中的に読みたいですね。

働き方に関する本

・ワーク・シフト
・チーズはどこへ消えた?
・知的生活の設計
・このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
・すいません、ほぼ日の経営
・日本人の勝算
・イノベーションのジレンマ
・1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法


今年は転職を決めた年ともあって、働き方を再考する本をたくさん読みました。

その中でも「チーズはどこへ消えた?」「イノベーションのジレンマ」は同じことをテーマにしていたように思います。

それは変化を恐れることが衰退への第一歩ということだと思います。

新しい職場はちょっと不安もありますが、変化を楽しめるような人間になりたいと思います。

夫婦・家庭に関する本

逃げるは恥だが役に立つ
・妻のトリセツ
・夫のトリセツ

逃げるは恥だが役に立つ」はドラマも大ヒットですが、夫婦関係の新しいカタチを描いていて勉強になりました。
妻とも一緒にみてこうなりたいねーと話しています。


今年は結婚した年だったので、自分がどういった家庭を築きたいかよく考えました。それがこれらの本を読んだ理由のような気がします。

まだまだ夫としては修行中なので、もっと知識を増やしていい夫になりたいなと思います。

来年はこどもが増えそうなので、教育に関する本を増やそうかな、と考えています。ただ、本の読み過ぎであたまでっかちにならないように気をつけたいです…!


脳科学に関する本

・パテカトルの万能薬 脳はなにげに不公平
・自分では気づかない、ココロの盲点 

このジャンルは初めて読みましたが、哲学書と同じくらい深いジャンルかもしれない、と思いました。

自分の思考の癖が脳から来ているなんて面白いです。

来年はこのジャンルの本をもう少し増やしたいですね。


終わりに 今年で変化したことは変化し続けると決めたことだった。

今年、本を読んで考えたことを振り返ることで自分がいい方向に変わっていると実感したいと思ってこの記事を纏めました。

いろいろと振り返って考えてみると2019年は私が変わろう、と決めた1年だったのかもしれません。

結婚もしたし、職場も変わります。すこし怖いところもありますが、楽しみでもあります。

来年には子どももできそうです。

2020年がとても楽しみですね。変わっていくことを楽しめますように。

ダーウィン『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』

2019 /12/27  sumi__

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