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【MBTI】各タイプとお節介
0.前書き
※この記事は自分の身の回りの人間を見た印象や他の人のnoteを軽く読み漁って蓄積された各タイプ像を基に書いている偏見以外の何物でもないものですので、苦手な方はブラウザバッグ推奨です。あくまでエンタメ程度に軽く読んでいただければ幸いです。そして結構辛口かつ言いたい放題なのでご了承ください。
1.はじめに
大学1年目も佳境に入り、合格が決まってから遂に一年以上経ってしまった。最初の頃は不慣れな環境やら理解に苦労する講義やらに四苦八苦していたが、今ではある程度余裕もできて、周りの人間を観察するのも面白く感じてきた。大学には色々な人がいるもので、遠目から見ていても何となく面白いものであるが、逆に普段から親しくしている友達はそろそろ客観視をすることが難しくなってくるかもしれない。私は普段は複数人の友人グループとほどほどの距離間でいさせてもらいつつ生活している状態なのだが、たまに眺めているとそのグループのメンバーが家族っぽく映ることもしばしばあるのである。それを微笑ましく見つつ頭の中であれこれと考えてみたので、今日はそれの整理がてら久々の記事を書いていきたいと思う。
それなりに長いので(1万字オーバー)、以下の目次から気になるところだけ読んでいただければ幸いである。
2.総論
最初に断っておくが、お節介というのはそれ自体が悪いことだとは思っていない。ただ、お節介はする側とされる側の利害が一致した状態でないと上手くいかずに一方或いは両方がストレスを貯めやすいのである。基本的に私はお節介をされるのはNo Thanks 派であるのだが、逆にお節介をされることによって自分の生活が管理されて怠惰にならずに済むという点でありがたいと感じる人もいることだろう。困っているときに手を差し伸べてくれた人がいたおかげで立ち直れたという経験は誰にだってあると思うし、逆にお節介と言いつつ自分のことを否定しまくるような人間に相対すると誰だって不快になるだろう。今回はそういうのは省く。あとはお節介と言いつつ上下関係が絡んでくるとちょっと厄介なので、今回は友人間とか同僚間とか、対等と見做せる関係のみに焦点を当てている。
さて、MBTIには4つの軸があるが、このうちお節介に関わるのは後者2つ、つまりT/F軸とJ/P軸であるように思う。E/I軸とS/N軸も0ではないのだが、先ほどの2つに比べたら影響度は少し劣るのではないかと考えている。
そして、T/F軸のお節介への影響の仕方ととP/J軸のお節介への影響の仕方もまた異なると考えている。具体的にはT/F軸が『お節介をされることについて』のスタンスで、P/J軸が『お節介をすることについて』のスタンスに影響するのではないかと思う。両者は似て非なるものなので、ここを混同すると議論がややこしくなるのではないかと考えている。周りの人々の傾向を見ていると、T型は総じてお節介をされることをそこまで好まなさそうであり、F型はお節介をありがたく思うか、寛容であるように見える。J型の人間はお節介を頻繁にする側であり、P型はお節介をあまりしない方であると思う。
ちなみに、S/N軸とお節介の関連を考えてみると、『実際にお節介を焼かれるかどうか』という風に言えるのではないか。ここでもやはりN型の周りへの染まらなさ加減は危なっかしく映ったりして庇護欲を掻き立てられるのかもしれない。もっと言えば、実際にお節介を焼かれる頻度としてはNP型>>>NJ型≒SP型>>>>>SJ型という印象を受ける。E/I軸に関してはちょっと思いつかない。E/I軸はそこまでお節介に対して影響を与えないのではないかと思う。
