自意識過剰の波
仕事中ふと頭を抱えてしまうような恥ずかしくなる過去を思い出すことがある。
小学生の時にカッコつけしいだった自分やパソコンの授業中にふざけた結果、ガラスを割ってしまったコト。
中学生時代にはモブで3軍なのにホームルームで生意気言って女子からフルボッコにされ総スカンを喰らったことや運動会の役割決めで立候補したのに圧倒的支持のなさで敗れ去った事。
それに男子校に通っていた頃。その時期のロンドンハーツはゴールデンタイム真っ只中で、その中でもブラックメールという企画が大メインコーナーで、それを模倣し他校の女子を紹介すると言われ交換した相手がゴリゴリの男で騙された過去もあったり。
大学時代も社会人時代もそんな思いに至った経験が枚挙に遑がなく、そんなことを時々思い出しては頭を抱えたい気持ちになぜか仕事中脳内に巡ってしまうのだ。
はっきりいって自意識過剰だと思う。
そんな顔を赤らめるような出来事は人それぞれあるはずだし、そういう経験って大抵は時間が解決してくれることの方が多いだろう。
でも自分にはそれが当てはまらない。一度思い出すと背中がゾクッとし、脳内が熱くなる。そしてわき叫びたくなる記憶はいつも鮮明で。そのあとは平静を装いながらも「嫌な記憶だな…」と変なうすら笑いを浮かべ、脳内の自意識を司る部分を焼き消したいと心の底から思う。その時は。
日常でも自意識過剰な頭は自分を引きずっている。
仕事中に何かを指示しようとする時、人と会話する時、マッチングアプリでいいね!をする時。
なにか行動に移そうとした自分の背後には相手…つまり他人の目を気にする黒い自意識がナイフを突き立てているような感覚で、ネガティブな感情に包まれるのだ。特に疲れている時はそれが顕著で、たまに逃避したくなる時もある。
自意識の波にのまれて、ほんとにやりたいコトが見えなくなっているのかもしれない。
なぜそんなことを突然noteに書き出したのはなぜなのか?
今ここに吐き出した自分と案外同じような経験をしている人がいるかもしれないと思ったことやこれを見てくれた誰かから「そんなことないよ」という反応があれば、今まで突き立てられ続けていたナイフを払って、振り切って前に遠くへ走り出せるかもしれないというちょっとだけポジティブな気持ちになったからだ。
気づけば自分も30半ば。そんな波をそろそろ乗りこなさないといけないのだ。
そんなことを思いながらこうパソコンに向かい続けて約1時間。
早くも軽くこんな記事書いたって誰も読まないんじゃないかという変な自意識も湧き出てきて自分を引きずり出そうとしている気もする。が、そこを振り切ってこうしてnoteの記事としてあげることとする。
こうして描き続けると日付が変わって4月1日になった。今日から新年度。世の中には避けなきゃいけないものもあるけど、それを避けながらも前へ一歩踏み出す勇気を持ちながら行動できればいいなと思う。
この意気込みはエイプリルフールでは、ない。