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「その子のためが、実はみんなのため」特別支援教育講座開催しました!

先日の日曜日、昨年に引き続きこちらを開催しました!


特別支援教育のニーズの高まり

仕事復帰準備セミナーやマンツーマン講座受講生さんたちが、復帰後はじめて特別支援学級を担当するという事例が年々増えています。

また、通常学級においても支援の必要な児童生徒が多く、集団指導と個別指導のバランスに悩む先生も多いのでは?と感じています。

さらには、2022年に入り、文科省の検討会議では「全ての新規採用教員がおおむね10年目までに、特別支援学校や通級指導教室などの担任を複数年経験することが望ましい」とする素案が出されました。

こうした先生方の特別支援教育を学ぶ必要性を受け、昨年大好評だった「通常学級にも活かせる特別支援教育」を『初級編』として、さらには、もう少し深めたい方向けに『中級編』として、今年は2講座を企画しました。

講師は私!ではなく、昨年もお願いした特別支援のスペシャリストA先生にお願いしました。

体調不良等による当日のご欠席はあったものの、どちらも満席にて開催。

初級編は、工夫が手に取るように分かる写真をふんだんに提示していただきながら、文字通り、通常学級でも明日からすぐに活かせる実践を惜しみなく伝えていただきました。

中級編は、保護者対応と愛着の話をメインに。

どちらも、時間の許す限り、個々のお悩みにも回答いただきました。

掲載のご許可いただいた感想を抜粋してご紹介します。


初級編のご感想

なかなか特別支援の講座を見つけられず、本やスクールカウンセラーの話から学んでいました。困ることは日々たくさんあり、いつもどのように対処してあげたら良いのか悩みながらの毎日でした。
ある児童の保護者が「○○○」と言っていたのを聞き、それは仕方ないことなのか…と悶々としていました。でも、講座で「△△△」という言葉を聞けて何だかスッキリしました。
本当にありがとうございました!

●心に残った言葉・・・「その子のためが、実はみんなのため」
良かったこと・・・
・スライドと共にお話をうかがうことができたこと
・「やってみたい」「自分にも始められそう」と思えるような、例、実践の写真、具体的な言葉がけが豊富な講義だったこと
などなどいっぱいありました‼️
A先生、村田先生、たくさんの準備と工夫をしてくださりありがとうございました。この講座を受講できて良かったです!


●低学年の担任をすることが多いので、通常学級でも使える技をたくさん知ることができました。
自分でも似たようなことはやっていたけれど、もっとこうすればよかったのか、と気づかされたこともありました。また、準備の大切さも感じました。
夏休みの間に教室環境や授業の準備などできることをして、2学期に臨みたいと思います。ありがとうございました。


一言一句聞き漏らすまい!と思うくらい濃い内容でした。
例えば、スモールステップのお話では、考える活動が苦手な子にQ&A方式でこちらが具体的な質問をするということで、すぐに実践できそうだと思いました。
また、ヘルプを出せる力の「魔法の言葉」ですが、人生において絶対に知っておいた方がいい言葉ですよね。教室に貼っておき、ことあるごとに生徒につたえたいと思います。
現在「居心地の良いクラス」という目標を掲げて学級経営をしていたので、A先生の話の最後にあった「気持ちの共有(安全基地・安心基地)⇒愛着の基本」というのがしっくりくるなと思いました。
支援が必要な子は、その子自身が一番困っていて、その子の視点に立って考えたり、その子が安心して生活できるような学級づくりを心掛けたりすることが、結局は生徒全員の安心感につながるんだと思いました。
次回は中級編をぜひ受講したいです!!

中級編のご感想

●学校ではキーパーソンという存在がある事で、愛着の問題を抱えた子を支援できるということがとても大きな収穫でした。
保護者との面談での配慮事項がとても勉強になりました。
子どものため、保護者と学校が歩み寄れる面談、支援ができるよう、今後も頑張ります。

●褒める、活躍させる場面を作るということはこれまでも意識してはいましたが、理論的に分かりやすく教えて頂いたことで、より理解が深まり、益々実践していかなければと思いました。

●「失敗は宝」「教師は五者たれ」・・・教員11年目になりますが、初心に立ち返る言葉で、大事なことだなあと改めて感じています。
振り返ってみると、子どもが失敗しないように先回りをしていることが多くないか、と思いました。子どもにいろいろな経験をさせるための、教師のスキルをたくさん教えていただきありがとうございました。

●取り柄も自信もなく焦りを常に感じている私に、「目の前の子どもたちと関わる中で悩んだり考えたりすることで身についていくものがある」と教えていただき、良い意味で肩の力が抜けました。今までやってきていることを継続していけば良いのかなと思うことができました。
特支は仕事内容が奥深く幅広く、事務的な仕事も膨大な中、講師の先生がどのようにやりくりしているのかもぜひ今度お聞きしたいです。
単発講座だけでなく、何日間かの連続講座を受講してみたくなりました。
今回も貴重な講座をありがとうございました。



ご感想にもありましたが、支援を必要とする子の視点に立って考え、その子が安心して生活や学習できるような手立てを講じること、学級づくりを心掛けることが、結局は他の児童生徒のためになるのだということを感じた一日でした。

A先生の実践を、受講者様達に繋げ、それぞれの児童生徒に広げることができたら幸いです。


村田美智子プロフィール
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