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白馬の王子様がどこにいるか分かりました

日々の中で、過去の自分が今の自分を助けてくれる場面がたくさんある。

仕事で、これどうやるんだっけな〜と思ったら、大体過去にその作業をした自分が手順や気をつけるポイントを書いたメモかマニュアルを作って残してくれている。(ほんまにありがとう)

助けてくれる人や、相談できる人、温かい言葉、労いの言葉をかけてくれる人がいる。
その人たちが優しくていい人たちだということ、周りに恵まれているということは大前提として、過去の自分がその人たちと良好な関係を築いてくれてたからこそだなとも思う。

今、自分のことが割と好きだなと思いながら生きていられるのも、過去の自分が何度も消えたい夜や全部終わりにしたい日々をどうにか乗り切ってくれたからだと思う。

今までずっと過去の自分のことを助けに行きたいと思っていた。
10代のずっと思考が灰色で泣くしかできなかった自分とか、20代の理想と現実の間で葛藤して1人で苦しくなっている自分とか、そういう自分を助けに行きたいと思っていた。
過去に戻ることはできないけど、現在の自分を充実させて、「今こんなに元気に楽しくやってるから大丈夫だよ!」と、そういう自分であることで、過去の自分を救えると思っていた。

でも、最近はそれも少し違うなと感じている。
過去の泣いていた自分が、辛かった自分が今の自分のことを助けてくれている。
あの時の自分が苦しみながらももがいてくれたおかげで、いろんな呪いから解放された。
人の気持ちを考え、寄り添うことができるようになった。思考が深まって生きやすくなった。
あの時の辛かった時も自分だし、今も自分。
当たり前だけど自分は地続きだ。

あの時の自分は、辛い過去に置いてきぼりにしてきてしまった訳じゃなくて、ずっと私の中にいてくれて、支え続けてくれているんだな。
助けに行くつもりがずっと助けられていた。
過去の私は「私なんか私なんか」と自分を責めてばかりいるけど、ほんとはとても強いよ。いつも助けられてる。ありがとう。

いい歳してなに自分のことばっか考えてんだよと思う時もある。
けど、思考を整理するための内省の時間を定期的に取ることが自分にとって必要だと感じている。

そうするうちに、自分のことを考える上では、他者との繋がりや関わり方について考えることも必要不可欠だということに気がつく。
1人の力で生きていける訳ないから。
周りの協力や気遣いを思い出して感謝の気持ちを再確認したり、立場の違う人への想像力が欠けていなかったか振り返ったりすることができる。
そして、もらった優しさを返していきたいと思う。他者への敬意と感謝を失わないように日々を過ごしたい。

過去の自分から託された未来を幸せにするか不幸にするかは、結局自分次第なんだろうな。
誰と一緒にいても、いなくても、何を持っていても、持っていなくても、結局は幸せを感じられる自分でいられるかどうかだけなんだろう。

じゃあもうやること決まったわ。
白馬の王子様も救世主もいないんじゃなくて、私がなる。
私のことは私が絶対に幸せにしてあげる。

未来の自分に「あの時ありがとうね、超いい人生だったよ。」と思ってもらえるように生きていきたい。そういう選択を、行動をしていきたい。

2025年もいい1年になりますように。
大事な人たちにとってもいい1年になりますように。

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