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体は正直~辛くなったら逃げても良い~
脚本家・壽倉雅(すくら・みやび)でございます。
仕事にせよ、趣味にせよ、ちょっと無理をしてしまうことはありますよね。
私なんぞは、しょっちゅうあります。
ただ無理をする中にも、限度があります。
何に『体は正直』だからです。
『大変』ではなく、『辛い』と思ったら、逃げても良いと思います。
今日は私の体験談を踏まえて、不調のサインをご紹介します。
風邪でもないのに、咳が止まらなくなる
私がプロデューサーに振り回された時、最初に体の不調として出てきたサインが、咳でした。
風邪でもありませんし、何かを詰まらせたり、空気が乾燥しているわけでもないのに、ずっと咳が止まらなくなるのです。
あまりにも咳がひどすぎて、会話もままならないこともあります。
こんな状態の咳にも、ちゃんとした名前がついています。
『心因性咳嗽(しんいんせいがいそう)』と言います。
この症状の特徴として、何かに集中しているときや睡眠中は咳が出ません。
私自身も、原稿執筆中は咳が出ませんでしたし、睡眠中も静かだったと家族に言われたことがあります。
このまま悪化すると肺炎だったり、風邪をこじらせるぐらい、むせるような咳になることもありました。結果的に、プロデューサーのもとを逃げたおかげで、咳はすっかり止まりました。
【参考資料】
心因性咳嗽(中野こどもクリニック)
気持ち悪くないのに、ずっと嗚咽が止まらない
上記の心因性咳嗽と同じように、日常的に出ていた症状の一つが吐き気とえづきでした。
特に私はプロデューサーと一緒に仕事をしているとき、またはプロデューサーに会う前後は、ひどいぐらい吐き気やえづきが止まりませんでした。
胃がムカムカしたり、酔ったりする、つまり吐きそうになる気持ち悪さではないのです。
なので、トイレに行っても当然えづきだけで、嘔吐までにはなりません。
この吐き気について、正式な病名等はないようですが、『ストレスが原因となる吐き気』だそうです。
【参考資料】
仕事に行く前に吐き気が起こるのはストレスのせい?ストレスの原因と吐き気が辛い時の対処法を解説(あらたまこころのクリニック)
こちらの参考資料にあるように、4つのストレスの原因となるケース
・上司や職場の人間関係で悩んでいる
・仕事が合わずミスが続いたり成果が出せない
・プレッシャーが大きい仕事を抱えている
・長時間労働や休日出勤で疲労がたまっている
まさに4つとも、全て当てはまっていました。
とにかくプロデューサーとの人間関係に悩み、タスクが多く、プレッシャーで大きな仕事で、長時間労働や、以前から書いているパワハラやモラハラが続き、私の精神はどんどん壊されていきました。
辛くなったら逃げても良い
今回のnoteのタイトルには、珍しくサブタイトルをつけました。
『辛くなったら逃げても良い』
今回私が一番伝えたいのは、この言葉かもしれません。
プロデューサーから精神的に追い詰められ、過去に培ってきた人間関係を完全に破壊され、プロデューサーの圧力によって仕事も信頼も失い、貸したお金も返ってこず、立て替えた経費も未だ未払い、そして未だスマホやPCの返却に応じないという、何とも全てがおかしな話で、今は弁護士を通して戦っていますが(未だ何の返答も先方からはなし)、この頃の私は戦う気力すらありませんでした。
何もかもが壊れ、気が付いたら私は遺書を書き、忽然と姿を消して、家族や友人を騒然とさせてしまいました。
結果として、死は思いとどまったものの、あの時本当に死んでいたら、今の私はいないのです。
プロデューサーの元から逃げ出した後は、咳も吐き気も止まったことで、後になってこれらの原因は、やはりストレスであり、その根源はプロデューサーだったんだなと感じました。
思い返せば、もっと早くプロデューサーの元を去っていれば、こんなことにはならなかったのかなと思います。
ある意味、洗脳に近い感じで、私は離れられない状態が続いていました。
お金を貸していたこともありましたし、「降板したら業界で働けないようにさせてやる」「降板したら、ここで得た知識を言いふらすだろ」「情報を流出させるスパイじゃないだろうな」と脅しとも言える言葉で、私を離させようとしませんでした。
その結果が、例の失踪&自殺未遂騒動に繋がるわけです。
金銭問題は最悪後になって弁護士等を通じて考えれば良いですし、脅しに怯えてずっと我慢する必要はないのです。
人の命には変えられません。
逃げることは、決して悪いことではありません。
辛くなったら逃げても良いのです。
『逃げるは恥だが役に立つ』なんてタイトルのドラマもありますし、『逃げるが勝ち』という言葉もあります。
もちろん、悪いことをして逃走したり、雲隠れすることは良くありませんが。
体は正直です。
ストレスを抱え、精神状態がおかしくなったら、我慢する必要はありません。逃げ出してください。例え逃げても、救出してくれる方は必ずいます。
あなたは、一人ではありません。
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