ダンサーたちの交換日記 「こうふく日記」 2020年10月〜12月

「こうふく日記」とは

２０２０年４月に上演を予定していたダンスパフォーマンス作品の出演者４人による、いつか４人で踊る日までの交換日記。週ごとの担当者が１日分の日記を書いてゆきます。

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石原夏実（すこやかクラブ）

忙しかったのです。

２０２０年１０月から１２月。ダンサーたちはみんな、それぞれに本番を抱えており、私は相変わらず子育てにあくせくしつつ、ワークショップを主催したり、出張したり。とにかくみんな、忙しかったのです。

ということで、何を言い訳したいのかというと。
この期間の日記が、ありません。うーん。残念。

２０２０年１０月ごろには、すでに多くの劇団やダンスカンパニーが劇場での公演を再開しており、「こうふく」のダンサーたちにも舞台に立つ機会が少しずつ戻ってきていました。

この間の、４人の舞台関連活動はこんな感じです。

【甲斐 美奈寿（みなす）】
10月半ば　馬喰町バンドのタケさんのYouTubeチャンネル出演
11月13日〜15日　TACT FESTIVAL2020 EX タクト・フェスティバル スピンオフ公演 伊藤キム×森下真樹『マキム！～カラダとコエとオンガクと～』@東京芸術劇場（全3公演）
11月20日　荒井康太さんと保育園でWS
12月11日　小池博史ブリッジプロジェクト『新・三人姉妹』@前原小学校

【高橋由佳（ゆか）】
10月23日(金)〜25日(日) 大橋可也＆ダンサーズ『Lustrous + 25』＠赤レンガ倉庫1号館3Fホール
11月後半の1日だけ　某映画撮影
11月以降　大橋可也＆ダンサーズ『Tune To A Dead Channel: Departure / Arrival』の稽古やリハーサル(八王子市)、
五反田団「新年工場見学会」のかわりに五反田で映画をつくっていました。

【福島梓（あずさ）】
10月1日 あそぼ企画vol.3 新作公演　声×身体×音楽『まっしろなものがたり』＠西荻窪 音や金時
10月22日 (10/25〜12/25配信) 小池博史ブリッジプロジェクト新作『夢七夜〜ビーマとドラウパディの夢』＠茅野市民館
11月14日〜15日 人間劇場旗揚げ公演『行人日記』＠三鷹SCOOL
12月11日 小池博史ブリッジプロジェクト『新・三人姉妹』＠都内小学校公演
12月〜2月　NPO法人 芸術家と子どもたち　武徹太郎WSアシスタント＠都内某小学校
12月27日・29日・31日 茶会記PLAY-ACT vol.10 ＠四ツ谷三丁目 喫茶茶会記

【石原夏実】
10月　すこやかクラブ 小学校ワークショップ ＠都内小学校数カ所
11月15日　すこやかクラブ 小学生向けワークショップ『ユカイな妖怪モーレツ大行進！』＠子ども未来センター（立川）

彼女たちの出演作のいくつかがそうであったように、コロナ禍での上演に欠かせないものと言っても過言ではないほど、公演動画の配信も盛んになっていました。配信のためだけに無観客で上演されるもの、劇場で観客を迎えつつ同時に動画を生配信するものなど、方法は様々。どの現場でも試行錯誤がされていたことだろうと思います。
私も、いくつかの舞台を、配信という形で”観劇”し、この状況だからこそ産まれたであろういくつかの素敵な公演を目撃することが出来ました。

私たちの「こうふく」が、舞台上か、オンライン上か、それとも全く別の次元でなのか、いつか陽の目を見るその時まで、この「こうふく日記」も続いてゆきます。

どうぞ、これからもお付き合いのほど。