先日、『デザイン思考が世界を変える』を読んだ感想をまとました。 そこで、デザイン思考とは、「ちょうどいいところ」を見つけるチカラだと言うことを書いたので、これを機に自分の仕事のちょうどいいところについて考えてみたいと思います。 ぼくのしごとについてこれを考えるにあたり、ぼくの仕事内容について簡単に紹介します。 ぼくは、東京で建築の設計を10年間生業にした経験を糧に、施設の事業計画、経営、運用までの戦略提案を行うコンサルタントをしてます。 建築の設計をしていて、それなり
毎年、年の瀬には1年分の読書録をまとめることにしている。今年でもう3年目だから、わかりやすいまとめ方はないものかと思案していた。 そう考えていたら、なにかの記事で”読書をしたら一番心に残った部分だけをワンセンテンスで残すように心がけるとよい”と読んだ。そして、そのワンセンテンス同士をアタマのなかで繋げることが自分の成長に繋がるらしい。 ひとつの本でワンセンテンスなので、本を10冊読んでも10の文章の連なりにしかならない。そう考えるとなかなか気の遠くなりそうな作業だけれど、
あっという間に年が明けましたね。 忘れないうちに昨年の読書記録をまとめて振り返ります。 思想・哲学・考え方(19冊)私はストア派哲学が好きでよく読むんですが、史上最強の哲学入門を読んでからは東洋哲学系を読み漁ってますね。 弓と禅はとても面白かったのを覚えています。 西洋哲学を読んでから日本思想を読むと、日本人の考え方が独特であったことに気づかされます。 ひきこもれ、とか死すべき定め、とかはコロナ影響でしょうか… 昨年の最後のほうはデザイン思考、アート思考などデザイ
最近、有名人の自殺が問題になりました。 それもひとりではなく、複数人です。 原因は明らかにされていませんが、 SNSによる誹謗中傷が原因だったのではないかと言われています。 とても胸が痛む出来事です…。 ここで、この記事を読むあなたに聞きたいのですが、 SNSにはどんな事を書き込んでもいいのでしょうか? ある人は言うでしょう。 人間には言論の”自由”があり、それは法律で保証されているものだから、 自分の好きなことを好きなように書き込む自由がある、と。 自由な人
何かを決断するときに、あなたはどうやって決めますか? 自分でじっくり考えて決めますか。 誰かに相談して決めますか。 でも、いずれにしろ最後に決めるのは自分自身。 もっとも大切なものは、あなたがどうしたいかです。 …でも、本当にそうですか? 今回紹介するこの本、『社会心理学講義』では、そうした人間の心理にある常識に真っ向から立ち向かいます。 この本は、社会心理学者である著者、小坂井敏晶氏が10年以上かけて執筆した珠玉の一冊です。 この本、今年読んだ本の中でダント
本日はこちら、「デザイン思考が世界を変える」を紹介します。 世界的に有名なアメリカのデザイン・コンサルティング会社IDEO(Apple初のマウスを開発)のCEO、ティム・ブラウン氏によるデザイン思考についての本です。 そもそもデザイン思考ってなに?というひとにも手にとってもらいたい、 NETFLIXやtwitterの成功など、わかりやすい例がたくさん並んでいてます。 一生懸命やれば必ず結果はついてくる。努力は報われる。 そんな、20世紀から続く働き方に疲れを感じている
本日はこちら、『弓と禅』について紹介したいと思います。 apple 創業者のスティーブ・ジョブズも読んだと言われる、禅の入門書です。 禅というものは、自我をなくすことを趣旨とすることから、自我からの認知を起源とする西洋(ギリシャ)哲学とはまったく異なる思想ですので、西洋人が理解するのはたいへん難しいと言われます。 しかし、この本『弓と禅』はドイツ人哲学者が禅の思想にふれるために、弓道の鍛錬を通じて禅の精神を獲得していく過程を丁寧にえがいています。 そのため、禅の哲学の
本日はこちら、『世界観をつくる 「感性×知性」の仕事術』について紹介したいと思います。 ”くまモン”や”中川政七商店”などの高度なブランディング戦略を手掛けたことで知られるクリエイティブディレクター水野学氏と、 ”武器になる哲学”などいくつもの書籍を出版し、イノベーション、組織開発、リーダーシップ育成の専門家でもある著述家山口周氏による 働きかたについての白熱の対談です。 ディズニーランドやapple、家電ブランドのバルミューダ… そういったものには一連の世界観、ブ
何もやる気が出ないときってあるよね。 noteを週1で書くと目標をたてておきながら、今まさに書くのが億劫に感じてます。 だったらやめちゃえばいいじゃないと自暴自棄になる。 そう思いながらも、やめようとしないでなんとなくこの文章を書いているのはなんでだろう? 自分自身に問いただしてみたところ、 それは自分を少しでもいいほうに変えていきたい、と思っているからだ。 *** 今、ぼくは転職して新しい職場で働いて2ヶ月目になる。 新しい仕事を覚えるのに翻弄されたり、うまくいかな
三つ子の魂百まで、ということわざがあります。 幼い頃の性格は、年をとっても変わらないという言葉ですね。 私は、これについて、「変わらないかもしれないけれど、そこに何かをつけ足したりすることで違う見方ができるようになる(かも)」と前向きに捉えるようにしています。 3歳のころは出来なかったことが、今ならできることって、 きっと誰しもたくさんありますよね。 このように変わら(れ)ないと思うよりも 少しでもいいほうに変わってきたな、と考えていきたいのです。 さて、そんなこと
企業の衰退。ニュースで見ることも多くなってきました。 今では会社の倒産は珍しいものではなくなりましたし、大企業に入社すれば安心!なんて時代ではなくなりました。 では、あなたの務めている会社は大丈夫でしょうか? ある統計によると、10年後も残る会社というのは全体のうち、たったの6%なのだそうです。つまり、100社ある会社のうち、94社は10年後にはありません。 ちょっとゾッとしますよね。 では、真の意味での優良企業とはいったいどういうものなのでしょうか? 一体どうして、