腱鞘炎(ドケルバン病・ばね指)
概要
腱鞘とは腱が正しい位置で動くようにあるトンネル上の物で、アキレス腱など大きい腱にはありませんが、手の指など沢山の筋肉や腱がある所では、ほかの働きをする腱や組織と場所を分ける為に腱鞘というトンネルで通り道を作っています。
狭窄性腱鞘炎とも言い、腫れた腱や腱鞘でトンネルの通りが悪くなって痛みなどが出ます。
原因
パソコンやスマホの使い過ぎや、ハサミや包丁などが直接当たる機械的刺激で発症します。
好発
成人以降の女性に多い。デスクワークの人や授乳中のお母さんにも多いです。
種類
有名な腱鞘炎に
①手首の親指側に発症する「ド・ケルバン病」
と
②中指などの手のひら側にできる「バネ指」
があります。
セルフチェック
①では親指を見ぎりながら拳を握り込みそのまま小指の方へ倒すと痛みが出る(フィンケルシュタインテスト)。
②では拳の関節の手のひら側を押すと痛みが出たり、指を握り込むと伸ばす時に引っかかり感があって、無理に伸ばそうとするとストッパーが外れたようにカクンッと伸びる。
治療
病院では幹部にステロイドの注射を3回を限度に行い、改善がない場合は手術で腱鞘を開き腱の通りをスムーズにします。
当院では幹部に超音波を当て炎症を抑えつつ、関連する筋肉のマッサージやストレッチを中心に、症状に合わせてテーピングやサポーターのご用意もあります。
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