「資さんの食育教室」。「食べること」の大切さを、お子さまに伝えていきます。
資さんうどん、新たなチャレンジ!として、お子さまに向けた「食」の大切さを伝える取り組みを開始しました。初回として、7/20(水)に北九州市内の幼稚園を訪問。約70名の園児の皆さま、職員の皆さまに「資さんの食育」を体験いただきました。 今回は、「資さんうどん」が考える「食育」と、当日の様子をご紹介します。
「食」の大切さを伝えたい!
今回、「資さんの食育」を体験いただいたのは「行学学園」さま。北九州市内に2つの幼稚園を運営されており、年長のお子さまを対象とした「サマーキャンプ」のイベントとして「なにか、ご一緒できることがあれば」とお声かけをいただいたことが始まりでした。
日頃より、「児童養護施設」や「子ども食堂」でお食事の提供をさせていただいている私たち。せっかく、園をご訪問させていただくからには、お子さまに「食べる」ことのしくみを学んでいただき、「食べる」ことへの感謝の気持ちを醸成したい!と言う思いから「資さんの食育教室」を実施することになりました。
お子さまが体験する"サプライチェーン"!?
今回、ご用意したプログラムは、幼稚園のお子さまに向けて「サプライチェーン」を体験していただく、というもの。プログラムの中で「生産」→「加工」→「物流」→「外食」の流れを具体化し、お子さまたちは、一連の流れを実際に体験します。「食べる」ことがどんなにたくさんの人の働きによって成り立っているかを理解し、自然と「食べる」ことへの感謝を産み出すことが目的です。
「子どもがサプライチェーン?」「え?どうやって?」と言う声が聞こえて来そうな内容ですが、それを実現するために、行学学園さまと打ち合わせを重ね、今回のイベントが誕生しました。
●「生産【つくる】」・・・・園で作っている野菜の収穫
●「加工【かこう】」・・・・収穫した野菜を洗う、切る
●「物流【はこぶ】」・・・・切った野菜を運ぶ
●「外食【おみせ】」・・・・うどんをこねる
それぞれの「お仕事」を体験し、項目ごとに「110円」の収入を得ます。
全ての「お仕事」を終えると「440円」の収入となり、そのお金でキッチンカーでご用意した「うどん」を購入するという内容です。
資さんの「食育」に対する熱い思いをご理解くださった、行学学園さまのからの、素敵なご提案もブレンドされ、「学び」と「わくわく」が融合されたプログラムが産まれました。
ドキドキの当日の様子
「資さんの食育」、デビューの当日。初めての試みに少しのドキドキと、園児の皆さまにお会いできるワクワクの気持ちで、イベントに臨みました。
まずは、冒頭、弊社代表佐藤からのご挨拶。「資さんうどん、知ってる人~?」「はーい!!!」の元気なリアクションに、佐藤も心なしか、いつもよりニコニコ顔。元気一杯に「資さんの食育教室」スタートです。
お子さまに意識を持って、プログラムに取り組んでいただけるように、お手製の「紙芝居」も披露しました。サプライチェーンの説明、食べる事の大切さ、世界の飢餓の現状を、お子さまにも分かりやすい様、イラストを交えて展開。
皆さんの真剣なまなざしに、こちらも気合いが入り、精一杯お話しさせていただきました。
紙芝居が終わると、いよいよプログラムの始まりです!
まずは、「つくる」。
こちらは、学園の畑で作っている野菜を前日に収穫していただき、ご準備いただきました。行学学園さまでは、日頃より畑でのお野菜の栽培等を通して、食べる事の大切さを、園児の皆さんに伝えていらっしゃるそうです。
続いて、「かこう」。
前日に収穫したお野菜を洗ったり、切ったりします。
一人ひとり、真剣な眼差しで一生懸命取り組んでいる姿に、私たちも心を動かされます。
次は「はこぶ」。
みんなで、「よいしょ、よいしょ」と切った野菜を運んでいきます。この野菜たちは、給食室で、美味しいかき揚げに変身します!
そして、最後に「おみせ」。
「資さんうどん」の製麺工場で出た端材を集めて「うどんのたね」を用意しました。ここで、「うどんを捏ねる」工程を体験していただきます。
※「うどんのたね」は捏ねる体験のみに使用しています。
まずは、佐藤より捏ね方をレクチャー!
うどんの原料や、捏ね方のコツなど、色々なお話しをしながら、取り組みました!「力はいっぱい入れるの?」「うまくできた~!」と、自然と会話も弾み、みんな、いきいきとしたお顔で、真剣に"コネコネ"をがんばりました。
そして、頑張って働いてくれたお子さまには、1つのお仕事が終わる毎に、110円のお金をお渡ししています。「おみせ」のお仕事が終わるタイミングも、110円のお金をお渡し。この時点で、4つのお仕事を完了させたので、お財布には440円のお金が貯まりました。これを持って、いよいよ、キッチンカーに「うどん」をお買い物に行きます!
キッチンカーでは、冷たい「ぶっかけうどん」をご用意しました。みんな、自分で稼いだ440円を大切に握りしめ、「ぶっかけうどん」を受け取っていきます。自分で働いて、稼いだお金でお買い物をする姿は、ニコニコの笑顔の中にも、少し誇らしげな表情も見られました。
そして、いよいよ、お待ちかねのお昼ご飯です!自分達で収穫したお野菜を使った「野菜のかき揚げ」や、「お仕事」をして得た収入で購入した「ぶかっけうどん」、幼稚園の先生方がご用意された「おにぎり」や「お惣菜」といっしょにいただきます。
自分達で働いて食べるご飯の味。特別な味わいとして、お子さまたちの心の中に残ってくれたら嬉しいです。
そして、食後には思わぬサプライズが!行学幼稚園、若松青葉幼稚園のそれぞれで、お礼の品をご用意くださっていました!
心のこもった、手作りのプレゼント。とっても手が込んでいて、みんなが一生懸命作ってくれた姿を想像し、とっても感動しました。
最後は、みんなで記念撮影。沢山の笑顔と「いただきます!」「ごちそうさま!」「ありがとう!」の元気なお声を聞かせていただきました。
「資さんの食育教室」の今後。
行学学園さまのお力添えもあり、無事終了した「資さんの食育教室」。
初めての開催と言うこともあり、手探りで始めた取り組みでしたが、沢山の想いが1つになり、形にすることができました。
私たちは「食」を通して「幸せ」をお届けすることと共に、「食」の「大切さ」を伝えていくことも、飲食店を営むものとしての、重要な使命だと考えています。幼い頃から「食」への興味・関心を持ち、1食、1食に「感謝」出来る。そんな大人になれる様、「資さんの食育教室」を通し、今後もたくさんのお子さまに、私たちの想いを伝えていきたいと思います。
「資さんの食育教室」終了後、「次はもっとこうしよう!」「あそこは修正した方が良いよね」と、早速次に向けた、会話が繰り広げられました。
始まったばかりの「資さんの食育教室」。地域の皆さまの「幸せ」に繋がる活動となる様、進化を続けていきます。