さて、軽くこんな感じでまとめたところで、各タイプの考察をしていきたいと思う。なぜか私の大学、というか同じ学部の中ではS型が極端に多く、N型はほとんど見かけない。私の中高時代はそれなりにN型が多かったのだが、大抵がNP型でNJ型はほとんど見ていない。と言うより、私がNJ型の人と関わっていない。なので、私のMBTI考察は基本的にNJ型の解像度だけが露骨に低い。そのほか、基本的には私の周りの人間を中心に考えてみたものなので、実態とは少々乖離した部分があるかもしれないが、ご愛敬。学生なのでお節介の大半の事例は学業に関する話である。さらに筆者は女性で悲しいことに彼氏もまだいないので周りの人間は圧倒的多数を女性が占める。男女の性差まで含めるとまた諸々変わってくるかもしれない。そして足りない部分は大体いつかどこかで見たnote記事などから勝手に引用している。そういう断り書きを添えて、各論に入っていく。
3.各論
①FJ型
所謂世話焼きなタイプと言われて真っ先に浮かぶのがこの人たちではないかと思う。とても献身的なタイプで、面倒見もいい。その他に関してはよく分からないが、特にXSFJ型はお節介に対してのバランス感覚が非常に優れていると感じる。
持ちつ持たれつの関係を全く違和感なくできるので、得意分野は私がやるので苦手な分野はやってくださいというのも全然問題なくできる(この辺は各個人の成熟度にもよるかもしれない)。
ただ、そこまでバランス感覚がまだ備わっていない場合、割とお節介をしすぎて、というか負担がかかりすぎて自滅する、といったケースも見られる。あとは、献身的に尽くし過ぎて逆にお節介される側が申し訳なくなるパターンもあるか。なぜかInstagramやYouTubeのショート動画なんかではISFJがよくダメ男に引っかかる的なのを見ることがしばしばあるが、ISFJに限らずいいように利用されるお節介の仕方をしてしまうことは要注意かもしれない。
ESFJ
大学の友人グループの中に1人いるが、本当にバランス感覚が神っていると感じる。甘やかしすぎず、厳しすぎず。姐御肌と言われる所以がよく分かる気がする。Fe使い手のプロ。空気を読むことにも長けているのでそれとなく他人が困っている時に自分も「これどうしよう」って言ってくれる。もはや神業領域ではなかろうか。ダメ男に対してもそれなりの一線を越えればはっきり言うことができるだろう。ただ、意外と本人の中では気遣いで疲れているのか結構愚痴も聞く。観察力も結構高いので発言内容ミスると逆に怖がられるという印象も受けた。お節介は義務ではないということを念頭に置くだけでQOLが爆上がりする気がする。
ISFJ
高校時代に1人いた気がする。知り合い以上友人以下程度の関係だったので互いのことを詳しく知っているわけではないと思う。思い返してみれば一番ISFJっぽいなという人。控え目なのでお節介を自分から積極的にしに行くタイプではないが、頼まれたらちゃんと面倒見てくれて、その過程でここ困ってない?とかオプションコース的な感覚で聞いてくれる。ESFJと比べてダメ男に遭遇する確率は同等かそれ以下だが、抜け出せなくなるリスクはESFJより高い可能性がある。お節介されることをあからさまに嫌がるタイプではないように見えたが、そもそもその人が優等生系統の人間だったのでお節介が必要なかったという説がある。数回程度質問されたことはあったので、やはり苦手なものを頼ることそのものに抵抗はないのだろう、内向性が影響して人を捕まえるのに若干苦戦するくらいか。
ENFJ
高校時代にいた友人の1人はこれ。ただ本人はENFPと迷っているらしいが、私から言わせれば8割方こっち。随分と押しに弱く、断ることが苦手な印象。元々他人を助けるのは好きらしいが他人を助けることに意識が行き過ぎて自分に対する詰めが若干甘い。お節介を焼く時にややお説教が混じる。お節介を好きでやっているんだろうなというのがありありと分かるので変に気兼ねせずに済むかもしれないが、ダメ人間に引っかかった時に一番抜け出せないのはこのタイプなのではないかと思う。しょうがないなあ、とか言いつつやってくれる。お節介をする側に回ることがほとんどなのでお節介をされる側の実態はよく分からないが、やはりお節介をされることを嫌がっている様子はない。FJ型の例に漏れず、寛容なのだろう。
INFJ
