読書1冊目

あなたはどうやって生き抜きますか?

さて、記念すべき(笑)第1冊目の読書感想文は

「僕は君たちに武器を配りたい」
https://www.amazon.co.jp/%E5%83%95%E3%81%AF%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%82%92%E9%85%8D%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84-%E7%80%A7%E6%9C%AC-%E5%93%B2%E5%8F%B2/dp/4062170663

今回の感想文は
①これからの資本主義下での産業のあり方を要約(マクロ視点)
②私たち個人はどのようなことを求められているのか(ミクロ視点)
の以上2つに分けてまとめていきます。最後にこの本を読んでの私自身の行動計画も載せますので、よかったら目を通してみてください。

①これからの資本主義下での産業のあり方(マクロ視点)

Point!
技術革新 = 労働単価の低下
資本主義下の勝者 = 市場が求めているものをより安く提供できる者

科学技術の発達は日進月歩です。技術革新によって、私たち消費者は今までであったら価格が高くて購入できなかったモノやサービスウをより安く購入できるようになります。例えば、消費者分析もエクセルなどの表計算前は膨大な時間とスキルが必要でした。しかし、現在ではある程度のフレームワークを知っていれば細かい計算はソフトがやってくれます。この結果、「消費者分析」に必要なコストが小さくなり、「消費者分析」という商品の価値が大幅に下がります。このようになると、「消費者分析」ができる人材の希少性がさがり労働単価が下がります。

資本主義経済下では、企業は競合に打ち勝つためにより人気のある商品をより安く作り、より大きな利益を得るために活動します。(そうでないとライバル企業によって淘汰されるため)。このため、企業はより安く商品を生産するために、生産性の向上=労働単価の値下げを行うために、技術革新に力を注ぎます。

つまり資本主義下では、放置していると労働単価の低下はさけられいということです。

では私たち個人はどうやって生き抜いていけばいいのか。

②私たち個人はどのようなことを求められているのか(ミクロ視点)

Point!
凋落している産業に着目し
(投資家的思考)
⬇︎
どのような価値を提供しているのか、価値が競合しているのは何か考え(マーケーター的思考)
⬇︎
ほかの産業の技術や考え方などを組み合わせて、多様化したニーズを満たすものを発明する(イノベーター的思考)

経済というマクロな観点だけでなく、私たち個人レベルにも技術革新の影響は大きな影響をあたえています。
例えば、最近はYouTubeなどの動画配信サイトで、多くの人が教育系の動画を発信しています。このことによって、知識を得ることが簡単になり、知識があるということの価値が下がってきています。これは、インターネットのという技術革新がもたらしたものです。


本書では、資本主義下で結果を出せる人間は

①商品を遠くに運べる人(トレーダー)
②高い専門性をもつ人(スペシャリスト)
③市場に合わせて商品を売れる人(マーケター)
④まったく新しい組みをイノベーションできる人(イノべーター)
⑤みんなを管理して率いることができる人(リーダー)
⑥投資家として市場に参加している人(インベスター)

としながらも、技術革新に伴って、①、②型の人材は危機的な状況に陥る可能性が高いとしています。これは①であれば自動運転の技術、②であれば高度な教育を動画配信サイトなどで簡単に受けられるようになってきていることなどが具体的な例として挙げられます。

では③~⑥の人材になるにはどうしたらいいのか。ここでは私自身が読んで感じた⑥インベスターになるための思考についてまとめていきます。なぜ、⑥インベスターのみに絞るかというと、それは⑥の思考には①~⑤に共通する思考が多いからです。

新しいビジネスであったり仕組みは、基本的にすでにあるものの組み合わせから作られます(④イノベーター的性質)。これはよく言われることです。しかし、やみくもにいろいろなことを考えてみても市場にニーズがなければそれはビジネスとしては成立しません。そこで、インベスター(投資家)的な考えが必要になります。

インベスター(投資家)的思考 = 価値が下がっているときに資本を投下し、価値が向上した際に大きな利益を得る

現在、衰退しているという産業にヒントはあります。ここで衰退している産業が提供していた価値は何で、どのような価値が競合しているか考えることが重要となります(③マーケーター的思考)。基本的に産業の衰退は顧客のニーズを満たせなくなったことで発生します。ここで、産業の今の商品やビジネスモデルなどにとらわれず、衰退している産業が満たしてきた人間の欲求はなにかを考えます。例えば、少子化のあおりを受けて教育業界は衰退していくことが考えられたりしていますが、人間の根源的な欲求の何を満たしてきたかというと「知的欲求」や将来に対する「不安解消」を満たしてきました。このように、その事業や産業が人間のどのような欲求を満たしているのかを抽象度高くとらえることで、ヒントが見えてきます。

ここまできてようやくイノベーターの役割になります。イノベーターは衰退している産業が今までどのような人間の根源的な欲求を満たしてきたかをとらえたうえで、ターゲット層を絞り、現在のニーズに対して既存のものを組み合わせて提供できるものはないか考えることになります。この時の、組み合わせは異なる幅広くとることが重要になります。異業種や異文化、海外など現在の常識にとらわれることなく考えます。

そして、このような考えをもつためには分野横断的な人材になる必要があり、そのためにリベラルアーツを学ぶ必要があると説いています。

以上が要約になります。この本を読んで私の行動計画も載せようと思ったのですが、長くなりそうなので次回の投稿で載せさていただきます。とりあえず、勉強とそのためのアウトプットする!!!


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