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「ライティングは頭で回す」ための「デトックスライティング」の話

「呪力は腹だが反転術式は頭で回す!!」は呪術廻戦のキャラクター鹿紫雲の名言ですが、ライティングにも似たようなところがあるなぁと。

文章はAIだったとしても、ライティングは頭で回す。

様々なAIや各種ツールを駆使し効率の良さを追い求めても、結局最後は頭で編集し頭で記事を整えるものではないでしょうか。脳死状態でツールに書かせてもロクなものは出ません。

ということで、こういった瑣末(さまつ)なエッセイはもちろん、クライアント様に納品する記事でも、私はできるだけ「頭で回す」ことを意識しているのですが、それだけに頭の健康とパフォーマンスが直結する、というのを日頃からとても感じます。

頭の健康、といわれると何を思い浮かびますか?

  • 水を飲む

  • 栄養を摂る

  • 睡眠を十分に確保する

  • ストレスを取り除く(いっとき忘れる)

  • 血糖値、血圧を正常に保つ

色々あると思います。あると思いますが、ここでは「脳を落ち着かせる」ための「デトックスライティング」を提案したいと思います。


「デトックスライティング」とは

「デトックスライティング」とは、「とにかく思いついたことをひたすら書く」ことを指す私が今考えた造語です。

「モーニングノート」という形で行うものや「書く瞑想」と言われているものと多分内容は一緒です。

頭のパフォーマンスを考えた時に、「先延ばし癖」や「なんだか頭が回らない」みたいな状態って、目に見えない「情報の毒」が影響していると私は経験上考えています。「デトックスライティング」とは、そういう情報を紙面やパソコンのモニターなど頭の外に出すことでスッキリするような、そういうものだと思ってください。

そもそも「デトックス」って、体内に溜まった毒素や老廃物を出すことで、心身を健康な状態にすることですよね?
デトックスライティングにもそういう、頭を健康にして目の前のタスクへの集中を促す効果があるのです。

デトックスライティングのやり方

デトックスライティングのやり方は簡単です。以下の3ステップ。

  1. 自分の「ここに書くぞ」という媒体を用意

  2. 何かをする前、もしくは1日のはじめ、昼イチなど、定期的に「ここで書こう」と決める

  3. 「書こう」と決めた時間に、思いついたことを思いついた順に書く

何に書く?

デトックスライティングの内容はなんでもいいです。紙のノート、notion、note、アメブロ、ブログ、なんでもいい可。

ただ対外的に見られると困る内容を書く時も多いと思うので、あまり人に見せない前提の媒体がはじめはおすすめ。

ちなみに今私はデトックスライティングがてらこのnoteを書いていますが、書きながら編集回すようなことをしながら書いていて結構カロリーを食うので、おすすめしません。

媒体は外に出してもいい内容の時はnote(で書こうと最近決めました)、出したくない時や本当に雑記、時短したいときはnotionです。

ちなみに「何で書く」も大事ですが、「何で書く」という筆記用具要素も結構大事。私は基本的になんでもHHKB Studioで書いています。めっちゃ書き心地良くて私は好きです。このネタについてもまた書きたいな。

手書きの感覚を鈍らせないためにたまに紙で書く時もありますが、Stalogyのエディターズシリーズに京セラのセラミックのボールペンで書きます。

時間を決める

次に、デトックスライティングをする時間を決めましょう。

私は朝イチと、集中が切れてきた時に書きます。
朝一は頭が回っていないこともあるので本当にざぁああっとその時の頭のぼんやりした情報を書き殴るだけ。notionに書きます。

集中が切れてきた時、SNSやYouTube、TikTokに逃げる人も多いかなと思います。私も基本そのタチなのですが、ライティングに逃げるようになって結構ストレス減りました。先延ばし癖って頭にほんといいことないんですよね……。

書く

その時間になったら、頭にあることをブワァぁっと書きましょう。
ひたすら書くのです。とにかく書く。

ここでのコツは、外に出す文章を書こうとしないこと。絶対誰にも見せられない、いや見せない文章としましょう。取り掛かるコスト、書き続けるコストが減ります。

余談ですが、書いている途中に集中が切れるのって、文章が長すぎるか、そもそも書きたくなくなってきているかのどれかだと思うのですよね。

その点、絶対に他人に見せないデトックスライティングを行うと、絶対に誰にも見せないので、変に気取る必要なし。思考のどこから書き始めてもいいし、気が済んだら終わったらいい。文章の途中で書くのをやめて他のことをしたっていいのです。圧倒的フリーダム。

ちなみにノートとか、パソコンの前に座って初めに直面しそうなことしては「おお、書くことないわ」問題です。それまで何か考えていたような気がするんだけどな、もう何も思い出せねえ。みたいな。

ただそんな状態でも、「思い出したら書こう」じゃなくって、とりあえず書き始めてください。

「私は書き始めたい。なんだったっけ。今まで書こうと思ってたのにな〜、うん。えええええっと今日やったことから振り返ろうか。今日やったことは朝起きて……」みたいな文章でいいのです。とにかく書く。思考したことを全て書く。そんな感じで書いていくと、本当にスッキリするので。

再び余談ですが(私のデトックスライティングなので許して)私は頭が回っている時にはこういう感じでガァアアっと書きたい時にかけるように、ネタ帳を作っています。notionで作成しているのですが、AppleWatch Ultraのアクションボタンを押した時にショートカットが立ち上がるようになっていて、音声でメモをnotionに残せるように仕組みを作っています。

とにかくやってみて

こういう小手先じゃない、「根っこから改善系」って結構脳の体力がある時というか、長期休暇明けみたいなタイミングじゃないと取りかかれないと思うので、今がチャンスと思ってぜひやってみてください。

デトックスライティングのためのnotionテンプレとか作ってもいいなと思いつつ、それを始めると時間が超溶けてしまうので、思ったことだけここに書き留めておきます。

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