同じ学部の同期で仲良くしている人間の中で恐らく唯一のN型。ただし本人はINFPと主張しているしペルソナを持ちすぎていて外面の印象はESFJっぽく見えるのだが、N型同士なら嗅ぎ分けられるようなN型の匂いを振りまいているしこのペルソナの被り方からして9割型INFJ。INFJは少なくとも頭脳面においてはかなり優秀なのだろう、お節介することを有効利用している感がある、特に勉強とか。ただし、優秀なおかげで逆に頼られ過ぎて気が付いたらキャパを迎えている、ということもしばしば。自分から積極的にお節介をすることはないが、雰囲気的に頼られやすいのだろう。ただ、FJ型の中では最もダメ人間には引っかからなさそうな人種である。この辺は主機能Niの使い手と言ったところか。
ちなみに、お節介をされる側に関しては、一定のラインまでは受け付けるがここから先は進入不可といったラインが透けて見えるような気がする。これはNF型に共通して言えることかもしれないが、自分がどうこうされるより他人がどうこうされるほうが不快らしい。過度なお節介を他人にしている人間を見ると不愉快だという反応を見せた時があった。
②TJ型
個人的には、面倒見がいいと言われればFJ型だが、お節介と言われればTJ型と言う印象を受ける。特にXSTJ型が顕著。合理的で感情に流されないタイプなので有用な時はマジで有用なのだが、言い方がキツいのでどちらかと言うと説教されている気分になる。そしてお節介と言っても口頭だけなので状況によってはかなりウザい。良くも悪くもハーマイオニーみたいな人たちである。成熟度によっては若干マシになるかもしれないがFJ型と比べてお節介がマイナスに転じる印象がある(というかお節介ってこの人たちのために作られた単語ではなかろうか)。
そしてこの人たちはTeを活用しているタイプであり、プライドも高めである。本人たちが有能であることも輪をかけて、殊得意分野にかけてのお節介はほとんど望まないだろう。と言ってもおそらくTJ型にお節介をするのはTJ型がほとんどだろうが。
思考のスタンスなどは似ているので対等な関係の時はそうでもないのだが、特にXSTJ型は上下関係がついた途端NP型とは相性が悪くなるパターンが多い。note民はINFPが結構多いのでよくESTJに対しては不満が燻ぶっていることが多いのだが、多分その状況のほとんどはESTJが上にいるか上に行こうとしているパターンである。本人たちもイニシアティブを取ることが得意というか取りがちな性格なので、余計に問題はこじれるのである。
とはいえ有能かつ冷静、私情を挟むこともないためみんなで何かを解決する、といったシチュエーションでは相当頼りになる存在である。状況次第で如何様にも好感度が変わってしまう、そんな存在だろうか。
ESTJ
仲良くしているグループメンツの一人がこれであり、そしてその人こそが私にこの記事を書かせている元凶である(何だか英語の下手くそな訳文みたいな文章になってしまった)。
同い年であるはずなのだがおそらく若干下に見られている。まあ擬態した方が正常に見えて圧倒的に楽に生きられるはずのタイプの人間がめんどくさがってNP型の要素を隠そうともしないで表にビンビンに出しているのが全ての始まりだろう。
私は基本的に知識の守備範囲が極端に偏っているため、知らないことは本気で知らずにためになる情報を提供していただけることも多いのだが、素直にありがとうと受け取るには私の心は狭いのだろうか、いちいちマイナスな感情が過ってしまう。別に特段嫌いとかそういった感情は持っていないはずなのだが。
苛立つ原因の一つとして、「お節介をする対象者が知らない、できない」ことを当たり前のように前提にしてくることが問題ではないかと思う。なんというか、個人的にいら立ちの感情としては宿題をまさに取り掛かろうとしていた時に親から「いい加減宿題やりなさい」と言われてやる気が失せる、あのタイプに近いような気もする。明確な上下関係がある時ならばいいのだが、友人関係となると若干相性の悪さが出てきてしまうこともある。
