旬のもの、使っているから食文化!
2024.1.7 #90
『食べるってどんなこと?』
2024年からスタートの新番組!
Wonderful dishes!!
食べるの大好きな紀子さんとmanaの2人で
「食べること」に特化した健やかな話をお届けしていきます!
今回は喉の調子が悪い紀子さんの助っ人で「サカモトさん」が参加してくれました!
ゲスト紹介
荘司美幸さん
出会いのきっかけ
mana:紀子さんとの出会いのきっかけは何だったんですか?
紀子さん:きっかけは、「2階の食堂デリカフェ」の前に「2階の食堂鐘ヶ淵」っていうのがあって、そこのオープニングセレモニーに友達に誘われて行ったの。
mana:うんうん。
紀子さん:なんでかっていうと、以前ここにゲストで出てくれた「関口満紀枝さん」がアモーレ山田をやるって言うから、「これはちょっと突然行ってみよう!」みたいな感じで行ったんですよ。
サカモトさん:ほう!
紀子さん:そしたら、そこで出てたご飯もメニューも、お店の空気も、すごく素敵で!それが最初の出会いです。何よりね「出汁」が効いてんのよ!2階の食堂行くと出汁を食べるみたいな感じで、体の細胞が活性化するんだよね。うちの旦那に墨田区に移らないかって話したぐらいだから。
mana:引っ越しを考えるほど!!すごい!
紀子さん:自分で作るより「荘司さんが作ったものを食べた方がいいじゃん!」っていう感じだった。あれは何年前だっけ?
荘司さん:「2階の食堂鐘ヶ淵」は、2016年に始めたので、そのときだと思います。
紀子さん:もう1ヶ月に何回も行ってたりとかして。
サカモトさん:そっから、急激に仲が良くなったんですね。
荘司さん:そうなんです!好き同士なんですよね!
ゲストにインタビュー
食堂を始めたきっかけは?
紀子さん:そもそも食堂を始めたきっかけはなんだっけ。
荘司さん:そもそも全然違う仕事してたんですけど....会計事務所で堅い仕事してたんですけど。そのときに「とにかく飲食に関わる仕事はしたい。」と思っていて...
うちの実家が飲み屋なんですよ!そこの昼を何とかできないかなと思って考えてたんですけど、うちの親がどうもなんかそっちに頭がいかずに「お前に給料はやられない」とか何か言っちゃって。
紀子さん:あははは!
荘司さん:なんか全然できなくって「しょうがないから自分でやるか」ってなったんです。でもその前に「子育て支援の団体」をやったりとかしていて「子供を育てるって食べさせること以外ないじゃん!」みたいなところに私はたどり着いて。子どもが4人いるのでね。もうとにかく、食べさせる。食べさせる。毎日給食のおばさんみたいにご飯作って。
mana:そうですよねー。
荘司さん:でも、別に料理自体私は苦じゃなかったので!でも周りを見れば、お母さんたちにとってすごい苦だったり、「ご飯作るの大変大変。もう嫌だ嫌だ。」って言ってるお母さんがすごく多かったので、そういうお母さんたちも何かできないかなと思って、『テイクアウトができる食堂』
サカモトさん:そういう!?
荘司さん:もうどっちにしろ買うんだったらスーパーのお惣菜を買うよりは「うちで買った方が安全だよ。安心だよ。」って。
サカモトさん:ご自分で作った方が、絶対安心感はありますよね!
荘司さん:そう。だから、テイクアウトでグラムで売ったりとかっていうのを今もやってるんですけど。
mana:それはいっちゃいますね!!!
サカモトさん:グラムで売ってくれるのは嬉しいですよね!
荘司さん:それがきっかけかな。そういうのやりたいと思って!
食に対するこだわり
サカモトさん:こだわりとかっていうのは、やっぱりそういうところから始まってるんですよね?
荘司さん:そうですね。やっぱり外で買う加工食品っていうのは、やっぱりいろいろなものが入っていて「何が入ってるかわかんない。誰が作ったかわかんない。」みたいなものよりは、「食堂のおばちゃんが調味料合わせて作ったよ」っていう方が安心じゃないですか。
紀子さん:顔も見えるしね!
荘司さん:「この人が作ったんだな」みたいなのもわかるし。そういうのが私にとってはこだわりだったりとかしますね。作り手がわかる、お母さんお父さんが作るものって、もちろん作りってわかるじゃないですか。そういうものの方が安心だなっていうところがこだわりかな。
食べることで大事にしてほしいことは?
サカモトさん:食べること、美幸さんがみんなに大事にしてほしいところとかっていうのって何かありますか?
荘司さん:あります!あります!人それぞれなんだけど食べることって...みんな今日は食べなかったって日はないでしょ?
mana:そうですね。
サカモトさん:食べますね!
