才流のインハウスエディターが教える「コンテンツのネタに困らなくなる」方法
こんにちは。
株式会社才流(サイル)のインハウスエディター、水谷といいます。
当社は、再現性のある方法論(メソッド)を開発・発信するメソッドカンパニーとして、コンテンツ発信に注力しており、私はナレッジや先進事例を持つ企業の取材記事を担当しています(前職はフリーランスの編集・ライターで、マチコマキはライターネームです)。
コンテンツのネタがない…。顧客解像度が低くなっていませんか?
さてさて。コンテンツマーケター、ならびにコンテンツ制作に関わる皆さま。
「コンテンツのネタがなくて困った」という経験ありませんか?
そんなときは、「顧客理解」に立ち戻りましょう!
コンテンツのネタがないということは、顧客に関する情報のインプットが足りていないということ。
私は、BtoBコンテンツの目的とは、「顧客(※)の課題を解決する」「課題解決のヒントとなる」ことだと考えています。
そのためにも、コンテンツ作りには顧客理解を通した顧客課題の把握が大切なのです(※顧客は既存、見込みの両方を含みます)。
顧客の課題といっても、「紙の書類ばかりで業務が煩雑になってしまう」「お客さまのリスト管理ができない」「リモートになって社内のコミュニケーションが減った」という、入り口の課題だけではありません。
その顧客課題がなぜ生まれたのか?の背景まで知り、インプットする情報を増やすことが、コンテンツを作り続けるうえで重要です。
ユーザーインタビューで「顧客のわからないがわかった」
ひとつ、実体験をお話しします。
才流では、ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)をテーマにした連載コンテンツを公開しています。
とはいえ、「ABMのコンテンツを作って」と言われたとき、正直なところまったく切り口が分かりませんでした。
ABMとは?を検索したり、書籍を読んだりしたのですが、「言ってることはわかるけれど、どうやって実業務に落とし込むの?」という疑問だけが浮かびます。
そこで、「やっぱり実際にABMに取り組んでいる人の話を聞くしか!」と思い、ビザスクでユーザーインタビューを行いました。
ところが、インタビューでも「ABMを実務に落とし込む方法」は分からなかったのです。なぜなら、「ABMをやっているはずなのに、やっていることがみんな違う」から。
ここで私は、「“ABM”の定義がみんな違っているのでは?」という仮説が浮かびました。
そこで、お客さまへABMの支援をしている同僚コンサルタントに仮説をあててみたところ、「ABMって、名前のせいで誤解されてるよね?」という気づきにつながります。
じつは、ABMにはマーケティングというワードがついているものの、マーケティング部だけで完結する取り組みではありません。
マーケティングと営業(もっというと、全部署)が協力してはじめて、効果が出る取り組みなのです。
ちなみに才流では、ABMを次のように定義しています。
もし私が、「ABMはマーケの話」と思い込んでいたら、マーケターに向けたコンテンツを作っていたでしょう。
それでは、ABMを取り入れて売上を伸ばしたいという顧客の本当の課題解決には程遠い内容になっていたと思います。
しかし、インタビューを通して「ABMは誤解されている」ことに気づけたおかげで、ABMのコンテンツ作りの方向性が定まりました。
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公開している記事
株式会社ユーザベースで、営業DXソリューション「FORCAS」事業部を統括する田口 槙吾さんと才流コンサルタント・政次さんの対談。
「FORCAS」事業部がABMを取り入れたときのエピソードを通して、ABMによくある誤解を解いていきます。
トヨタ自動車、ニデック(旧日本電産)グループと、名だたる大手製造業で導入が進んでいる調達・購買業務のDXツール「Leaner(リーナー)見積」。プロダクトを提供するLeaner Technologiesの山下さん、原さんと、才流コンサルタント・名生(みょう)さんの対談です。
エンタープライズ企業の新規開拓では、BDRが有効とされています。
しかし、テレアポとIS、テレアポとBDRの違いって説明できますか?(私はできませんでした……)
本記事では、Leaner見積の事例を通して「ABMを取り入れたBDRって何をすること?」を詳しく解説しています。
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顧客を理解する情報は、社内外にたくさんある
顧客の課題と、その課題が生まれる背景の理解に努めていくと、コンテンツのネタには困らなくなるでしょう。
迷ったら「顧客理解に立ち戻る」。
コンテンツ作りにも有効です。
なお、顧客理解の方法は顧客インタビューを行うだけではありません。
社内外に、顧客を理解する情報や接点は存在します。
<顧客理解の接点例>
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ぜひ、顧客理解を深め、顧客の課題を解決するより良いコンテンツをつくっていきましょう〜。
いただいたサポートは、本を買ったり推しに課金したりと、ハッピーコンテンツへ投資します!!!!!