ちなみに、当の本人は極めて優秀なのでお節介をする必要性がない。あまり干渉されることも好まないのではないかと思う。下手をすると「干渉を受ける」という概念すらなさそうである。
ISTJ
バイト先に一人このタイプではないかと思われる人間がいる。
まあちょっとバイトという立場を鑑みるとややお節介というか口出しが過ぎる、という印象である。一応先輩ではあるらしいが、私にとっては年齢とはただの数字であり能力と比例するものでもないのでバッサリとぶった斬りにさせていただく。どうせ本人見てないやろ
社会人になったら優秀なのだろうとは思うのだが、最低賃金しか与えられない以上「賃金に見合った労働を」とか考えている人間が大多数の今の職場の中で一人やる気に満ち溢れている状況はちょっと傍から見ていると滑稽ではある。別の先輩からは「社員なんかあいつは」とか愚痴られていた。大学生となれば各々に自我が存在し、様々な思惑が飛び交う中で最低限定められた仕事をこなす、それが今のバイト先の事情なのだと勝手に見ているのだが、個人個人の領域を平気で土足で入り込んでくるためもはや愚痴られるどころかいいように利用されている節がある。お節介気質と鋏は使いようである。
関わると余計に火の粉が降りかかって面倒になると判断されているのか、一応それなりに利用されて領域から追い出されているだけで干渉を受けている様子は見たことが無い。やっぱり自立心が高いので干渉を与えようとしても並みの労力ではいかなさそうだなあ、というのがバイト中に人間観察をしてサボっているENTPの率直な感想である。
ENTJ
周りに誰一人いないので全く分からないが、ハーマイオニーはこのタイプではないかという説がある。私は当初彼女をESTJだと考えていたが、その説を知って以降描写を思い返してみると確かにENTJに近いかもしれないと思った。ハーマイオニーに限って言えば、やはり当たっているのではなかろうか。委員長気質もあって、お節介というか口うるさいというか。そして本人の優秀さ故にどうしても一方的な状態になってしまうように思う。言っていることは正論なのだが、口調や雰囲気で損しているように思う。もう少しオブラートに包めと人生で一回は言われたことがあるのではないだろうか。
あのハーマイオニーが誰かから甲斐甲斐しく世話をされているところなど想像ができない。というか、本人のオーラが強すぎて近づくのにも抵抗があるのではなかろうか。なんというか、お節介を受けること、他人から干渉されることを腹立たしく思っていそうなタイプである。
INTJ
周りの親しい友人にはいないが、実は筆者はこのタイプなんじゃないか疑惑が出ていたり出ていないかったり。あと圧倒的に大学教授に多い。やっぱり優秀なタイプではあるので、まずお節介を焼かれる側には回らないように思われるが、割と孤立しやすいタイプであり、周りをよく見ているESFJあたりに心配そうに声を掛けられるといったシチュエーションは全然あり得そうである。ただ、課題ができてないんじゃないかとか日常生活がズボラでとか言った理由でお節介をすることはなさそうである。INTJ自身も基本は個人主義であり、EXTJほど積極的に他人の事情に口を突っ込むことはないだろうが、軽い気持ちでヘルプを求めるととんでもない量が返ってきてかえってこちらが圧倒されてしまう、という印象がある。
③FP型
お節介を受けることにあまり抵抗がないF型要素と、積極的に他人の事情に首を突っ込まないP型要素から、FP型は最もお節介を受けやすいタイプになっているのではないかと思う。私の知り合いを思い返す限り、FP型がお節介を焼く側に回ることは9割以上なく(例外の1割弱は後述)、私の周りにいる/いたFP型の9割以上は誰かしらからのお節介を受けている。P型は他人の事情に首を突っ込まない不干渉性もさることながら、規範意識に欠けるため目が離せない危うい一面もあり、それがまたFP型に対するお節介を加速させるのであろう。J型のお節介好きな方々が最も世話を焼くべき相手は紛れもなくFP型である。理由は簡単、互いの利害が合致しているからだ。ただしやりすぎると共依存となり互いの関係が不健全な状態に陥るのでほどほどに。あとはTJ型の方々は口調にしっかり気を遣った方がいいと思われる。