荘司さん:1日2回から3回は食べてると思うんだけど。その食べることって、お肉だったりお魚だったり野菜だったりって「命あるものをいただいている」っていうことが根源なんですよね。
mana:うんうん。
荘司さん:「命をいただくってことが食べることだな」と思っているので... これいらないとか、こんなの食えねとかっていうよりは、やっぱりそこを大事にして「いただいてんだな」っていうそこで『感謝の気持ち』が育まれるって思ってるんですよ。
サカモト:食べることは、感謝だ!
荘司さん:そうですそうです。そんな毎回毎回何かを手を合わせて、神妙な面持ちで「いただきます」ってやらなくてもいいけど!
mana・サカモト:ははははw
荘司さん:根本にそれがあるのとないのとでは違うと思うんですよね。食事の仕方がね。
サカモトさん:確かにそうですね。
荘司さん:だって時間ないときなんかも、コンビニで買うよ。もう買っちゃって食べるけど、そのときは別に感謝も何もないかもしれないけど、でも「明日は頑張ろう」とか「今日の夜はちゃんと作ろう」とか、そういう気持ちのリズムが大事かなと思います。
サカモトさん:「いただきます」っていう言葉はもう感謝ですもんね。
荘司さん:そうですね。でもそれ、忘れがちですよね。
サカモトさん:何となくいっちゃってる部分あったりする...
荘司さん:そう!なんとなく「いたぁーきしゃーす!」って食べちゃってるけど、でも本当は、根元そこだよねっていうのは常に思っていますね。だから子供に伝えるときにも「感謝しなさいよ」って言ったって、「感謝」って言葉もわからない年代が言われてもわからないし。
だけど、「これは、お給食さんが作ってくれたんだよ」とか「これは、おばあちゃんが作ってくれたんだよ」っていう伝えることで、感謝っていう気持ちが育まれるんじゃないかなって思ってます。
サカモトさん:お母様として、そういうのをお子さんたちにも伝えたいっていうことですね。
荘司さん:そうですね。
好き嫌いの話
mana:私は子どもの頃「好き嫌い」が多くて、給食残したりとか、母が作ってくれた料理も限られたものしか食べられなかったりとかしてて...大学卒業するくらいに、ようやっといろんなものが食べれるようになったんです。何かそうなったときには、やっぱり「あのときの食事、ごめんなさい!」って思ったりとか「感謝の気持ちっていうもの持ってなかったな」っていうのを大人になってから感じました。
荘司さん:若者の意見!!すごいそのまま!!
サカモトさん:あはははw
荘司さん:私はもう保護者側だから、お母さんとして子供に「好き嫌いしないで食べなさい」とかって一生懸命なってるお母さんたちいるんだけど... 私は4人子供がいて、もう小さくもないですけど、でも小さいときはあったわけで。そのときに子供にどうしてたかなと思うと... 基本的に「好き嫌いはあり」だと思ってるんです。
mana・サカモトさん:へぇーー。
荘司さん:だって、大人になって、食べられるようになるでしょう!だけど、その人参!その人参を食べなければ死んでしまうんであれば、食べなさいって言うけれどww
サカモトさん:ははははw
荘司さん:でも、人参の代わりの栄養素ってのは、あるわけですよね!
mana:そうですね!
荘司さん:だから、「外に出たとき不便だからやっぱり1個は食べよっか」っていうふうに子供に言ってあげるとか、それぐらいの感じでいいと思うんです。
サカモトさん:なるほど!そういう言い方も工夫なんですね!絶対食べなさいじゃなくて!
荘司さん:「お母さん作ったんだから1個食べようよ!」って。
mana:うんうん。
サカモトさん:給食で食べ切るまでずっと居残りみたいな... 遊べないみたいな...
荘司さん:私もそうでした!
サカモトさん:え!!ご自身が!!
荘司さん:ご自身もそうでした。好き嫌いというか、あんまり食欲がなかったんだな。
mana・サカモトさん:へぇー!
荘司さん:小学校のときあんまり体調も良くなかったし... 今こんなに健康でいられるんだけど、小学校の時はあんまり体調も良くなかったので、たくさん食べれなかったし好き嫌いもあったし。
サカモトさん:あーー。
荘司さん:だからね!掃除の時間だって、後ろにガーッて!もういつも追いやられた埃っぽいところでご飯を食べてました。そういうときもありました。
サカモトさん:伝え方っていうのはすごく大事ですよね。
荘司さん:本当にそう思います。
食文化について思っていること
サカモトさん:日本のおせちとかもあるじゃないすか。こういう食文化について、何か思ってらっしゃることとか、活動とかされてらっしゃることとかありますか?
