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最近本の読み方が変わってきた

ちょっと前までは結構卑近な本ばかり読んでいたんですよ。
「お金の稼ぎ方」
「キラキラビジネスマンになる方法」
「有料級〜の方法完全解説」
「〇〇ビジネスがうまく行った人はこんなことしていたみたいよ」

うん、勉強になった。勉強になったね。いい本たちばかりだった。
そういう本は文章としてもとても読みやすく、自分の業界や持っているスキルと近い部分の人が書いているから内容もスッと入ってくる。

そういう本がダメってわけじゃないけど、読みづらい本を避けていると自分という枠が強固になっていくだけで、新しい価値観や自分に出会う、みたいな本の側面はなくなるな、とも思っていました。

とはいえ、そんな難しい本を読む気力も時間もない。
原典が難しすぎるので解説書から入るものの、その解説書も辞書を片手にもたないと読めない、みたいな本って今の(少なくとも私が見える世界としての)世の中にはまじでマッチしない。
一冊読むのに何十時間かかるんだ、そんな時間はねえ。ということになってしまう。

そういうのはもう映画やアニメ、いいところ漫画でいいか。
「千年狐」最高だったしな。
みたいな。

しかしちょっと時代はまた変わったかもしれません。
最近気がついたのですが、ChatGPTは昔のそういう原典的なものを(解説書も含めて)結構学習済みです。

なので、本の内容がむずいな、と思ったら結構答えてくれます。

「葉隠入門」自体は知っているっぽい

とはいえ、本当に本自体のデータが入っているというわけではないので(もしかしたら読んでいる本もあるのかもしれないけど)、そこは注意しましょう。ハルシネーションに引っかかりやすいかも。

本の中身は知らないっぽい(正しい第1章は『現代に生きる「葉隠」』)

とはいえこれは本の読み方がすごい変わるな、と思っています。
具体的にはタブレットや折りたたみ端末を使って、画面の片方にはKindleを、もう片方にはChatGPTなりBingAIを開く。すると常にAIが横にいるような状態、膨大な知識量をもった家庭教師が常に横にいるような状況で今まで読んでこなかったジャンルの本を読み得るようになるのです。

家庭教師に聞きながら本を読む

これ、すごくない?昔の貴族のような贅沢が、もう手のひらの中にあるのです。

あとはじっくり本と向き合う時間を取るだけだな。まあそこが大変難しく、貴族ではない、どちらかというと資本主義・貨幣経済の奴隷たる私を象徴する部分ではあるのですが……。

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