ちなみにINFPの友人に「お節介をされることについてどう思うか」と聞いたところ、「私は基本ふわふわしていてしっかりしていない人なのであれこれと言ってくれる人はありがたいと思う」と言っていた。FP型はやっぱりお節介を焼くには最適な相手だと思う。ただし、このタイプは全員Fiを主軸に持っているため、本人のやり方やスタンスを全否定するような発言には人一倍嫌悪感を示すだろう。お節介を焼くという行為は本質的に頼まれてもないのに一方的に行うものであり、言葉を選ばずに言うなら他人を下に見ている状態であると言えるだろう。そこは念頭に置くべきだと思う。
ESFP
私の大学の友人とバイト先の同僚に一人ずつ。そして私の推しもこれ(あのイブリース氏も言っていたので間違いないだろう)。基本的にはムードメーカーという感じなのだが、特定の誰かに干渉をしているという印象はない。程よく緩くやって人生エンジョイしようというタイプのようだ。マラカスを持っている印象はないが。
私の推しはさておき(立場が少々特殊なので)、身近な2人は先輩後輩という関係でもなく対等な関係であれば干渉すると言えば元気のなさそうなときに明るい気分にさせるとか本当にその程度な気がする。分からないことを一通り教えてくれる感じはもちろんあるが、あくまで一般的な程度にとどまる。絶妙にちょうどいいのだ。
むしろP型特有のどこかしら抜けている感じがあり、J型気質の人たちからお世話されているところをよく見る。友人の方は家族構成面で見ると妹なんだそうだ。納得である。Seという機能は本当に対人関係においては万能ではなかろうか、ファッションセンスやら運動神経やらに加えて人に適切に甘えるという行為まで上手くやってしまうようである。流石である。
ISFP
高校時代の同級生に一人。そして、大学で最初にできた友人がこのタイプである。今思うとなぜ一緒にいるのか分からない、というレベルで互いの興味の方向が真逆に突き抜けているのだが、本当にマイペースなお方である。
彼ら彼女らの辞書にお節介という文字があるのか疑問に思えるほどにはマイペースを極めている。どこぞの口から生まれてきたようなENTPの人間とは全く異なり基本的に寡黙で、本当に自分の興味の向く方に意識がいっている様である。何を考えているか分からないような印象も受けるが、blueさんも言っていたようにおそらく根本的に思考を言語化するのは苦手であり、そもそも何も考えていないというのが正解なのではないかというのが最近の私の勝手な解釈である。
まあそういう風に基本的には受動的なのでまずお節介をする側に回るタイプではない。ぽわぽわしている様ではあるのでお節介をするにはよさそうなのだが、一周回ってあまり受けなさそうでもある。お節介を受けたとしてもプリントが回ってきたくらいの感覚にしかならないのではないかと思う。流石にそれは違うだろうか。
ENFP
高校時代の友人に一人。頭脳面でも運動面でも優秀で、おまけに見た目もよく一見すれば非の打ち所がない完璧人間だったのだが、なんというか、次元が違う。同じ部活で部長をしていたのだが、本当に楽しいことが大好きなようで、「みんなで登山したい!!」と言い出して本当に部員全員で登山を遂行させてしまったし、「書き初めやりたい!!」と言い出して本当に部員全員でレクリエーションの一環として書き初めをやってしまった。ちなみにそこで後輩部員の一人が「アイデンティティの確立」と書いていたのを今でも覚えている。それを書いている時点でアイデンティティ確立できているよと突っ込んだことも。
まあこういうわけで他人を巻き込むのが好きなタイプではあるが、どうも漠然としすぎている。流石ENTPと一字違いなだけある。とりあえずババンと大きくやりたいことだけを掲げて置いて、あとは周りの人が何だか面白そうだと具体的に動いていく。全タイプのうち最も壮大にお節介をさせる気質だと言えるだろう。…いや、これはもはやお節介と呼べるのか?
