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創作ノートで使用するモノ

脚本家・壽倉雅(すくら・みやび)でございます。

先日、日本経済新聞の記事で、このようなものを見つけました。

記事内において、このような一言を見つけました。

「手書きはタイピングと比べて、さまざまな次元でより多くのつながりを活性化できます」

私も時折、原稿を書くときにタイピングではなく、万年筆やシャーペンで原稿用紙に書くというアナログスタイルを用いますが、それ以前に作品を作るための『創作ノート』は、当然手書きになります。

今日は、その『創作ノート』で使用しているモノをご紹介したいと思います。


とにかく書くために……罫線入りのルーズリーフ

ルーズリーフをまとめるファイルを買うことは大前提として、百均ショップでも文具店でも発売されている『罫線入りのルーズリーフ』が、私が一番よく使っているものです。

その中でも、私はA5サイズのものを活用しています。

何故A5サイズかというと、鞄にも入るコンパクトサイズなので、外出先でも持ちやすいからです。
また、メモ書きなどをするときもスペースを取らないという点も、A5サイズを使っている理由です。

学生時代、黒板やホワイトボードを板書するのと同じように、罫線入りのノートの中に、『』(かっこ)などを使って、登場人物や設定、メモ、ストーリーを各項目にまとめて、まずは手書きで書き連ねていきます。

当然正式なプロットや脚本にするときに、創作ノートに書いていないものに変更されることはザラにあります。ですが、世界観や登場人物などは大幅な変更がないので、やはりこの『創作ノート』が作品を作る肝であり、『原案レシピ』なのです。

中には、図式にするために無地のルーズリーフや画用紙などを使う方もいらっしゃると思いますが、私はいかんせん、自分でも認めるほどの『文章バカ』であり、イラストや図が恐ろしいぐらいにヘタクソなので、とにかく何もかも言語化しないと気が済まないのです。
文章が続くと、やはりバランスよく描けるのは『罫線入り』ルーズリーフ、この一択です。

一目でキーワードを目立たせる……4色ボールペン

すごくシンプルな、4色ボールペン。これも欠かせません。
正確には、黒は使わないので、赤、青、緑の3色ですが

別に特別な筆記具である必要はありませんし、何なら「そんなの私だって使ってるわ」と思う方もいらっしゃるでしょう。

このボールペンの3色を何に使うのかというと、基本的には物語のポイントとなるキーワードや、登場人物の共通項や同じ目的など、作品において重要な要素となるものに丸をつけたり、線を引くときに使います。

黒い文字で、ズラズラとルーズリーフを埋めていくと、全部が黒で埋め尽くされてしまいます。その中でも、目立たせるためには、ボールペンで色分けします。

「いや、目立たせるなら蛍光ペンのほうが良いんじゃない?」と思ったそこのあなた。
失礼、私は『創作ノート』でも万年筆を使うため、蛍光ペンで上から線を引くと滲んでしまうのです。

せっかく書いた文字を滲ませたくないという、超個人的な考えで蛍光ペンは使っていません。あしからず。

『創作ノート』には、他にも気になったアイディアやセリフ、知識などを書くためにインデックスでページを仕分けしています。
ノートと違って、ルーズリーフとそれを綴じるバインダーを用いると、自分の好きなようにカスタムができるという利点があります。

『創作ノート』は、言わば私の財産で、想像力を膨らませた結果を書く記録ノートでもあるため、やはりここはどれだけのこだわりを持ってでも、自分に合ったものにしたいという考えです。


さて、皆さんはどのようにバインダーでカスタマイズしていますか?

ただ、私が一つ心がけているのは、『創作ノート』に無理なお金をかける必要はありません。筆記具、ルーズリーフ(またはノート)、付箋……これらは、何なら百均でも揃います。(今回は参考のためにAmazonの文具のURLをコピペしました)

既存製品を組み合わせて、自分の創造をカタチにして、創作していく。

この作業が何よりも大事なのです。

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