荘司さん:活動は大してしてないんだけれども.... 飲食店やってるので、やっぱり「旬のものを選んで買う」っていうのは気をつけているのね。それが何で「文化の話」で「旬」ってなるかっていうと「旬のものを使っているから、食文化」なんですよ。
サカモトさん:「旬のものを使ってるから食文化」
荘司さん:旬のものっていうのは、そのときにたくさん採れるものだったり、季節の春夏秋冬の中で採れるものだったりするので、そのときに摂取した方が人間の体にもきっといいんですよ。
mana:確かに。
荘司さん:だし!お財布にも優しい!
サカモトさん:あー!確かに!!
荘司さん:それで、そういうものが文化って生まれてるんだけど。例えば「バレンタインデーや文化じゃないよね」って、これはみんなもうわかってる話で...みんなわかってるけど「楽しいことだからみんなで盛り上げようぜ!」ってのは、全然いいことだと思ってるんですけど、そういうのは文化じゃなくって。
サカモトさん:ふむふむ。
荘司さん:「夏だからそうめん」とか。そうめんも食文化の一つなんですよね。
mana:ほー!
荘司さん:お寿司って、昔お祝い事で食べたものだったけど...お寿司は今、回ってるでしょ。
mana:そうですね!いつでも行って、食べられますね。
荘司さん:そうそう。別にそれを否定しないけど、なんかちょっとは「あー↓↓」って思うよねところはね...「お祝い事だったのにな」とか思うこともあるけど。
サカモトさん:そうか。そもそもそうなのか。
荘司さん:お赤飯のおにぎりだって、コンビニで毎日売ってますよ。だけど、お赤飯ってお祝い事のときに食べてたでしょう?
mana:そうですね。
荘司さん:だから「便利」と「食文化」はうらはらというか...
サカモトさん:便利になるからいい部分もありますけど、ちょっとそうなると忘れがちになってるっていうのはありますね。
荘司さん:食でそういう季節を感じたり、お祝い事をしたり、お悔やみをしたりっていう、そういう文化がね。なかなか。
サカモトさん:季節の旬をいろいろ忘れがちになっちゃうっていうのは...そういうのを思い出したいっていうのもありますよね。
リクエスト曲はこちら
MISIA の『つつみ込むように』
曲を選ぶときに、思い出っていっても、もう55年間生きてきて...思い出っていっぱいあるじゃないですか。そこから一つを選ぶのが難しくて...私がカラオケでよく歌う曲を選びました!
健康法を教えてください!
自分自身が子供を4人産んだっていうことで、だいぶいろんなことに対しての「寛容性」というか「おおらかになってきている」っていうのは、お母さん・産んだ人ならみんなそうだと思うんだけど。
おおらかになったっていうことは、食に対してもおおらかであるんだけれども、それと「ここは気をつけなきゃ」みたいな、きめ細やかに考えなきゃいけない部分と、そういうもののバランスが取れていることが「健やか」かなと思うんですね。
mana:なるほどー。
荘司さん:どっちかにストイックに「もうどうでもいいんだよ!食事なんか!もう買ってくればいいんだ!」みたいになってる人と、細かく「これは何が入ってるの」って細かく細かく考えて決めてしまう人、どっちもある意味ストイックで... でもそのバランスが取れていると、心のバランスが取れるのかなって。食に関してだけどね!取れるのかなと思っているので、自分自身は両方見るようにしてます。
mana:どっちかに偏りがちですもんね!!そういう意味での、おおらかさはすごい大事ですね!
メッセージ紹介
たくさんのメッセージありがとうございました!
次回は 1/14(日)午前8時から。
紀子さんとサカモトさんによる
「エンタメセカンドタイム」です!
お楽しみに~!
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「健やかラジオ」は、
お越しくださるゲストの方の健康法を伺い、
みんなにシェアして、
みんなで健康になろうという企画です。
「健やかラジオ」はさらに爆進します!
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【聴取方法】は
■狛江市内はFM 85.7 MHz
■ネット配信:サイマルラジオ・コマラジ
■スマホ・タブレットからは
アプリ「Redimo(レディモ)」より
関東「コマラジ」を選局
公式Twitterはこちら
セットリスト
「つつみ込むように」 MISIA
→荘司さん リクエスト
「ごはんができたよ」 矢野顕子
「Paradaise Has No Border」 東京スカパラダイスオーケストラ
「CHINESE SOUP」 荒井由実
「お料理行進曲」 クレモンティーヌ
「おにぎり」 丸尾めぐみ
「ベーコン&エッグ」 くるり
「ドーナツ」 朝倉さや
「明るい表通りで」 ルイ・アームストロング
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