見てお分かりの通りあまり細かいことに首を突っ込むタイプではないのだ。お節介など自分から進んでやるわけがない。人生の主眼はいかに楽しく過ごすかである、という点ではESFPと似ていると思うが、方向性は異なるようだ。
ちなみに一応もう一人バイト先でENFPらしき人を見たのだが、そちらもやはり細かいことは苦手らしい。結構色々な人にお世話をされている印象がある。なんだかずれているところがあり、人生で常にツッコミ役を携帯しなければならないようだ。
INFP
私の高校生時代、明確にこのタイプだと断言できる人間は2人いたが、この人たちはとんでもなくお節介を焼かせる才能を持っている気がする。はっきり言って異常値レベルだ。思い返す限り、お節介を焼かれていた相手の中にはJ型勢はもちろん、ほとんど他者に対してあれこれ言わないISFPやENFP、挙句の果てにはFeが発展途上状態のENTPすらお節介を焼いていたほどである(無論筆者のことです)。詳細は後述するが基本的にENTPは極度のめんどくさがりなので余程のことがなければ、いやあったとしても他人に積極的に口出しすることはない。よほど庇護欲を掻き立てる才能でも持っているのだろうか。あるいは義理人情があっさりと発動してしまう才能を持っているのか。某頂き女子もINFPらしい。NF型特有のカリスマ性、N型特有のぶっ飛び状態、P型特有の危なっかしさ、I型特有の大人しさ、全てが合わさったINFPというのはやっぱりとんでもない化け物である。
④TP型
はっきり言おう。このタイプにお節介をするのはやめた方がいい。理由は簡単で、彼らにはたとえどれほどお節介をしてもお節介をする側もされる側も全く得をしないからだ。
TP型は基本的に”相互不干渉の原則”の下生きている人間である。要は自分は自分、他人は他人というスタンスだ。他人に絡みにいくことはあるが、それは本人が絡みたいから絡んでいるのであり、相手がどうこうという話ではない。
一応は理論的に考えるタイプではあるので、相手がお節介をしてくる前から本人も似たようなことを考えており、そのうえでめんどくさいからやらないというスタンスを取っていることがほとんどである。TP型をコントロールするには信賞必罰しかない、とは誰が言っていたことか忘れたが、本当にその通りだと思う。申し訳ないがどれだけお節介をしてもそれは相手が勝手にやったことであり、自分からは何も頼んでいないのでそれで相手が何かを要求してきても知らんがなで済まされることがほとんどである。特にお小言は一番ダメで、どこまで言ってもTP型の耳に念仏である。
まあ、とは言えSTPはそこまでお節介を受けるようなタイプではないだろう。問題はNTPである。頭が本体で体は付属品のようなタイプなのでめんどくさがると身の回りのことはとことんやらなくなる。ゆえにお節介を受けやすいのだ。しっかりしている、と言う単語とは無縁のタイプである。
ESTP
申し訳ないが会ったことがない。それでいながら直前に言いたい放題書き散らかしているのもいい度胸である。
ジャイアンはこのタイプだと言われるらしい。とりあえずそういうことにしておくと、まあ確かにジャイアンにお節介しようと思う人間はいないだろう。機嫌を損ねたら暴力を喰らうのが目に見えているからである。
映画版では若干様相が異なるが、それでもジャイアンがマメに対等な人間にお節介をしている姿はあまり思い浮かばない。ジャイアンがのび太に毎日宿題を教えていたり野球を教えていたりする姿を想像しろと言われても無理があるだろう。
ISTP
友人グループの一人がこのタイプで、おそらく高校時代にも一人いた。両者ともなぜか自分の可愛さを同性にアピールするムーブが目立っていたのだが、なぜだろうか、と言う話はさておき。
二人とも優秀な人間であったので、まず他人が何か介入する余地はほとんど存在しなかったように思う。やっぱり自分のペースややり方が確立しているタイプなのだろう。独立心が高く、ゴーイングマイウェイを体現したような人なので、多分お節介をされたとしても数分後にはやっぱり元の自分のやり方に戻っていると思われる。
逆に自分から積極的に何か手助けしに行く、という様子もない。聞かれたら答える、そんな程度である。聞いてもいいが若干T型の例に漏れず言葉がストレートなのと必要最低限な処置を施すだけ、という感じがするので特にF型の人が助けを求める場合はちょっと他の人を頼った方がいいかもしれない。それが気にならないのであれば問題ないと思うが。
色々思うところはあってたまに愚痴ることもあるが、実行しようとなるとめんどくさがってしまうのは流石TP型の一族だと思う。
ENTP
来ました。ついに筆者のタイプです。これは長くなると思われます。
まあ、こんな記事を書いているくらいだ。お節介を受けるのを快く思っているわけがない。ぶっちゃけ、TP型のところで書いた一言はまんま自分の自己紹介というか本心を暴露しているようなものである。他のENTPがどう思っているか知らないが、そこはコメント欄を参照してほしい。こんな無駄に長い駄文にわざわざコメントを授けてくれるENTPが存在するのかどうかは読者のみぞ知るところである。
ズボラ属性が相まってお節介を受けることは頻繁にある。細かいことは気にしない性分ではあるのだが、全般的に雑なためお節介を受けるだけでなくお小言やお説教までいただくことがある。バイト中の筆者は忘れ事が多くしょっちゅう社員に叱られているのだが、内心ではどこの世界に完璧に設計された人間が存在するものかと延々と反論と言う名の言い訳をつらつらと述べているところである。
そして基本はめんどくさがりなのでお節介をすることはほとんどない。例外はINFPの項目を参照してほしい。ごく稀に慣れぬお節介らしきことをしているときは、大抵損得勘定が多いに絡んでいるか面白そうだと思って火に油を注いでいるのかみたいなものである(※全員が全員そうではないとは思われます)。ただ、やっぱり第3機能のFeの効果は大きいのか、義理人情と言うものも働くようで、自分にとって大事な人のためには頑張れる質ではある。この辺りはESTPの映画版ジャイアンもそうかもしれない。
ある程度成長したENTPであれば大抵はFeを使うことを覚えてはいるので自分の能力を使って相手のために貢献しようという意思もあるのだが、如何せんENTPの発想は一般社会にあまり馴染まないことが多い。私は最近それに疲れてきて、精神状態がまっくろくろすけになってきたのでなんとかしたいところである。
INTP
聞かれてもいないのに誰彼構わず自分の思考を垂れ流すENTPと違い、INTPの場合は状況がハマらないとなかなか自分の思考を外に発することはないのではないかと思われる。内心で色々と考えているはずなのだが寡黙に見られがちのため、物好きな人にめちゃくちゃ絡まれる、そんな様子を何度か目撃したことのある筆者である。
正直INTPに限った話ではないが、他人との交友関係について貸しと借りのバランスをめちゃくちゃ気にしている印象がある。優秀だというプライドもあるのだろうか、実際は頭もいいので貸し以上には借りを作らないという目論見を感じることもある。
一方で、もはやそういうことを全く考えないのか、お前は乞食なのかというくらい色々なものを他人から都合よくもらっていたものもいた。あれがINTPなのかは定かではないが、一応16personalitiesではINTPと出たらしい。優しいENFJの友人はそのINTP相手に結局断り切れずにラーメンを奢っていたりしたらしい。本当にTP型は一定数抑止力がないと際限なく助長することがあるのでお節介をすると逆に利用されかねない。ただそのINTPもお節介そのものを好む様子はなかったが。
4.終わりに
まあ何の役に立つのか分からない記事ではあるが、半分くらい人間観察の結果を整理したもの、という感覚である。実はこの記事は試験期間の合間に書ききれずに2,3か月くらい放置したので文章の整合性はあまりとれていない気がする。まあnoteは書ききるのが一つの大事なことであるという謎理論を打ち立ててろくに推敲もせずに出すことにする。こういうときだけお節介な人を呼んで推敲してもらいたいのだが、あいにくそういう人たちはMBTIにはほとんど関心を示さないものである。